宮崎あおい、サプライズ登場 細田守監督びっくり「何年ぶりですか!」
女優の宮崎あおい(崎は正式には「たつさき」)が11日、都内で開催されたアニメーション映画『竜とそばかすの姫』大ヒット御礼舞台あいさつ&ティーチインに、細田守監督と共に出席。サプライズ登場で細田監督を「何年ぶりですか!」と驚かせた。
【写真】サプライズ登場で、細田守監督を驚かせた宮崎あおい
本作は、インターネットの世界を舞台に、世界の片隅で自分を失ってしまった少女が開く新しい扉、未知との遭遇、成長していく姿をリアル×ファンタジーを通じ描いた物語。この日のイベントでは、まず細田監督が単独で登壇。その後、細田監督による『おおかみこどもの雨と雪』『バケモノの子』の過去2作品に参加した宮崎がサプライズで登場した。
宮崎の姿が見えると、細田監督は目を見開き「わー久しぶりです! 何年ぶりですか!」と感激。宮崎は「お邪魔します。(今作には)全然関係ないんですけどスタッフの方に声を掛けていただいて『うれしい!』と思って飛んできてしまいました」と笑顔でサプライズの経緯を説明した。
宮崎は「昨日会った10代の女の子が『“おおかみこども”が好きなんです』って話をしてくれて、私の顔はたぶん分からなかったので私がやっているというよりも、映画が好きっていうことで私のことも知ってくれていて、だから目をつむりながら私の声を聴いてくれたりして」とイベント前日のエピソードを披露。
続けて「時間が経っても観てくださっている方がいる。特に今は(『竜とそばかすの姫』が)公開されているので過去の作品も観ている方が多いんだなと感じてうれしくなりました」としみじみと語った。
また細田監督については「本当に丁寧に演出してくださる」としたうえで、「本当に優しいんですけど、瞳の奥で『ん? それでいいのかな?』みたいに問いかけられているような、毎回良い緊張感を持ちながら関われるお仕事なので、楽しいです」と話した。
一方、細田監督は「あおいさんのおかげで映画をリアリティ持って作れることの喜びをかみ締めながら『おおかみこどもの雨と雪』と『バケモノの子』を作らせてもらいました」と宮崎に感謝。さらに「“おおかみこども”はお母さんの話だけど、今あおいさんもリアルお母さんだから、より映画の中の(宮崎が演じた)花に近づいたような、すてきなお母さんにおなりになった」と目を細めていた。