クランクイン!

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アルフレッド・ヒッチコック

アルフレッド・ヒッチコック
出身地:イギリス・ロンドン
生年月日:1900/8/13

アルフレッド・ヒッチコック 出演映画作品

  • 去年マリエンバートで〈4Kデジタル・リマスター版〉

    去年マリエンバートで〈4Kデジタル・リマスター版〉

    制作年:2019年10月25日(金)公開

    『夜と霧』『二十四時間の情事』のアラン・レネ監督と“ヌーヴォーロマン”の作家アラン・ロブ=グリエのコラボレーションが生み出した名作を、ファッションブランド・シャネルのサポートで完全修復。映画史上最も難解な作品のひとつと評される一方で精緻な撮影や編集による白昼夢のような映像世界が、時を超えて映画ファンを魅了する1作だ。

  • ハロルドとリリアン ハリウッド・ラブストーリー

    ハロルドとリリアン ハリウッド・ラブストーリー

    制作年:2017年5月27日(土)公開

    傑作として名高い『十戒』やヒッチコックの『鳥』、マイク・ニコルズ監督の『卒業』で印象的なシーンの絵コンテを描いていたハロルド・マイケルソンと、ハリウッドのリサーチャーとして活躍した妻のリリアン。表舞台には出ないが素晴らしい功績を残したおしどり夫婦のライフドキュメンタリー。映画を愛し、映画人に愛されたふたりの夫婦愛に迫る。

  • 泥棒成金〈デジタルリマスター版〉

    泥棒成金〈デジタルリマスター版〉

    制作年:2014年1月25日(土)公開

    巨匠ヒッチコックに愛されたミューズ、グレース・ケリーとケイリー・グラントが共演した名作コメディ・サスペンスがデジタルリマスターで登場。南仏の高級リゾート地を舞台に、元宝石泥棒の男が、自分の名を語る泥棒を追いかけるハメになったことから起こる騒動をコミカルに描く。スクリーンを輝かせるかのようなグレースの魅力満載の1作だ。

  • マーニー〈デジタルリマスター版〉

    制作年:2014年1月25日(土)公開

    陰のある美しさを魅せるティッピ・ヘドレンと初代ジェームズ・ボンド役のショーン・コネリーが共演したサスペンス。幼少期のトラウマが原因で、赤色を異常に恐れ、盗癖を持つ妻とその妻を支えようとする夫の姿を描く。フロイトの精神分析的な要素が全編に散りばめられ、ミステリアスで独特な雰囲気を作り上げているヒッチコックの隠れた名作だ。

  • めまい〈デジタルリマスター版〉

    制作年:2014年1月25日(土)公開

    ヒッチコックの作品群の中でも最高傑作との呼び声高い名作サスペンス。過去のトラウマで高所恐怖症になってしまい辞職した元刑事が、ある人妻の身辺調査を続けるうちに狂気の淵を覗くことになる様を描き出す。キム・ノヴァクの妖艶なる美貌や狂気に陥っていくジェームズ・スチュアートの名演に加え、緊張感漲るカメラワークなど見所満載の1作。

  • ダイヤルMを廻せ!

    制作年:1998年1月31日(土)公開

    「泥棒成金」の監督・主演女優コンビによる殺人ミステリー。夫の策略で殺人犯に追い込まれたヒロインの汚名が晴れるまでを、息もつかせぬサスペンスで盛り上げていく。

  • 泥棒成金

    制作年:1997年11月29日(土)公開

    脂ののりきったヒッチコック話術と、クールでゴージャスなグレース・ケリーの美貌が存分に味わえる1本。名匠が得意とした恋愛サスペンスの中でもとりわけ秀逸なものである。

  • ハリーの災難

    制作年:

    紅葉映えるバーモントの森に男の死体が横たわっていた。これをめぐって繰り広げられるユーモラスなこの物語は、監督自身の言葉“殺人は喜劇である“そのもの。ロケーションの美しさと洗練された演出が絶妙。これでデビューしたマクレーンの軽妙な演技も光る。

