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倍賞美津子

倍賞美津子
出身地:茨城県
生年月日:1946/11/22

倍賞美津子 出演映画作品

  • 52ヘルツのクジラたち

    52ヘルツのクジラたち

    制作年:2024年03月01日(金)公開

    2021年本屋大賞に輝いた、町田そのこのベストセラー小説を、杉咲花を主演に迎え映画化した。家族から搾取されて傷ついた辛い記憶を持つ女性が、虐待を受けている少年を助け、自らを救った人物を思い出す様子を描き出す。監督は『八日目の蝉』の成島出。共演は志尊淳、宮沢氷魚、小野花梨、桑名桃李、余貴美子、倍賞美津子らが名を連ねている。

  • 異動辞令は音楽隊!

    異動辞令は音楽隊!

    制作年:2022年8月26日(金)公開

    TVドラマや映画などで活躍する阿部寛が主演を務めるヒューマンドラマ。仕事一筋だった刑事が、行き過ぎた捜査が原因で、“警察音楽隊”へ異動を命じられ、それまでとはまったく異なる職務に戸惑いつつも打ち込んでいく姿を描く。監督は『ミッドナイトスワン』の内田英治。共演者には清野菜名、磯村勇斗、高杉真宙、板橋駿谷らが名を連ねている。

  • 護られなかった者たちへ

    護られなかった者たちへ

    制作年:2021年10月1日(金)公開

    “どんでん返しの帝王”の異名をとる中山七里の同名小説を実写映画化したサスペンスドラマ。東日本大震災から9年後の宮城県を舞台に、凄惨な連続殺人事件の容疑者と彼を追い詰める刑事の姿を映し出す。主演の佐藤健をはじめ、阿部寛、清原果耶、倍賞美津子、吉岡秀隆、林遣都などの豪華キャスト陣が集結。『糸』の瀬々敬久が監督を務めている。

  • 糸

    制作年:2020年8月21日(金)公開

    中島みゆきの名曲『糸』をモチーフにしたラブストーリー。平成元年生まれの男女を主人公に、ふたりの18年間にわたる運命的な愛の軌跡を映し出す。ダブル主演を務めるのは、これが3度目の共演となる菅田将暉と小松菜奈。名匠・瀬々敬久監督が平成史を背景にした壮大なスケールの物語を、北海道、東京、沖縄、シンガポールを舞台に紡ぎ出す。

  • 母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。

    母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。

    制作年:2019年2月22日(金)公開

    WEBマガジン『くらげパンチ』にて連載された宮川サトシによるエッセイ漫画を基に、『日々是好日』の大森立嗣監督が映画化した人間ドラマ。いつも母親に支えられていた中年男性が、母との別れとその後の生活を通じて変化していく姿と変わらぬ母と息子の絆を描く。『愛しのアイリーン』の安田顕が主人公を、倍賞美津子が母・明子を好演した。

  • CINEMA FIGHTERS

    CINEMA FIGHTERS

    制作年:2018年1月26日(金)公開

    EXILE TRIBEが所属するLDH JAPANと、ショートフィルムの総合ブランド“ShortShorts“がコラボしたシネマプロジェクトの第1弾。『光』の河瀬直美、『東京喰種 トーキョーグール』の萩原健太郎ら6名の気鋭監督が参加し、EXILE TRIBEの楽曲からインスパイアされた個性豊かな短編ストーリーを作り出す。

  • あやしい彼女

    あやしい彼女

    制作年:2016年4月1日(金)公開

    韓国映画『怪しい彼女』を多部未華子主演でリメイクしたコメディ・ドラマ。毒舌で頑固な73歳のおばあちゃんが突然、20歳に若返り、髪型や名前も変えて再び青春を謳歌する姿を描く。おばあちゃんを倍賞美津子が演じ、多部と共にキュートでコミカルなヒロイン像を作り上げている。監督は『謝罪の王様』『舞妓Haaaan!!!』の水田伸生。

  • メモリーズ・コーナー

    メモリーズ・コーナー

    制作年:2013年2月23日(土)公開

    フランスの新進気鋭監督オドレイ・フーシェ監督が、大震災後の神戸と淡路島を舞台に、フランス人ジャーナリストの女性の視点を通して、喪失感に苦しむ人々とその先にある希望を見つめた人間ドラマ。主演を注目の新人女優デボラ・フランソワが務めるほか、阿部寛や西島秀俊、國村隼、塩見三省、倍賞美津子ら豪華日本人キャストが出演している。

  • 莫逆家族 バクギャクファミーリア

    莫逆家族 バクギャクファミーリア

    制作年:2012年9月8日(土)公開

    『クローズ』と並び不良たちのバイブルとされるコミック『BADBOYS』の人気漫画家・田中宏による『莫逆家族〈バクギャクファミーリア〉』を、『海炭市叙景』の鬼才・熊切和嘉監督がチュートリアルの徳井義実ほか豪華キャストを迎えて実写化。30歳を過ぎ社会の理不尽さに耐え忍ぶ日々を送っていた伝説のワルガキたちが、ある事件をきっかけに結集する。

