東京夜曲
【解説/みどころ】
数年前に、妻の久子や家族を置いて家を出ていった浜中が東京の片隅にある上宿商店街にふらりと舞い戻った。何事もなかったように父が経営する電気屋で働き始める浜中。久子にひそかに思いを寄せていた青年、朝倉はそんな彼が許せず、過去を調べ始めた。そして、商店街の喫茶店のオーナー・たみと浜中が昔、付き合っていたこと、二人は当然結婚すると思われていたが、突然、たみが大沢という男と結婚したこと、そして、大沢が病死した頃に浜中が町を出ていったらしいことを知る。浜中の出現に心揺さぶられるたみ、何も言わず彼を迎え入れる久子、そして、無口で多くを語ろうとはしない浜中。40代の男女の移ろい、さまよう心を市川準が優しく綴っていく切ない大人の愛の物語。熟達した味を見せる3人の主演俳優の演技も心地よい。
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