  • 知りすぎていた男

    制作年:

    パリの医学会議のあと、妻子を連れてモロッコを訪れたベン。ところが現地で知り合ったルイが、“アンブローズ・チャペル“という言葉を残して何者かに殺され、彼らの楽しいはずの休暇に暗雲が。犯人は某国首相の暗殺をたくらむ一団で、ベンの息子を誘拐し、彼の口をふさごうとする。息子を気づかいながら、ベンは犯人の行方を追うが……。日常生活のなかで、誰もが気が付かないようなところに、巧みな“罠“を仕掛けるヒッチコック監督。ロケ地となったモロッコの片田舎マラケシュに漂う異国情緒も効果的に使い、怒りと恐怖感を銀幕いっぱいに

  • ヒッチコックのファミリー・プロット

    制作年:

    女霊媒師と運転手の詐欺コンビ、身代金には必ずダイヤを要求する誘拐の達人カップル。この二組のアベックの遭遇を、軽妙洒脱に語るヒッチコックの監督第53作。残念ながら本作が遺作となった。運転手に扮したB・ダーンの好演が光る。DVDタイトルは「ファミリー・プロット」。

  • 引き裂かれたカーテン

    制作年:

    ヒッチコック50本目、そして監督生活40年の記念すべきスリリングなスパイ・アクション。東ドイツへの亡命者を装い、東側の軍事秘密を探ろうとするアメリカのスパイで、科学者のマイケル。彼はそれを知った当局に追われることになるが……。主人公の婚約者に扮するアンドリュースの珍しいベッド・シーンも見もの。

  • 間違えられた男

    制作年:

    現実に起きた事件を題材にしたサスペンスで、ヒッチコックのなかでも異色な作品。ニューヨークのクラブでベースを弾いているマニーは、二人の息子がいるうえ、妻は歯医者に数百ドルを支払わねばならない。マニーは妻に生命保険をかけて、そこから借金することにした。翌日保険会社に現れたマニーの顔を見て受付の女性が、昨年この事務所を襲った犯人だと証言する。マニーは逮捕され、被害者たちも一様に彼を犯人だと指し示すのだった。ドキュメンタリー・タッチと白黒画面がリアルな効果を上げる、それまでのヒッチコックものとは、趣を異にし

  • ジュノーと孔雀

    制作年:

    ヒッチコック監督初期の劇場未公開作。サスペンスではなく、人妻の苦悩を描いた悲劇ドラマだ。冒頭での被弾シーンをはじめ、機関銃の効果音の使い方などに監督のセンスが見え隠れする。革命運動が激しいダブリンに住む、夫妻とその息子と娘の4人家族。だが、まともに働いているのは妻だけで、夫は酒浸りで息子は罪を犯して指名手配中の身。そんな時、幸運らしき話が舞い込む。

  • ジュノーと孔雀

    制作年:

    ヒッチコック監督初期の劇場未公開作。サスペンスではなく、人妻の苦悩を描いた悲劇ドラマだ。冒頭での被弾シーンをはじめ、機関銃の効果音の使い方などに監督のセンスが見え隠れする。革命運動が激しいダブリンに住む、夫妻とその息子と娘の4人家族。だが、まともに働いているのは妻だけで、夫は酒浸りで息子は罪を犯して指名手配中の身。そんな時、幸運らしき話が舞い込む。

  • おかしな成金夫婦

    制作年:

    夫婦仲の冷めたヤング・カップルに突然大金が転がり込み、二人は退屈しのぎに世界一周の旅に出るのだが……。旅の道中で起こる思わぬハプニングをユーモアを交えて撮った、ヒッチコックのトーキー初期の珍品。各国ロケは当時にしては珍しい。ビデオは、別題「リッチ・アンド・ストレンジ」でも発売。

  • エルストリー・コーリング

    制作年:

