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ディオールのアトリエを舞台に2人の人生が交差『オートクチュール』予告編

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映画『オートクチュール』メイン写真
映画『オートクチュール』メイン写真(C)2019 ‐ LES FILMS DU 24 ‐ LES PRODUCTIONS DU RENARD ‐ LES PRODUCTIONS JOUROR

 フランスの名女優ナタリー・バイがディオールのお針子役で主演を務める映画『オートクチュール』より、予告編と場面写真が解禁された。

【動画】現役のお針子の手仕事の美しさが映像で登場! 『オートクチュール』予告編

 本作は、世界最高峰の一流メゾン、ディオールのアトリエを舞台に、孤独を抱えながらも仕事に打ち込んできた孤高のお針子と、夢を見ることさえ知らなかった移民二世の少女の人生が交差する感動の人生賛歌。厳しいオートクチュールの世界で、彼女たちが時に反発し合いながらも、本当に欲しいものを手に入れるまでが繊細に描かれている。

 ディオール専属クチュリエールが衣装監修を務めており、初代“バー”ジャケットや重ねづけされたプリーツが軽やかに揺れる“フランシス・プーランク”ドレス、創業者クリスチャン・ディオール直筆のスケッチ画など、貴重なアーカイブ作品の数々もスクリーンに登場する。監督・脚本はシルヴィー・オハヨン。

 ディオールのアトリエ責任者であるエステルは、次のコレクションを最後に退職が決まっている。準備に追われていたある朝、地下鉄で若い女性にハンドバッグをひったくられてしまう。犯人は郊外にすむジャド。その滑らかに動く指にドレスを縫い上げる才能を直感したエステルは、ジャドを警察に突き出さず、見習いとしてアトリエに迎え入れることに。時に反発し合いながらも、時に母娘のように、親友のように、美の真髄を追い求め濃密な時間を過ごす二人。しかし、プレッシャーと過労からエステルが倒れてしまう。ショーは1週間後に迫っていた…。

 仕事のプレッシャーをチョコレートで発散させる完璧主義者のエステルを演じるのは、フランスの大女優ナタリー・バイ。薔薇に話しかけることしか楽しみがない寂しいプライベートと、アトリエに現れただけで空気がピンと張り詰める責任者としての顔の2面を見事に演じ分けた。そして、わがままな母に振り回されながら、新しい仕事と生活に不器用に挑戦するジャドに、『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』などで注目を浴びるリナ・クードリ。本作では大ベテランのバイ相手に罵り合う、堂々たる演技を見せている。

 予告編は、ハイファッションブランドが軒を並べ、イルミネーションが煌めくパリ・モンテーニュ通りを、ジャド(リナ)が散策しているシーンから始まる。そして彼女がディオールのロゴが掲げられた階段を上がると、そこには繊細な生地に向かい合い、モデルに着せたドレスについて話し合う、お針子たちの緊張感漂う姿が。その中に凛としてたたずむのは、名だたるデザイナーを支えてきた孤高のお針子、エステル(ナタリー)だ。

 そんなエステルはある日、薄暗い地下鉄で若いジャドにハンドバックをひったくられてしまう。盗みを実母に咎められたジャドは、盗んだバッグをエステルに返すが、エステルはジャドの手をとり「あなたのこの手は美しいものを作れる」とスカウト。そして、時に衝突しながらも、アトリエでジャドに“指先から生み出される美”を授けてゆく。最後はジャドが教会で「明日ショーが成功しますように」と真剣に祈る場面で終了。出会うはずのなかったエステルとジャドのドラマチックな人生を予感させるとともに、世界最高峰メゾンの美しい衣装やその制作を支える舞台裏に期待が高まる予告となっている。

 映画『オートクチュール』は3月25日より全国公開。

映画『オートクチュール』予告編

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