徳川家康役の松本潤、織田信長役の岡田准一との共演「憧れをそのまま役に通せる」
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2023年のNHK大河ドラマ『どうする家康』出演者発表会見が29日にリモートで行われ、主人公・徳川家康役を務める松本潤をはじめ、新たに出演が発表になった岡田准一、有村架純、ムロツヨシ、阿部寛が登壇。ジャニーズの後輩・先輩となる松本と岡田が秘話を明かした。
【写真】松本潤、岡田准一との共演に感激
大河ドラマ第62作の本作は、ひとりの弱き少年が乱世を終わらせた奇跡と希望の物語。映画『ALWAYS 三丁目の夕日』や『コンフィデンスマンJP』シリーズの脚本家・古沢良太が新たな視点で徳川家康の生涯を描く。
主演の松本は、「発表から10ヵ月経ち、少しずつ実感が湧いてきています」と感慨深い様子で明かし、共演者について「ここに一緒に立たせてもらい光栄です。撮影が今から楽しみ」と爽やかな笑み。現在はさまざまな準備をしているそうで、「家康ゆかりの地を巡ったりしています」と打ち明け、「この時代に生きてる中では全く想像つかない時代だというのを肌で感じられて。その世界観を作る準備を少しずつ始めています」と笑顔を見せた。
本作では、家康を“ナイーブで頼りないプリンス”として描くが、今回明らかになったキャスト陣は「どうする、家康?」と迫っていくキャラクターたちとなる。岡田は家康が背中を追い続けた織田信長役で、自身が主演を務めた『軍師官兵衛』(2014年)以来、2回目の大河出演となる。岡田は大河出演を「思い出深い」と言い、本作の出演打診を受けて出演を悩んでいた松本に大河主演を「1年演ずる経験を得れ、宝物のような場所だったと伝えて」と背中を押したそう。また、「織田信長という圧倒的なイメージのある人物にチャレンジできるのは、怖さも楽しみもあります」と口にし、「松潤を支えながらも、役柄的に振り回したい」と意気込んだ。
松本は岡田との共演を「信長と家康の関係性にすごくピッタリだと思う」とうれしそうな表情。また岡田が背中を押してくれたエピソードを挙げ、「そのおかげで自分はここにいます。まさかアドバイスしてもらった時に一緒に並んでしゃべるとは思ってなかったですけど、うれしい言葉をいただいて。実際も先輩なので、その憧れをそのまま役に通していけると思います」としみじみとコメント。そんな松本に岡田は大河の先輩として「早めにスタッフさんにあだ名をつけたほうがいい」とアドバイスを贈り、松本の印象を聞かれ、「クリエイティブな面でこだわりの強い人で、この現場もそこを大事にやっていくのだと思う。今回、僕が(信長を)『やるよ』って伝えたら、いいワインをご馳走してくれました。ケアが半端ない」と絶賛していた。
家康を一番、知り尽くした女・瀬名(築山殿)役の有村は大河初出演になるが、「出演が決まった時はうれしかったです」とニッコリ。松本とはこれまで兄妹、複雑な恋をする先生と生徒という役柄を経て3回目の共演になるが、「次は明るく楽しい夫婦の関係性なので、楽しみです」とはにかんでいた。
ほか、ムロが豊臣秀吉役、阿部が武田信玄を演じる。会見では、制作統括の磯智明チーフ・プロデューサーも登壇し、今川義元役で野村萬斎の出演も発表された。
大河ドラマ『どうする家康』は、NHK総合ほかにて2023年放送。
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