    A・ヒッチコックをはじめ4人の監督による共作で、ヒッチコック自身はワン・シークエンスを担当しているだけ。TVが珍しかった頃、映らなくなったTVと悪戦苦闘するオヤジ(この部分がヒッチコック)と、テレビ中継されているミュージック・スタジオの模様を同時に描いていく。

  • 鳥〈1963年〉

    制作年:

    サンフランシスコの近郊にある漁村。ある日、一羽の鴎が若い女性の額を襲った。翌日、大群の鴎が押し寄せ、暖炉からは無数の小鳥が侵入してくる。ついに鳥の襲撃が始まり、人々は原因もわからぬまま逃げまどう。ヒッチコックがD・デュ・モーリアの短編をもとに撮り上げた恐怖映画の傑作。

  • 北北西に進路を取れ

    制作年:

    広告会社を経営するロジャーは、キャプランという男に間違えられて誘拐され、タウンゼントと称する男にある仕事への協力を強要される……。ふとしたことから国際スパイ団の陰謀に巻き込まれた男が、ニューヨーク、シカゴ、そしてサウスダコタのラシュモア山など各地を転々として追われながら、真犯人を追っていくという意表をついたヒッチコック・パターンが、スケール豊かに展開されていく。主人公をめぐる視覚的サスペンス、時間、空間のあざやかな映像テクニックなど、まさにヒッチコックの“追われ型サスペンス“の集大成といえる傑作。ラシュモア山麓でのクライマックス・シーンはいつまでも心に刻まれる。

  • マーニー

    制作年:

    盗癖のある妻と、彼女を救おうとする夫の心理的葛藤を描いた、ヒッチコック一流のサイコ・サスペンス。求人広告を見てやって来た若い女は逃亡中の女泥棒だった。マークはそれを知りつつ彼女を雇い、やがて二人は結婚するが……。ヘドレンの陰影のある美しさ、S・コネリーのハンサムぶりも魅力的。

  • めまい

    制作年:

    サスペンス美学をきわめたヒッチコックの傑作の一つ。フランスの人気作家チーム、ピエール・ボアロとトーマス・ナルスジャックの原作を、サンフランシスコに舞台を移して映画化。高所恐怖症のため警察を辞めた刑事が友人から妻の監視を依頼される。その彼女が教会の鐘楼から飛び降りようとした時、追いかけて階段を登った彼は“めまい“に襲われ、彼女を見殺しにしてしまう。美しい彼女の姿が忘れられない彼は、ある日、街中で彼女そっくりの女と出会うが……。ヒッチコックならではの多彩な仕掛け、緊張感みなぎるカメラワークは天下一品。妖艶な魅力をふりまくノヴァクの代表作と言えよう。DVDは「ヒッチコック・コレクションII」に収録。

  • トパーズ〈1969年〉

    制作年:

    ヒッチコックの51本目監督作となったスパイ映画。1962年、キューバ危機など緊迫化する東西両陣営の背後で暗躍するスパイの活動が描かれる。亡命者からの情報で自分の属するフランスの情報組織の中に二重スパイがいることを知った主人公の苦悩がサスペンス・タッチで表現されている。

  • 裏窓

    制作年:

    サスペンスの名手C・ウールリッチの短編を、ヒッチコックが映画化した傑作。ニューヨーク、グリニッチ・ヴィレッジのアパート。足を骨折したカメラマンのジェフは、退屈しのぎにのぞき見をしたことから殺人事件に巻き込まれていく。アパートのせまい一室を舞台に、ヒッチコック一流の緊迫感あふれる演出が冴えわたる。

  • フレンジー

    制作年:

    久しぶりに故郷イギリスに帰り、生気をとり戻したヒッチコックが、本領を発揮した佳品。情事のあと、ネクタイを巻きつけて女を絞殺する異常連続殺人事件が発生。犠牲者の一人、結婚相談所の女経営者のもとを訪れた彼女の前夫リチャードを、秘書が犯人と思い込み警察に通報。彼は無実の罪で追われることになる。ところが、彼の行く先々で次々と殺人事件が起こり、こともあろうに彼は真犯人にかくまわれるハメに……。ヒッチコック得意の“追われ型“サスペンスが展開。ネクタイ、タイピンといった小道具の演出も巧みで抜群のスリル感が味わえる。また、死体遺棄の執拗な描写や、警部夫妻の奇妙な私生活描写に、監督独特のユーモアが盛り込まれ、ファンを楽しませてくれる。