  • 一枚のハガキ

    制作年:2011年8月6日(土)公開

    98歳にして現役の巨匠・新藤兼人が、映画人生最期の作品と語る最新作。ストーリーの発端は新藤自身の体験が基になっており、戦争に選択の余地なくかり出された庶民に対する思いを込めている。戦争末期、クジを引いてそれぞれの戦地に赴任した中年兵たち。終戦後、その100人のうち6人が生き残って故郷に帰った時、彼らは思わぬ事実に直面する。

  • デンデラ

    制作年:2011年6月25日(土)公開

    カンヌ映画祭でパルムドールに輝いた今村昌平監督の『楢山節考』。それから28年、今村監督の息子である天願大介監督が、佐藤友哉の同名小説を基に、姥捨て山伝説に挑む。さまざまなバックボーンを背負った老婆たちに扮するのは浅丘ルリ子、倍賞美津子、山本陽子、草笛光子というベテラン女優。日本映画界を代表する豪華女優の競演に注目したい。

  • のんちゃんのり弁

    制作年:2009年9月26日(土)公開

    『独立少年合唱団』『いつか読書する日』で多数の映画賞を受賞した緒方明監督が、同名の人気コミックを映画化。子持ちで出戻りの31歳の主婦が、唯一の特技“のり弁作り“をきっかけに、周囲の温かい人々に支えられながら人生の再スタートを切る姿を描く、笑って泣ける人間ドラマだ。小西真奈美がバイタリティあふれるヒロインを好演している。

  • ニセ札

    制作年:2009年4月11日(土)公開

    お笑い芸人、俳優、構成作家、料理人など多彩な分野で活躍する木村祐一の初監督作品。戦後の混乱が続く昭和20年代の山村を舞台に、小学校の女教頭を筆頭とした村人たちの“ニセ札作り計画“の顛末を描く。主演に倍賞美津子、脚本に『松ヶ根乱射事件』の向井康介を迎えるなど、磐石の布陣をひいてデビュー作に挑んだ木村監督の手腕に期待したい。

  • ぐるりのこと。

    ぐるりのこと。

    制作年:2008年6月7日(土)公開

    前作『ハッシュ!』以来、6年ぶりとなる橋口良輔監督最新作。裁判の様子を描く法廷画家の夫と、出版社勤務の妻。ふたりのありふれていながらも、かけがえのない愛の物語を緻密な演出と、圧倒的なテンションで描く。主演の木村多江とリリー・フランキーが渾身の名演を見せるほか、倍賞美津子、寺田農ら実力派共演陣の演技にも魅了される一作だ。

  • ゲド戦記

    制作年:2006年7月29日(土)公開

    世界中に多くの読者を持つ児童文学の傑作「ゲド戦記」が、スタジオジブリの手でアニメ映画化された。監督・脚本を、宮崎駿の息子である宮崎吾朗が担当。均衡が崩れ始めた異世界を舞台に、人間らしい生き方や命の大切さを問いかける。

  • ニワトリはハダシだ

    制作年:2004年11月13日(土)公開

    森崎東監督が、かつて発表した傑作『生きてるうちが花なのよ死んだらそれまでよ党宣言』の作品姿勢を基盤に作り上げた6年ぶりの新作。知的障害者の少年が、警察の汚職を記した帳簿を“暗記”してしまったことから、周囲の人間模様が大きな渦を巻いていく様を、活き活きと追いかける。

  • OUT

    制作年:2002年10月19日(土)公開

    桐野夏生のベストセラーを『ターン』の平山秀幸監督が映画化。殺人を犯した女と、その死体処理をした3人の女の道行きを、悲哀とユーモアと生命力が同居した語り口で、大胆に紡ぎ出す。

  • 陽はまた昇る

    制作年:2002年6月15日(土)公開

    NHK『プロジェクトX』でも取り上げられた“ベータ対VHS戦争“の裏側を、日本ビクター側の奮闘を中心に描き出す再現ドラマ。劣勢状態から一気逆転に賭ける男たちの情熱を謳い上げる。

  • 赤い橋の下のぬるい水

    制作年:2001年11月3日(土)公開

    「カンゾー先生」の今村昌平が、性的ファンタジーをベースにある男女の機微を絶妙の“温度“で切り取った最新作。自身をもてあます女と、収まりどころを失った男の幸福な出会いを綴る。

  • ターン

    制作年:2001年10月13日(土)公開

    “時“をテーマにした北村薫の同名小説を、牧瀬里穂主演で映画化したファンタジー。人っ子ひとりいない奇妙な世界にさまよい込んだ女性の物語が、無人の大都会の風景とともに展開する。

  • 三文役者

    制作年:2000年12月2日(土)公開

    日本映画界の名バイプレーヤーとして活躍した、今は亡き殿山泰司の役者人生を描く人間ドラマ。天衣無縫で多くの人に愛された彼の生き様を、竹中直人がペーソス豊かに演じる。

