佐藤二朗「暗黒と業の深淵をしかと見届けてほしい」『さがす』キャラクタービジュアル解禁
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俳優の佐藤二朗が主演を務める映画『さがす』より、ミステリアス×衝撃のストーリー展開を予感させるキャラクタービジュアルが解禁。併せて、主演の佐藤とビジュアルデザインを手がけたpropagandaからコメントが到着した。
【写真】『さがす』、佐藤二朗&伊東蒼&清水尋也のキャラクタービジュアル
本作は、長編映画監督デビュー作『岬の兄妹』で国内外から高い評価を受けた片山慎三監督の長編2作目にして商業デビュー作。主演の佐藤がこれまでのユーモラスなパブリックイメージを封印し、不穏な言葉を残して娘の前から姿を消した父・原田智役を務める。また、智の娘・楓役を伊東蒼、指名手配中の連続殺人犯・山内照巳役を清水尋也、自殺志願者・ムクドリ役を森田望智が演じる。
この度解禁されたのは、佐藤演じる消えた父・原田智、伊東演じる父をさがす娘・原田楓、清水演じる指名手配中の連続殺人犯・山内照巳の3人のキャラクタービジュアル。
「指名手配中の連続殺人犯見たんや。捕まえたら300万もらえるで」という言葉を残して消えた父・原田智のキャラクタービジュアルでは「指名手配犯をさがす」の文字と共に、智が険しい顔で山内を見つめている。娘と2人つつましく平凡に生活していた智と連続殺人犯の間に何が起きるのか―。本作の驚天動地の物語展開をいや応なしに予感させる構図となっている。
智を懸命にさがす娘・楓のビジュアルでは、「消えた父をさがす」の文字と共に、楓が山内を見据えている。不安と意志の強さが混在した印象的な表情だ。ある日突然、謎の言葉を残し行方をくらませた父。やがて姿を現した、父の名をかたる連続殺人犯・山内。理由も解決策も皆目見当のつかない状況の中、次々に降りかかってくる苦難に中学生にして強く立ち向かう、楓のたくましい一面がうかがえる。
また、智と楓が見つめる視線の先には、いずれも山内の姿が。山内こそが行方を消した智と楓をつなぐ重要な役どころであることが見て取れる。
そんな山内単体のキャラクタービジュアルでは、まるで獲物に狙いを定めたかのような不敵な表情を浮かべ、手前にうつる“誰か”を見つめている。「死にたい人をさがす」の文字と相まって、連続殺人犯・山内の持つただならぬ不穏さを体現したビジュアルだ。
主演の佐藤は「どこにでもありうる心で妻を愛し、どこにでもありうる感情で娘を愛す。そんな、どこにでもいる中年男が、立っていられぬような過酷な運命に翻弄される。市井に佇み、どこにでも落ちていそうな、貴方にありうる暗黒と業の深淵を、しかと見届けてほしい」とコメントしている。
キャラクタービジュアルで共通することは、登場人物それぞれが何かを“さがしている”こと。その果てに、彼らは何を見つけるのか?
ビジュアルのデザインを手がけた韓国のデザイン会社propagandaは「殺人犯・山内の怪しげな視線と、『被害者』たる智と楓のどこかささくれだった『目つき』を切り取ろうと試みました。本プロジェクトでは、言葉や文化の違いを超えて、アイデアやデザインを共有することができ、とても刺激的でした。近い将来、さらなるコラボレーションの機会があることを楽しみにしています」とコメントしている。
映画『さがす』は、2022年1月21日より全国公開。