  • パラダイン夫人の恋

    制作年:

    ロンドンの若手敏腕弁護士アンソニー・キーンは、名門パラダイン家の当主が毒殺された事件の弁護を持ちかけられた。若く美貌の夫人が逮捕されたが、彼女は死んだ夫に献身的に尽くしていたではなかったか? キーンは夫人に会いにいくが、秘密と溝を感じて不安になる。事実以上に夫人の心に入ることの大切さを感じたキーンは、使用人のラトゥールと夫人の関係に迫るが二人にほんろうされてしまう。次々と出てくる不利な証言。やがて意外な結末が……。謎解きよりも心理に重さを置いたヒッチコックの異色作。マルチ・カメラによる法廷のシーンに注目。

  • 海外特派員

    制作年:

    イギリス時代にスリラーで名をなしたA・ヒッチコックが渡米後、「レベッカ」に続いて発表した作品。舞台は第二次大戦直前のヨーロッパ、オランダの大物政治家の暗殺を目撃したために、政治的陰謀に巻き込まれてしまうアメリカの特派員の冒険を、華麗なタッチで描く。風向きと反対に動く風車、暗殺シーン、雨傘の波を縫って犯人が逃げるシーン、コクピットにカメラを据えっぱなしで捉えた飛行機が墜落するシーンなど、必見の見せ場がこれでもかというように連発される。二転三転のドンデン返しに満ちた物語展開で、観る者を飽きさせないヒッチコックの手腕は見事の一語につきる。主演の話を蹴ったゲイリー・クーパーが、できた映画を見て地団駄を踏んだ話は有名。

  • 殺人!

    制作年:

    ヒッチコックのイギリス時代の作品。ロンドンの劇団の花形女優が殺され、現場には同じ劇団の若い女優が火かき棒を手にぼう然として立っていた。彼女は逮捕され、起訴された。有罪は確定的だったが、陪審員の一人でアマチュア探偵を気取るサー・ジョンだけは疑問に思い、独自に調べてみると……。

  • ロープ

    制作年:

    ロープ&レオポルド事件に基づくパトリック・ハミルトンの戯曲の映画化。マンハッタンのアパートを舞台に大学生二人が、自分たちの優秀性を証明するために同級生を絞殺し、衣装箱に死体を詰める。二人はさらにスリルを味わうために殺人現場のアパートの一室でパーティーを開き、被害者の父や、恋人たちを招く。一同を前に二人は衣装箱の上に酒や食物を並べ、手のこんだ演出をみせるが、やがて死体を見せたい衝動にかられていく……。夕方から夜にかけての1時間半を、映画の進行時間と現実時間を一致させ、1シーン1カットにまとめた実験作。ヒッチコック最初のカラー・スリラーでもある。

  • リング〈1927年〉

    制作年:

    見せ物小屋で無敵を誇るジャック。そんな彼に挑戦し、善戦した青年ボブはメキメキと頭角を現わし、ついにボクシングのチャンピオンとなる。そしてボブはジャックの恋人ネリーに惹かれ愛を告白、彼女の心も揺れ動く。ヒッチコックがサスペンスではなく、男女の三角関係を描いた、異色の未公開作品。

  • リング〈1927年〉

    制作年:

    見せ物小屋で無敵を誇るジャック。そんな彼に挑戦し、善戦した青年ボブはメキメキと頭角を現わし、ついにボクシングのチャンピオンとなる。そしてボブはジャックの恋人ネリーに惹かれ愛を告白、彼女の心も揺れ動く。ヒッチコックがサスペンスではなく、男女の三角関係を描いた、異色の未公開作品。

