アダム・ドライバーが歌う！ カラックス8年ぶり新作“ロック・オペラ・ミュージカル”来春公開
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俳優アダム・ドライバーと女優マリオン・コティヤールがダブル主演を務める、第74回カンヌ国際映画祭で監督賞を受賞したレオス・カラックス監督最新作『ANNETTE（原題）』が、邦題を『アネット』として2022年春に公開されることが決定。シーン写真1点が解禁された。
【写真】アダム・ドライバー、マリオン・コティヤール、カラックス監督 第74回カンヌ国際映画祭にて
35年間で発表した長編作品は6本と寡作ながら、その卓越した演出力と圧倒的な美的センスによって、世界中に熱狂的なファンを獲得している映画監督レオス・カラックス。1984年、弱冠24歳でカンヌ映画祭に登場し、“アンファン・テリブル（恐るべき子ども）”と評された長編デビュー作『ボーイ・ミーツ・ガール』。その名を世界中に知らしめた『汚れた血』。二度の撮影中断に見舞われながらもロングラン大ヒットを記録した『ポンヌフの恋人』。ハーマン・メルヴィルの小説を映画化した『ポーラX』。そして謎に満ちた迷宮的な内容が高く評価された『ホーリー・モーターズ』。
『ホーリー・モーターズ』以来8年ぶり、6作目となる本作は、アダムとマリオンを主演に迎え、カラックス監督が初めて全編英語でミュージカルに挑んだロック・オペラ・ミュージカル映画。人気スタンダップコメディアンのヘンリー（アダム）と、一流オペラ歌手のアン（マリオン）、そして二人のあいだに生まれたアネットによって、ダークなおとぎ話が繰り広げられる。
原案は、日本でも根強い人気を誇るロン＆ラッセル・メイル兄弟によるポップ・バンド、スパークス。彼らがストーリー仕立てのスタジオアルバム『アネット』として構築していた物語が、スパークスとカラックスの出会いによって映画へと発展。劇中全編を歌で語り、全ての歌をライブ録音するという両者のこだわりと、そこにカラックスならではの映像美が相まって、唯一無二の作品が完成した。また、カラックスが「父親になってからの映画」とその特別な想いを語る本作には、カラックス自身の人生が色濃く反映されている。
主演のアダムが、初めて長編映画のプロデューサーも務めたことも注目を集めている本作。アダムはその理由について「レオスの映画だから。スパークスが作曲したミュージカルだから」「リハーサルや大規模なセットを必要とするような大がかりなシーン、それに多くの未確定要素があったから。全部がチャレンジに思えたけど、唯一無二のものになるだろうと思ったんだ」と、並々ならぬ意気込みをにじませながら語っている。
映画『アネット』は2022年春全国公開。
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