  • 秘祭

    制作年:1998年05月30日(土)公開

    石原慎太郎が久しぶりに脚本を手がけた1本。沖縄の過疎島の土俗的信仰から生まれた悲劇の行方を、「OKINAWAN BOYS オキナワの少年」の新城卓が描いている。

  • ラブ・レター

    制作年:1998年5月23日(土)公開

    85万部を超えるベストセラーを記録した、浅田次郎の短編集『鉄道員(ぽっぽや)』収録の同名小説を映画化。異国の女性と偽装結婚したチンピラの、刹那の恋を哀切に描き出す。

  • ユキエ

    制作年:1998年02月14日(土)公開

    「午後の遺言状」に続いて新藤兼人が脚本を手がけ、“老い”を正面からたらえた人間ドラマ。アルツハイマー病に冒されたアメリカ在住の日本人女性の人生を、腰の座った語り口で描く。

  • 東京夜曲

    東京夜曲

    制作年:1997年09月13日(土)公開

    数年前に、妻の久子や家族を置いて家を出ていった浜中が東京の片隅にある上宿商店街にふらりと舞い戻った。何事もなかったように父が経営する電気屋で働き始める浜中。久子にひそかに思いを寄せていた青年、朝倉はそんな彼が許せず、過去を調べ始めた。そして、商店街の喫茶店のオーナー・たみと浜中が昔、付き合っていたこと、二人は当然結婚すると思われていたが、突然、たみが大沢という男と結婚したこと、そして、大沢が病死した頃に浜中が町を出ていったらしいことを知る。浜中の出現に心揺さぶられるたみ、何も言わず彼を迎え入れる久子、そして、無口で多くを語ろうとはしない浜中。40代の男女の移ろい、さまよう心を市川準が優しく綴っていく切ない大人の愛の物語。熟達した味を見せる3人の主演俳優の演技も心地よい。

  • うなぎ

    うなぎ

    制作年:1997年05月24日(土)公開

    1997年度カンヌ映画祭で見事グランプリに当たるパルム・ドールを獲得。「黒い雨」以来、8年の空白を経て、ベテラン今村昌平が発表した人間ドラマ。吉村昭の小説『闇にひらめく』を原作に、飼っているウナギにしか心を開かない男の心情の移ろいを見極めようとしている。浮気した妻を殺害し、8年の服役の後、仮出所した男・山下拓郎。理髪店を開き、自戒の日々を送る彼は周囲の人々に心を開くことはなかった。そんなある日、山下は自殺未遂の女性・桂子と出会い、彼女の希望から共同生活を始めることになる。彼女の優しい人柄にふれ、打ち解けていく山下だったが、そんな彼の前にかつての囚人仲間が、さらに桂子の夫までもが現れる……。静かな語り口ながら、鋭い人間観察の目が随所に光る佳作。とぼけた笑いも盛り込まれ、今村の初期作品を思わせる仕上がりとなった。役者陣もそろって好演を見せるが、特に桂子の母親役の市原悦子が怪演を披露して印象的。

  • 時をかける少女〈1997年〉

    制作年:

    【新人、中本奈奈の風情も印象的角川春樹、渾身の純愛物語】 '83年に大林宣彦が映画化した筒井康隆の小説を、4年ぶりに角川春樹が監督。丹念に情景を紡ぐ演出と透明感あるモノクロの撮影が、絶妙のコンビネーションを見せる。

  • ミヨちゃんのためなら全員集合!!

    制作年:

    漢方薬製造工場を経営する伊刈長吉は、工場が悪臭をまき散らすと町民の非難をあびる。しかし、工場周辺の土地を買い占め、ひともうけをたくらむ町のボスの悪事を暴き、名誉を挽回する。デビュー当時の発剌とした倍賞美津子が魅力的。

  • 誰かさんと誰かさんが全員集合!!

    制作年:

    岩下志麻がマドンナに扮しての一編。碇田長吉の営む大日本無念塾で学ぶ4人の塾生は、反抗すると“忍耐・服従・献身“の塾三カ条を唱える長吉に竹刀でしごかれる。そこに結城令子という美女が現れ、長吉たちはたまらず熱をあげて……。

  • セカンドチャンス

    制作年:

    【恋をやり直す好機到来!?女性の恋を描くオムニバス】 かつて愛した男との再会に揺れる3人の女性。世代の異なる彼女たちの想いをビビッドに綴った、3話のドラマが展開する。それぞれのヒロインが他の逸話でもチラリと登場。

  • ツンツン節だよ全員集合!!