  • 第十七番

    制作年:

    ヒッチコックがイギリス時代に監督した、スラップスティック調のコメディ。宝石泥棒を追う刑事が、“十七番“と呼ばれる廃屋で、ベンという謎の男と出会う。その後、宝石争奪戦が展開。貨物列車で逃走する3人の泥棒を追う刑事とベン。そして冒険好きの若い女を巻き込み、話は意外な方向へと向かう。

  • 第十七番

    制作年:

    ヒッチコックがイギリス時代に監督した、スラップスティック調のコメディ。宝石泥棒を追う刑事が、“十七番“と呼ばれる廃屋で、ベンという謎の男と出会う。その後、宝石争奪戦が展開。貨物列車で逃走する3人の泥棒を追う刑事とベン。そして冒険好きの若い女を巻き込み、話は意外な方向へと向かう。

  • 農夫の妻

    制作年:

    ヒッチコックが描くヒューマン・コメディ。農夫のスウィートランドは、5年前に妻を亡くし、それ以来やもめ暮らし。そろそろ妻を探そうと、家政婦のアラミンタに相談する。そして候補にあがった近所の女を一人ずつ訪ねる彼だったが、ことごとく追い払われて落ち込んでしまう。

  • シャンパーニュ

    制作年:

    恋人との結婚を反対され、フランスへ家出してきた金持ちの娘ベティ、父親は彼女に世間の厳しさを教えるために破産したことにする。キャバレーに勤めたベティは客になるべくシャンパンを飲ませようとするなど悪戦苦闘。やがて人間的に成長し父も結婚を認める。ヒッチコックのイギリス時代の道徳喜劇。

  • スキン・ゲーム

    制作年:

    新興成金のホーンブローワ家の息子ロルフは、名家ヒルクリスト家の令嬢ジルを愛してしまう。ロルフの父は息子の望みを叶えるため、結婚を申し込みにヒルクリスト家を訪れるが断られる。実はヒルクリスト家では、ロルフの義理の姉の過去を知っていて、それをネタに土地を手に入れようとしていたのだ。文豪ゴールズワージーの戯曲をヒッチコックが映画化したサスペンス。

  • スキン・ゲーム

    制作年:

    新興成金のホーンブローワ家の息子ロルフは、名家ヒルクリスト家の令嬢ジルを愛してしまう。ロルフの父は息子の望みを叶えるため、結婚を申し込みにヒルクリスト家を訪れるが断られる。実はヒルクリスト家では、ロルフの義理の姉の過去を知っていて、それをネタに土地を手に入れようとしていたのだ。文豪ゴールズワージーの戯曲をヒッチコックが映画化したサスペンス。

  • 下宿人

    制作年:

    ヒッチコック監督第3作目となるサイレント時代の本格的サスペンス映画。映画的才気に満ちた野心作で、入念に撮り上げた死体のクローズアップをはじめ、犯人が部屋で歩き回る姿をガラス張りの床下から撮ったりと、字幕にはできない映像表現が鮮烈。ファンにはおなじみの監督自身のチョイ役出演も。霧のロンドンで金髪の女を狙う連続殺人事件が発生する。犯人は何者なのか?

  • 下宿人

    制作年:

    ヒッチコック監督第3作目となるサイレント時代の本格的サスペンス映画。映画的才気に満ちた野心作で、入念に撮り上げた死体のクローズアップをはじめ、犯人が部屋で歩き回る姿をガラス張りの床下から撮ったりと、字幕にはできない映像表現が鮮烈。ファンにはおなじみの監督自身のチョイ役出演も。霧のロンドンで金髪の女を狙う連続殺人事件が発生する。犯人は何者なのか?

