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新生「America」に乗せてダンス! スピルバーグ版『ウエスト・サイド・ストーリー』新映像解禁

映画

映画『ウエスト・サイド・ストーリー』場面写真
映画『ウエスト・サイド・ストーリー』場面写真(C)2021 20th Century Studios. All Rights Reserved.

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スティーヴン・スピルバーグ

スティーヴン・ソンドハイム

 映画『ウエスト・サイド・ストーリー』より、ダンスナンバー「America」がニューヨークの街に鳴り響く華やかなダンスシーンを映し出す新映像が解禁された。

【動画】「America」「Mambo」解禁 『ウエスト・サイド・ストーリー』新映像

 伝説のミュージカルをスティーヴン・スピルバーグ監督が映画化する本作は、混沌とした時代の中、偏見と闘いながら夢を追いかける、“今”を生きた若者たちの禁断のラブストーリーを描くミュージカル・エンターテインメント。

 物語の舞台は1950年代のニューヨーク。マンハッタンのウエスト・サイドには、夢や成功を求める多くの移民たちがいた。差別や偏見に満ちた社会の中で、各グループは敵対し合っていく。特に、ポーランド系移民グループのジェッツとプエルトリコ系移民グループのシャークスは激しく対立していた。ある夜のダンスパーティーで、ジェッツの元リーダーのトニーは、シャークスのリーダーの妹マリアに出会い、一瞬で引かれ合う。このふたりの禁断の恋が、多くの人々の運命を変えていくことも知らずに…。

 新映像は、ダンスホールでの情熱的なダンスシーンで始まる。シャークスのリーダー、ベルナルドの恋人アニータの掛け声を合図に、ラテン系の陽気な音楽が軽快に流れ出し、ダンスホールは熱狂に包まれる。そんな中、運命的な出会いを果たしたトニーとマリア。周囲の反対をよそに引かれ合っていく2人が、非常階段で手を取り合う様子も描かれている。

 終盤では、アニータやベルナルドを中心としたシャークスのメンバーたちがウエスト・サイドの街へと飛び出し、エネルギッシュにダンスを踊るミュージカルシーン。これまで数々の名作で人々を魅了してきた巨匠スピルバーグの手腕が光る映像となっている。

 『ウエスト・サイド・ストーリー』と言えば、レナード・バーンスタイン(作曲)とスティーヴン・ソンドハイム(作詞)のタッグが手掛けた名曲の数々が印象的だ。これまで解禁されてきた映像では、「Somewhere」や「Tonight」の一部を聴くことができたが、雰囲気ががらりと変わった新映像では、アップテンポなダンスナンバー「Mambo」と「America」が初解禁された。

 躍動感たっぷりのダンスシーンとともに流れる新生「America」は、シャークスのメンバーが、異なる場所で育った人々が集う地“アメリカ”を褒めたたえる楽曲。“異なる立場の者は、手を取り合うことができるのか?”というテーマの本作の、華やかな一面を歌い上げている。

 幼い頃から本作の映画化を夢見ていたスピルバーグ監督が「私はクラシック音楽に囲まれて育ち、“ウエスト・サイド・ストーリー”は、うちのファミリーが初めて許したポピュラー音楽だった。私は虜になったよ」と明かすように、巨匠をとりこにした楽曲のひとつとして長年愛され続けてきた「America」。思わず口ずさみたくなるようなメロディーが、まだお披露目されていない名曲への期待感を高める。

 映画『ウエスト・サイド・ストーリー』は、12月10日より全国公開。

映画『ウエスト・サイド・ストーリー』新映像「America(アメリカ)」編

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