    制作年:

    自称一流の手配師・碇田長吉は、“セントラル移動食品“の依頼により自分の故郷から4人の男を集めてくる。長吉は12人分のギャラをピンハネ。4人は豚小屋同然の部屋に押し込められ屋台を引いて奴隷のようにこき使われるが、ついに反撃に転じる。

  • 蝦夷館の決闘

    制作年:

    群像劇仕様のアクション時代もの。徳川幕府の崩壊寸前。公儀御用達の漕船問屋・越後屋の命を受け、蝦夷館の当主に拉致されているロシアの伯爵令嬢・ワルサを救出しようとする江戸三界を食いつめた8人の男たち。彼らとロシア軍、幕府軍が絡んで凄絶な戦いが始まる。

  • 喜劇 夜光族

    制作年:

    毎夜、盛り場のネオンの海を渡り歩く“夜光族“たちを描くコメディ。夜の銀座をいく平木平三は“結ばせ屋“、つまりホステスとお客の縁結びの神様である。結婚から入籍まで世話をして、その謝礼で優雅な暮らしをしているが、娘はそんな父の職業に文句を言うようになってきた……。

  • 大河の一滴

    制作年:

    【自分らしく生きるとは?骨太ヒロインの前進人生自分らしく生きるとは?骨太ヒロインの前進人生】 同名ベストセラーを原作者、五木寛之の原案を基に新藤兼人がシナリオ化。周囲の人々の“死“をバネに、自身の恋に後悔なきようチャレンジするヒロインのポジティブな生き様を綴る。同名ベストセラーを原作者、五木寛之の原案を基に新藤兼人がシナリオ化。周囲の人々の“死“をバネに、自身の恋に後悔なきようチャレンジするヒロインのポジティブな生き様を綴る。

  • 田園のユーウツ

    制作年:

    【知られざる町内会その真実とヒミツ】 ある町の自治会をめぐって繰り広げられる悲喜こもごもをシニカルに見つめた風刺コメディ。“究極のご近所づきあい“ともいうべき町内会の“内部抗争“が、多彩なキャストで綴られていく。

  • ダメおやじ

    制作年:

    かつては不動産会社のホープだったが、結婚して10年、万年ヒラ社員の何をやってもダメな通称ダメおやじと、その家庭の悲喜こもごもを描き出した、笑いとペーソスあふれるナンセンス喜劇。不動産業の昇進試験を受けるための連夜のしごき特訓が展開される。

  • 11’09“01/セプテンバー11

    制作年:

    【私たちにとっての「9・11」とは?11分9秒1に込めたそれぞれの真実】

  • 機関車先生〈2004年〉

    制作年:

    【もの言わぬ先生が“伝える“真実 】 伊集院静の同名小説に、『ヴァイブレータ』の廣木隆一監督が挑戦。昭和30年代の瀬戸内海の小さな島を舞台に、声を失った青年がこの地で再び教鞭をとり、復活を遂げていく姿を真摯に描き出す。これ見よがしの劇的な演出を排し、坂口憲二の“沈黙“にじっくり向き合った映像が、力強い感動を呼び込む。

  • 星になった少年/Shining Boy&Little Randy

    制作年:

    【迷うことなく突き進むこと 】 『誰も知らない』の柳楽優弥の最新主演作。象使いになることを夢見て、修業のため単身タイに渡り、帰国後、志半ばにして夭折した坂本哲夢の半生を映画化。自分自身の確信に従って羽ばたいていった主人公の伸びやかな精神性を、柳楽が噛み締めがいのある表情で見事に体現している。

  • The焼肉ムービー プルコギ

    制作年:

    【見たら絶対食べたくなる、究極の焼肉バトル】 生き別れとなった兄弟の壮絶な焼肉対決を題材に、食と人の温かな関係をコミカルに描いた胃も心も大満足の焼肉映画。松田龍平、山田優ら若手実力派と、本作が遺作となった田村高廣ら個性的なベテラン陣が深みのある人間模様を醸している。またホルモンの本場北九州・小倉でのロケを敢行し、専門家の監修のもと創作された料理の数々がスクリーンを彩る。

  • あしたのジョー

    制作年:

    【山P VS 伊勢谷でついに実写化が実現!】 『ピンポン』の曽利文彦監督が、漫画史に燦然と輝く不朽の名作を実写映画化。矢吹丈に山下智久、力石徹に伊勢谷友介というフォトジェニックな顔合わせを実現。丹下段平を、ボクシングマニアとしても知られる香川照之が演じるという点も観逃せない。『ピンポン』では、コミック、スポーツ、映画の臨界点を極端に押し進めて魅せた監督の手腕に期待したい。

  • ロック ~わんこの島~

    制作年:

    【子犬・ロックが健気に生きる感動の実話】 2000年8月、大噴火により全島民が避難することになった伊豆諸島の三宅島で、逃げ遅れてはぐれてしまった1匹の子犬・ロックを主人公にした感動の実話を映画化。TVドラマ『Dr.コトー診療所』の中江功監督が、佐藤隆太、麻生久美子、倍賞美津子ら実力派俳優陣を揃え、現代社会の中で失われつつある心と心のつながり、家族の在り方、故郷への想いを描く。

  • 童謡物語

    制作年:

    季節の移り変わりとともに、花を求めて日本中を旅する養蜂家。そんな彼らが信州の田舎町で出会った人々との触れあいを描いた作品。信州の山里のひっそりとした美しい自然と、バックに流れる郷愁を誘う懐しい童謡がほのぼのとした印象を与えている。

  • 喜劇 猪突猛進せよ!!