  • マンクスマン

    制作年:

    ケインの有名な文芸小説を原作にヒッチコックが撮り上げた、監督作品として最後となるサイレント映画。イメージ映像をフィーチャーしながら、男女の三角関係の行方を終始緊張したテンションを保ちながら描き出す。二人の男と一人の女は幼なじみ。そのうち一人が彼女に求愛したが、貧乏を理由に彼女の父親に拒否されてしまう。彼は出稼ぎに旅立つが、やがて訃報が届く。

  • 舞台恐怖症

    制作年:

    「ロープ」「山羊座のもとに」などで長回し技巧を試行錯誤してきたヒッチコックが、久しぶりに編集の妙味を存分に利用した作品。演劇学校の学生イヴは同級生のジョナサンを殺人事件に巻き込まれた窮地から救ってやる。スターのシャーロットの夫が何者かに殺され、その疑いがかかっているという。イヴは父親や刑事の手助けにとメイドになってシャーロットのもとへと乗り込む。謎解きを中心にすえ、演劇界の舞台裏、複雑な人間関係、大道具・小道具などをサスペンスの材料に取り入れた作品。フラッシュバックそのものが手がかりになることに注目。

  • 山羊座のもとに

    制作年:

    1830年代オーストラリアのシドニー。土地の名士サムとその妻ヘンリエッタのもとへ、故国アイルランドから友人がやって来る。二人には暗い過去があったが……。ヒッチコックには珍しいコスチューム・プレイ。長回しを多用した独特のスタイルはヒッチコックならではのもの。名手カーディフの撮影も見逃せない。

  • 見知らぬ乗客

    制作年:

    ハイスミスの原作をハードボイルドの名匠チャンドラーが脚色。妻と別れたがっていた男が、列車に乗り合わせた見知らぬ乗客から、“交換殺人”の話を持ちかけられる……。ヒッチコック演出の妙味が堪能できるサスペンスの秀作。異常殺人者に扮するウォーカーの好演が恐怖を盛り上げる。

  • 逃走迷路

    制作年:

    無実の男が警察に追われながらも、真犯人を突き止めるヒッチコックお得意の“追われ型サスペンス”の会心作。航空会社で働くバリー・ケインは、ふとしたことでナチ破壊工作の殺人事件に巻き込まれる……。意表をつく大胆なストーリー展開が、逃走劇の面白さに拍車をかける。

  • 白い恐怖

    制作年:

    恐怖小説で有名なF・ビーディングの原作を映画化したヒッチコック得意のラブ・サスペンスもの。精神科の女医と医学博士の恋に絡む殺人事件。男の過去には恐るべき秘密があった……。シュールレアリスムの画家サルバドール・ダリによる夢想場面が見もの。

  • 疑惑の影

    制作年:

    退屈な日々を過ごす、娘チャーリーの所へ、突然彼女の叔父が現れ、しばらく一家とともに暮らすことになる。自分と同じ名前をもつこの叔父を娘は幼い頃から敬愛しており、彼女は大歓迎だったが、その叔父にはどうも不審な点が多かった。やがて二人の探偵がやって来て、叔父に殺人容疑がかかっていることが知らされる。娘は不安になり、調べだした新聞には未亡人殺しの記事が載っていた。しかも叔父がみやげにくれた指輪に彫ってあったイニシャルは被害者のそれと同じ。果たして叔父は本当に殺人犯なのか。娘の不安は恐怖へと変わっていく……。登場人物の恐怖心理を巧みに映像化したヒッチコック中期の傑作の一つ。クロード・シャブロルとエリック・ロメールが“めくるめく鏡面界”と分析したように二人のチャーリー、二人の探偵、列車の走るシーンが二つ……。など二組のペアが次々と登場。また特筆に値するのがJ・ヴァレンタインの撮影で、緻密な映像が不安感を見事に盛り上げている。

  • ヒッチコックの恐喝〈ゆすり〉

    制作年:

    劇場未公開のヒッチコック初期の貴重な作品。雑貸商の娘アリスは恋仲の刑事フランクと街へ遊びに行ったが、いさかいを起こし、男に誘われてついていった。男は画家で、自室に行くと、アリスは襲われそうになり、逆に男を殺してしまう。事件を担当したフランクは遺留品から犯人がアリスと知った。同じ頃、事件の真相を知った浮浪者がアリスたちをゆすりに来るが、この男は警察の要注意人物で、フランクはこの男に犯罪をなすりつけようとする。駆けつけた警官たちを見て、男は逃走し、最後に大英博物館に逃げ込むが、ドームの上に追い詰められて墜落死した。イギリス映画の記念すべきトーキー第1作。サイレント映画で制作中だったものの一部を作り変えてトーキーにした。ナイフという言葉にアリスが動揺していくシーンのような、トーキー演出とイントロのサイレント・タッチの両方が楽しめる貴重品。

  • ヒッチコックの恐喝〈ゆすり〉

    制作年:

    劇場未公開のヒッチコック初期の貴重な作品。雑貸商の娘アリスは恋仲の刑事フランクと街へ遊びに行ったが、いさかいを起こし、男に誘われてついていった。男は画家で、自室に行くと、アリスは襲われそうになり、逆に男を殺してしまう。事件を担当したフランクは遺留品から犯人がアリスと知った。同じ頃、事件の真相を知った浮浪者がアリスたちをゆすりに来るが、この男は警察の要注意人物で、フランクはこの男に犯罪をなすりつけようとする。駆けつけた警官たちを見て、男は逃走し、最後に大英博物館に逃げ込むが、ドームの上に追い詰められて墜落死した。イギリス映画の記念すべきトーキー第1作。サイレント映画で制作中だったものの一部を作り変えてトーキーにした。ナイフという言葉にアリスが動揺していくシーンのような、トーキー演出とイントロのサイレント・タッチの両方が楽しめる貴重品。

  • スミス夫妻

    制作年:

    アメリカに進出したヒッチコックの第3作で、典型的なアメリカン・ロマンティック・コメディ。離婚したカップルが、嫉妬しあったり、追いかけ、追いかけられたり、様々なトラブルの末にまたヨリを戻す。ヒッチコック作品の中では特異な存在となった一作。

  • 私は告白する

    制作年:

    カナダのケベックが舞台。事件の真相と犯人を知りながら、殺人者の告白を明かせず苦しむ神父と、それを追及する刑事の執拗な姿を描くヒッチコックのスリラー。ポール・アンセルムの舞台劇の映画化。

  • 救命艇

    制作年:

    第二次大戦中、1隻の商船がドイツ軍潜水艦に撃沈され、生き残った男女7人が小さな救命艇に乗り込む。そこへ商船爆発のあおりを受け、こちらも沈没してしまった潜水艦のドイツ兵が泳ぎ着く。彼を救うべきか見捨てるべきか悩む7人だが、救命艇を操作できるのはそのドイツ兵のみで、全員の運命が彼にゆだねられることになる……。小さな救命艇の中のみでドラマが展開し、カメラも外に出ることがないヒッチコックの実験的作品。また、「下宿人」(1926)以降、必ず自作中に登場したヒッチコックが、この限られたボートの中でアッと驚く登場を見せている。

  • バルカン超特急

    バルカン超特急

    制作年:

    列車を舞台にしたサスペンス・ドラマは、「007/ロシアより愛をこめて」「オリエント急行殺人事件」など数多く作られているが、この作品はそれらの原点となるものだ。物語は雪で立ち往生した列車の乗客が、駅のそばのホテルに泊まるはめになるところから始まる。老婦人、クリケット好きの二人連れ、人妻、弁護士、作曲家などが一夜を過ごすのだが、そこで殺人が発生。翌朝、列車に戻った乗客たちは旅を続けるが、今度は、コンパートメントに乗り合わせた老婦人が突然消えてしまうという奇怪な事件が起こる。疾走する密室というヒッチコックらしい設定、センスのある会話、連続するスリルとアクションは第一級の趣。

  • 第3逃亡者

    第3逃亡者

    制作年:

    ヒッチコック監督がイギリス時代に発表した“追われ型サスペンス”の秀作。ふとしたことからある組織の陰謀に巻き込まれ、無実の罪で当局に追われる青年の冒険物語。青年の必死の逃避行によって、話は意外な方向に進展していく……。状況を巧みに映し出す撮影が秀逸。

  • 断崖

    制作年:

    ヒッチコック監督の心理サスペンス・スリラー。富豪の娘リーナは好男子ジョニーと熱烈な恋に落ち、結婚。だがリーナは、次第に夫の財産管理や友人関係に不安を抱き始める……。若妻の被害妄想を日常生活から巧みに表現した秀作。

  • サボタージュ〈1936年〉

    制作年:

    破壊工作活動をする無政府主義者の夫と、その正体を知らぬ妻。夫が時限爆弾を運ばせたため、妻の弟は爆死。弟の復讐に燃える妻は、夫を刺殺し、完全犯罪をもくろむが……。日本未公開のヒッチコック作品。

  • 暗殺者の家

    制作年:

    数人のロシア人アナーキストがロンドンに潜伏、ウィンストン・チャーチルは、彼らを捕らえるように命じた。後にカラーで「知りすぎていた男」として再映画化された作品。サスペンスを盛り上げるために様々な技法を駆使したヒッチコックの演出が光る。

  • 間諜最後の日

    制作年:

    S・モームの小説『アシェンデン』を映画化したスパイ・サスペンス。第一次世界大戦中、イギリス諜報機関のアシェンデンは、敵のスパイの動静をさぐるためスイスへ。彼は敵と間違えて、無実の旅行者を殺してしまう。

  • レベッカ〈1940年〉

    制作年:

    モンテカルロでイギリスの大金持ち紳士マキシムと知り合った美しいアメリカ娘は、彼の2度目の妻となり、大邸宅へ。しかし家事いっさいを取り仕切る先妻レベッカの召使に冷たくされて……。原作はデュ・モーリア女史のベスト・セラー。ヒッチコックの渡米第1作。

  • 三十九夜

    制作年:

    主人公の外交官が国際スパイ組織の暗殺事件に巻き込まれ、数々の危機にあいながらも事件を解決していく。ヒッチコックが影響を受けたと自ら語るバカンの小説を映画化。「北北西に進路を取れ」の原型になったともいわれる、イギリス時代の作品。

  • 汚名

    汚名

    制作年:

    南米に逃れたナチの大物を追うFBI捜査官と、売国奴の汚名を着せられた父を持つ娘アリシアの虚々実々の駆け引きが展開される。サスペンスよりも、二人のメロドラマ風なシークエンスが強調された、ヒッチコック作品のなかでも異色なドラマ。

  • 巌窟の野獣

    制作年:

    1819年、イギリス西南部のコーンウォール。母を亡くし、一人になったメアリーは、故郷のアイルランドを離れて伯母をたより、ジャマイカ・インにやって来た。しかし、そこは浮浪者や泥棒の巣窟だった……。ヒッチコックが渡米直前に手掛けたスリラー。

  • ふしだらな女

    制作年:

    巨匠A・ヒッチコックの映画手法が冴えを見せる、監督第5作目に当たるサイレント作品。当時の人気作家カワードによる戯曲の映画化。華やかなリヴィエラを舞台にしたり、オーバーラップの効果的な使い方など、映画としてのオリジナリティーを提示する。離婚が厳禁だった頃の話。恋に落ちた末、恋人を自殺に追いやってしまったヒロイン。人々から非難される彼女だが、さらに悲惨な事態が巻き起こる。

  • サイコ〈1960年〉

    制作年:

    女が恋人のために4万ドルの金を横領し、一人の青年が管理するさびれたモーテルに投宿する。そこで悪夢のような事件が始まった……。異常心理をテーマにしたヒッチコックの恐怖スリラーで、最後のハッとさせる結末まで、そのテクニックの冴えは見事。公開当時、ラスト30分間、観客の入場を止めたことでも話題になった。

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