    制作年:

    当時流行のウーマン・リブに押されつつもガンバる男たちの珍騒動。CMディレクターの兄はズッコケ三枚目、かつらのセールスマンをしている弟はハンサムな二枚目。好対照な二人がCMモデルとの結婚をめぐっててんやわんや……。

  • マイフェニックス

    制作年:

    アメフトに青春をかける男たちと、芸術学部写真学科に籍を置き、卒業制作のテーマにアメフトを選んだ女子大生との交流を軸に、就職や恋に悩む若者たちの青春群像を描き出した作品。大下英治の『小説・日本大学』をベースに、日本大学創立100周年記念として製作された。タイトルは日大アメフトチーム名からとっている。

  • ハナ肇の一発大冒険

    制作年:

    「喜劇・一発勝負」と「喜劇・一発大必勝」の間に作られた山田洋次監督・ハナ肇主演の“一発“もの第2作。肉屋の店員・間寛一が見知らぬ女からダイヤを預かってくれと頼まれ、スリリングな冒険旅行が始まる……。倍賞姉妹の使い方がミソ。

  • 夢〈1990年〉

    制作年:

    黒澤明を師と仰ぐスティーヴン・スピルバーグとジョージ・ルーカスが製作に協力し、ワーナー・ブラザースが世界配給を受け持ったという、まさに世界のクロサワならではのスケールの大きな作品。全8話で構成される監督自身の“夢“の世界を、時には美しく、時には残酷に描いたオムニバス形式の映画だ。きつねの嫁入りを見てしまう夢、吹雪の中で雪女に会う夢、戦死した戦友の亡霊が現れる夢、晩年のゴッホに出会う夢……。様々な夢に不安と希望を描き、文明社会への批判と人間の自然とのかかわりの大切さを説いたこの作品は、黒澤明の追求してきたヒューマニズムの結晶といえる。

  • 竹山ひとり旅

    制作年:

    3歳の頃、はしかをこじらせて半失明となってしまった高橋竹山の、津軽三味線に懸けた半生を描いた伝記映画。竹山自身が画面に登場してインタビューに答え、それから劇化された物語が展開するという、ドキュメンタリーとフィクションの枠を取り払った意欲作。

  • 宮本武蔵〈1973年〉

    制作年:

    戦国時代の剣豪・宮本武蔵を描く吉川英治文学の映画化。本作品の前にも何度も映画化されたが、加藤泰監督版は青春チャンバラ活劇といった趣が強い。第1部・関ヶ原の戦いに生き残った武蔵は許嫁のお通と別れて剣の道を進み、吉岡道場の面々を次々に打ち倒す。第2部・宿敵・佐々木小次郎と出会った武蔵は、剣の迷いを沢庵和尚のもとで断ち切り、決戦の巌流島へと向かっていく。青春から成熟へと移っていく武蔵の姿を見事に捉えている。加藤泰特有のローアングル・ショットや、どしゃ降りの雨のシーンなどが作品に陰影を与えている。

  • 人生劇場 青春・愛欲・残侠篇

    制作年:

    小説家を志す青成瓢吉、任侠道に生きる飛車角、吉良常、宮川らの生きる姿と、彼らをめぐる女たちの情熱を描く大河ドラマ。加藤泰はお得意の長回し、ローアングルのカメラで、男と女の愛を情感たっぷりに描いた。大正5年、ヤクザを殺して服役していた吉良常が出所した日の夜、吉良常の主人であった瓢太郎がピストル自殺をする。小説家を志して上京していた瓢太郎の息子・瓢吉は、それを聞いて急いで帰郷した。葬儀を済ませると二人は上京し、飛車角と知り合う。

  • こちら55号 応答せよ!危機百発

    制作年:

    それぞれ欽ちゃんと二郎さんと呼ばれたお笑いコンビ、コント55号が主演した超絶コメディ。本作は野村監督が自身の名作「張込み」をパロッた遊び心も披露した。初恋の相手が忘れられない萩本欽助と、その初恋相手と結婚した蟹形平次郎が刑事コンビとなりヤクザ抗争の珍事件を捜査する。

  • 影武者

    制作年:

    黒澤明が久しぶりに挑んだ時代劇として話題を集め、カンヌ国際映画祭でグランプリを受賞した。外国版プロデューサーとしてフランシス・F・コッポラとジョージ・ルーカスが参加し、アメリカでも公開されて独創的な様式美と壮麗な合戦絵巻が評判を呼んだ。日本での黒澤映画は「どですかでん」以来10年ぶり。ロケは北海道から姫路城、熊本城と日本を縦断し、富士山麓には壮大な武田屋形のオープンセットも建てられた。あやうく処刑をまぬがれた盗人が武田信玄の影武者となり、信玄の幻に威圧されながらも敵をあざむいていくという設定は面白いが、往年の黒澤映画を貫くヒューマニズムが影をひそめたことは否めない。

  • 炎のごとく

    制作年:

    遺作「ざ・鬼太鼓座」がドキュメンタリーのため加藤泰にとっては最後の劇映画。男と女の情念をチャンバラや任侠の世界に描いてきた加藤の集大成とも言える名作である。会津の小鉄と異名をとる一人の博奕打ちが瞽女・おりんを愛しながらも新撰組の近藤勇と出会い、幕末の動乱の中に身を投じていく様をダイナミックに描いてみせた。ワンカットにつき、時には4時間もかけて粘って画面を作った加藤の演出は、TVのインスタント時代劇には見られない骨のあるものを生み出した。

  • 花と龍/青雲編・愛憎編・怒濤編

    制作年:

    火野葦平原作の同名小説を5度目にして初の完全映画化。若松の港を舞台に、一介の沖仲士から身を起こし、九州一帯を支配する大親分にのし上がった男を壮大なスケールで描く。ローアングルを多用した独特のスタイルが魅力。DVDタイトルは「花と龍」。

  • 黒木太郎の愛と冒険

    制作年:

    気弱なくせに冒険好きでおせっかいな42歳の映画スタントマン、黒木太郎を主人公に、東京の片隅に生きる庶民群像の姿を力強く描いた秀作。都会の裏のゴミゴミした風景、風物のシーンにリアリティーがあり、極貧の夫婦の岡本喜八、杉本美樹が印象的。

  • 恋文〈1985年〉

    制作年:

    ある日、夫が昔の恋人が余命いくばくもないと知り、妻と子供を捨てて、かつての恋人のためにいちずに尽くす。一見わがままに見える夫の行動は、男の甘えを持つ萩原健一が演じているため映画的虚構として成り立っている。捨てられる妻を演じる倍賞美津子は、バイタリティーと大いなる母性愛を持つ女として登場。出色の演技を見せ、この年の女優賞を総ナメにした。

  • バカ政ホラ政トッパ政

    制作年:

    銀座を舞台に暴れまわる3人の無鉄砲野郎を描いたアクション映画。無鉄砲3人組と言えば深作欣二監督の傑作「人斬り与太 狂犬三兄弟」(1972)を思い出すが、中島貞夫監督のこの作品では3人はひたすら脳天気に暴れまくる。

  • 愛情物語〈1984年〉

    制作年:

    ミュージカル・ダンサーを目指す少女が、幼い頃から毎年、誕生日にバラの花束を送ってくれる“あしながおじさん”を探して旅に出るという角川春樹監督によるミュージカル映画。劇中劇『カーテン・コール』をはじめ、7曲のダンス・ナンバーを盛り込んだ。

  • 喜劇 女は度胸

    制作年:

    「男はつらいよ」の第1作をはじめ、山田洋次のいくつかの作品の脚本共作者であった森崎東が、山田洋次の原案に基づいて撮り上げた監督デビュー作。働かずに酒に酔っては寝転がっている父、不機嫌な顔で黙々と内職を続ける母、荒っぽいダンプカーの運転手の兄、気弱な自動車修理工の弟からなる桃山家で、兄と弟のそれぞれの恋人が取り違えられることから起こる、下品だが活力あふれる騒動。ささいな言い争いが一気にエスカレートして、怒りを爆発させてドタバタに至る親子ゲンカの場面はもちろんのこと、そんな男たちの怒声を吸い込んでも動じない女たちのバイタリティーも印象的。

  • 人斬り

    制作年:

    幕末の刺客・岡田以蔵の半生を、五社英雄監督が、エネルギッシュに活写した力作である。勝新太郎が岡田以蔵を豪快に演じるが、いささかワンパターンの感はぬぐえない。むしろ田中新兵衛役で出演した三島由紀夫の堂々たる剣客ぶりの方が印象に残る。

  • 離婚しない女

    制作年:

    倍賞姉妹が本格的に映画共演、一人の男をめぐり、女同士火花を散らすというラブロマンス。女二人には家庭があり、両者の間を泳ぐように愛をむさぼる男に扮した萩原健一がはまり役。積極的な女に千恵子、男となかなか一線を越えられない女に美津子とこれまでの二人のイメージを逆転させたようなキャスティングが興味深い。

  • 喜劇 男は愛嬌

    制作年:

    「男はつらいよ・フーテンの寅」に続くバイタリティーあふれる森崎東の喜劇。処女作「女は度胸」の続編にあたり、自分の恋人が実はコールガールだと憶測してやきもきする男の純情が、笑いとペーソスを呼ぶ。鑑別所帰りの不良少女を倍賞美津子が、人のいい寅さんを思わせる船乗りを渥美清が演じている。

  • 冬の華

    制作年:

    TVドラマ『北の国から』などで知られる脚本家、倉本聰が挑む東映ヤクザ映画の世界。倉本は抗争のきっかけをカラオケや名画をめぐるセコい争いに求めたり、チャイコフスキーの引用、話の骨子を“足ながおじさん”にしたりと目先の新しさで独自のヤクザ映画を目指す。結果、日常的平和にまみれたヤクザが現出した。出所した関東東竜会幹部・加納は、自ら殺した兄貴分の娘を陰から応援していたが、ついに会う時がやってくる。

  • 喜劇 女は男のふるさとヨ

    制作年:

    ストリップ斡旋所“新宿芸能社”を舞台に、肉親の愛薄く、幸せな結婚を夢見るマタタビ笠子と、お人好しで笑っていても泣いているような顔の晃子、この二人を中心に、経営者の金沢夫婦、そこに働く踊り子たちの生活からにじみ出る喜怒哀楽をコミカルに描く。腹にすえかねて人糞を流し込んで報復する場面など少々下品ではあるが、バイタリティーあふれる女の痛快さで笑いが弾ける。また、ささやかな結婚祝いをした夜、男にだまされたことを知り号泣する笠子や、受験に失敗して自殺を思いつめた少年を身体で慰めようとして警察にしょっ引かれる晃子のエピソードには、胸をつかれる。

  • 追いつめる

    制作年:

    広域暴力団壊滅に執念を燃やす退職警官の姿を描く辛口アクション・ドラマ。原作は直木賞を受賞した。7年間にわたって浜崎組を追い続けた刑事・志田はその捜査中、誤って仲間を撃ってしまい退職する。だが、その執念は消えず、出所したばかりの組員の協力を得て、浜崎組の幹部たちを捕えることに成功するのだが……。

  • 女衒・ZEGEN

    女衒・ZEGEN

    制作年:

    明治後期から昭和初期にかけて東南アジアを舞台に暗躍した女衒・村岡伊平次の半生を映画化した作品。伊平次は、香港の海賊に捕まっている日本人の娘たちを助け出したことから女衒を始め、やがて商売も繁盛し4つの娼館を経営するまでになる。重喜劇と評される今村独特のユーモア感覚にあふれる作品。「楢山節考」でもを撮影を務めた栃沢正夫が担当している。

  • 江戸川乱歩の陰獣

    江戸川乱歩の陰獣

    制作年:

    江戸川乱歩の怪奇・妖艶な世界を、職人・加藤泰が様式美を強調した絵作りで完全映画化。美貌の人妻・静子に届いた一通の脅迫状。そこには淫らな夫婦の痴態までが克明に記されていた。差出人は異色の推理作家・大江春泥。怯えた彼女は、春泥と対立する本格推理作家・寒川に助けを求める。寒川は快く引き受け春泥の足どりを追うが、見つからない。そこに第2の脅迫状が届き、予告通り静子の夫・六郎が隅田川の船着場に死体で浮かび上がる。さらに調査を続ける寒川は、いつしか静子と恋に落ち、深い関係になる……。映像、美術的面白さと同時に、乱歩らしい二転三転するストーリーも楽しめる本格推理劇。

  • 友よ、静かに暝れ

    制作年:

    町の顔役と癒着する警察に逮捕された大学時代の旧友の窮地を救うため、主人公が巨大な組織に挑んでいくという、ハードボイルド・タッチの友情物語。藤、原田、倍賞はいずれもハマリ役。沖縄を舞台にした映像も、独特の雰囲気が出ている。

  • 喜劇 男の子守唄

    制作年:

    元戦災孤児の独身男が10歳の少年を育てながら、精一杯生きていく姿を描く。チンドン屋とホストクラブ兼業の福田清造は、焼け跡時代に自分を育ててくれたパンパンのお竜の忘れ形見・太郎を育てている。ある日そんな太郎を引き取って教育を受けさせたいと金融業者が申し出てきた。

  • 喜劇 冠婚葬祭入門

    制作年:

    原作は塩月弥栄子のベストセラー『冠婚葬祭入門』というエチケット集である。これを前田陽一と宮川一郎が要領よく喜劇に仕上げた脚本によって出色の出来となった。定年間近のうだつの上がらぬサラリーマンにも、一つだけ取り柄がある。彼は冠婚葬祭の術を心得ており会社関係の冠婚葬祭となるや、俄然生気を得て大張り切りするのだった……。

  • ええじゃないか

    ええじゃないか

    制作年:

    慶応2年、突然日本各地に起こった、欲求不満を踊りに爆発させながら“伊勢まいり”に向かうという“ええじゃないか”騒動。今村監督は、この下層庶民騒動をクライマックスに、江戸の歓楽街・両国に集う種々雑多な人間たちの群像ドラマを描こうとしている。弾圧する側に女たちが尻をまくってみせるシーンが話題になった。

  • 復讐するは我にあり

    復讐するは我にあり

    制作年:

    直木賞を受賞した佐木隆三のノンフィクション小説を原作として、「神々の深き欲望」以来10年ぶりに今村昌平が手掛けたドラマ。原作が話題の作品だけに何度も映画化の話がもち上がり、黒木和雄はじめ何人もの監督が立候補。映画化権を射止めた今村昌平が満を持して演出し、高い評価を得た。5人を殺害したあと全国を逃走した男とその父の相剋を通して、人間の原罪と救済を問う物語で、犯罪心理がカミュの「異邦人」のような不条理なものとして描かれている。検閲によってカットされたシーンが多く、難解な印象を与えるが、ダイナミックな画面と緒形、三國のパワフルな共演は圧倒的。父子対面シーンは鬼気迫る演技。

  • ラストソング

    ラストソング

    制作年:

    ロック・スターになる夢を抱いて、博多から東京に出てきた修吉。成功のためには友も捨て、貧しい生活にも耐えた修吉だったが、彼はディレクターから無情にも“歌をやめてマネージャーになれ”と告げられる……。『北の国から』をはじめとするヒューマン・ドラマの得意な杉田成道による、1990年代の青春群像劇。

  • ションベン・ライダー

    制作年:

    退屈な学校生活を送る3人の中学生、ジョジョ・辞書・ブルースの目の前で、ガキ大将・デブナガが誘拐されてしまった。デブナガの行方を追う3人はいつしか覚醒剤をめぐるヤクザの争いに巻き込まれてしまう。河合美智子、坂上忍らを使って相米慎二が撮った豪快な“ガキ映画”。冒頭の8分間にも及ぶワンシーン・ワンショットの大移動撮影は、3台のクレーンを用意し、カットを割らずにクレーンからクレーンへカメラを回しながら移し替えてのすさまじい現場だったという。またスタントマンを使わぬ役者酷使のアクションはケガ人続出の大迫力。

  • 午後の遺言状

    制作年:

  • 必殺4 恨みはらします

    必殺4 恨みはらします

    制作年:

    TVシリーズ第1作『必殺仕掛人』を演出し、いわば“必殺”の基礎を作った存在である深作欣二が監督した、アクション編。TVシリーズ15周年記念作でもあり、初の悪役を演じる真田広之、一匹狼の殺し屋・千葉真一など、キャストも豪華。なかでも拾いものは、千葉真一の娘になる相楽ハル子のりりしさであろう。内容は、幕府の実権を握ろうと陰謀をめぐらす、小姓あがりの奥田右京亮が町奉行に就任。貧しい者が住む長屋を壊して寺を建てようと、長屋の人々を迫害する。主水は、一匹狼の仕事人・文七とともに、これに立ち向かう。

  • ザ・ドリフターズのカモだ!!御用だ!!

    制作年:

    井狩長吉は20年もヒラ刑事生活を送るダメ男だが、チンピラのヒデオを弟のように可愛がっている。ある日宝石強盗事件が発生、ヒデオが宝石を犯人から横取りしてしまう。折りも折、ヒデオの姉・きん子が上京し、長吉はまたしても一目惚れ……。

  • 逆噴射家族

    逆噴射家族

    制作年:

    『東大一直線』などで知られる漫画家・小林よしのりの原案を、アクション映画を手掛けてきた石井聰亙が新しい形のホームドラマとして過激な作品に仕立て上げた。やっとのことでマイホームを建てた小林家は郊外の町に引っ越してくる。マイホーム主義のパパ、典型的な主婦のママ、アイドル狂いの娘、東大を目指すガリ勉息子の4人家族。幸せな日々を過ごしていたが、祖父が居候となり、家に白アリが巣くっているとわかった頃からパパの様子がおかしくなってきた……。後半、家族で殺し合いとなるシーンはまさに家を舞台にした戦争映画。石井聰亙らしさが出ている。評価は日本よりも海外の方が高かった。

  • 陽暉楼

    陽暉楼

    制作年:

    五社=宮尾コンビによる2本目の作品で、土佐・高知の遊廓が舞台になっている。侠客の世界に生きる父と遊女となった娘との愛憎を中心に物語が展開される。五社監督のダイナミックな演出は、女同士が風呂場で切り合いの格闘をする場面などで発揮。

  • 生きてるうちが花なのよ死んだらそれまでよ党宣言

    生きてるうちが花なのよ死んだらそれまでよ党宣言

    制作年:

    チェルノブイリの原子炉爆発事故以降、世界中で反原発運動の気運が高まったが、この映画はそれを先取りしたという意味で、森崎東の時代感覚の鋭さを改めて見直させる作品だ。とはいえ決してマジメ一直線にはならず、森崎監督独特の“人間模様”となっている。原発問題、ジャパゆきさん、修学旅行積立金強奪騒動など面白い事件や現象を、やや多少盛り込み過ぎて全体に未整理なところが目につくが、はみ出し人間たちの生き方は、“総中流階級”となった当時の日本人に痛烈なパンチを浴びせていて小気味良い。旅回りのストリッパー、バーバラは、原発を転々と渡り歩く原発ジプシーの宮里とは腐れ縁の仲。彼女はそろそろ二人で堅気の仕事について結婚したがっていたが、そこに事件が起こる。原発作業中に廃液漏れで被爆し、事故隠しのために命を狙われる安次が逃げ込んできて……。物干し台でのセックス、墓場での結婚式など、エキセントリックでありながらどこかもの哀しいアウトローの心情を共感を込めて描いている。

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