
中谷一郎
中谷一郎 出演映画作品
-
男の紋章・風雲双ツ竜
制作年:
竜次は父の仇を殺したあと、自責の念にかられて寺にこもるが、母の率いる村田組の危機を知り寺を出て悪玉を倒す。4年ぶりにメスを持った竜次は射たれて傷ついた母の手術を行う。この作品によって主人公と母との確執は決着を見る。
-
西遊記〈1988年〉
制作年:
中国4大奇書の一つであり、あらゆるメディアで作品化されてきた『西遊記』を、NHKが開発した“ハイビジョン“による技術と、人形を縦横無尽に動かす各種の技法を駆使して製作した作品。スペクタクル、ユーモアを交えた冒険活劇。
-
極悪坊主 念仏三段斬り
制作年:
“極悪坊主“ものの第4作。数年ぶりに故郷の直方に戻った真海は、そこが竜王一家と権田原一家の抗争に巻き込まれていることを知る。幼友だちの松五郎は、権田原一家にワラジを脱ぎ、抗争を止めようとする真海と敵対することになってしまう。二つの一家は邪魔な真海をはさんで手を組み、彼に襲いかかるが……。
-
孫文
制作年:
中国革命の父といわれる孫文の生誕120年を記念して製作された歴史大作。祖国の改革のために闘った彼の波乱の半生を、日中混合のスタッフ、キャストで描き出す。清朝末期の1895年。孫文は人々を貧困から救うため、広州で蜂起するが失敗。その後、華僑や亡命先の日本で宮崎滔天、犬養毅らの支持を得て、1911年、辛亥革命で勝利を収める。中華民国発足の際には臨時大統領に就任するも、すぐに袁世凱に地位を奪われ、再び日本に亡命。仲間の裏切りに遭いながらも国民党を改組し、革命のさなかの1925年、ガンで倒れる。
-
次郎物語〈1987年〉
制作年:
母親の体が弱かったために田舎の家に預けられ、自然のなかでのびのびと育てられた主人公・次郎。6歳の時、躾が厳しく士族の格式を守る本家へ連れ戻されるが、すでに母と子の間に愛情らしきものはなかった……。親子のふれあいを描いた古典的名作の映画化。
-
対決
制作年:
大正末期から昭和初期にかけて、渡世の義理を貫き通そうとするヤクザを描く任侠アクション映画。上州の芝寅一家は新興勢力の高安一家に殴り込みをかけ、お互いの親分の死で終わった。すべての罪をかぶり自首した芝寅一家の直次郎が6年後に出所したとき、町は両方の大貸に支配されていた。
-
不敵なあいつ
制作年:
その悪どさにいや気がさし、組を飛び出して流れ者となった都築浩介。彼は流れ歩くうちに同業の流し・熊五郎と知り合い、食堂兼ホテルの黒潮亭に身を落ちつけることにする。しかし、そこにも横暴なヤクザ・港東会が。都築は何度か彼らを叩きのめす……。
-
続・男の紋章
制作年:
出所した竜次はヤクザ稼業をやめる決心をし、堅気の土建業に専念しようとするが、大工事の指名争いで、母の率いる村田組に敗れる。しかし母は、息子の代理人という役割を演じ竜次の顔をたてたのだった。竜次は最後に前作で討ちもらした父の仇を討つ。
-
無頼 黒匕首〈ドス〉
制作年:
藤田五郎は、義理のために、暴力団同士の抗争に巻き込まれ恋人・由利を死なせてしまう。数日後、先輩・三浦を訪ねた五郎は、彼の会社で働くことになるが、暴力団組織の魔手はここにも伸びていた……。
-
ある殺し屋の鍵
制作年:
表の顔は日本舞踊の師匠、裏は針1本で人を消す殺し屋という“現代版・必殺仕掛人“に市川雷蔵が扮した「ある殺し屋」の続編。今回のターゲットは政財界の秘密を握る脱税王・朝倉。あざやかな殺しのテクニックを、宮川一夫の流麗なカメラワークで捉えた作品。
-
日本の熱い日々 謀殺・下山事件
制作年:
アメリカの占領下にあった昭和24年7月5日に起こった下山事件を、大胆な推理で“謀殺“とした当時の朝日新聞社の著作をもとに、社会派・熊井啓が描いた作品。国鉄労働者の大量リストラを前にして、下山国鉄総裁が轢死体で発見された。疑問を抱いた記者の追及が始まる……。熱いドキュメンタリー・タッチで目が離せない。
-
水戸黄門〈1978年〉
制作年:
常陸の国の西山荘で、悠々自適の生活を送る水戸黄門。そこに加賀百万石、前田家城代家老・奥村作左衛門の息女・由美が現れ、加賀百万石が次席家老・村井主水らに乗っ取られそうとの知らせを聞く。敵の目をくらますため途中で出会った“ニセ黄門一家“と入れかわって加賀へ赴く黄門一行だが……。TVシリーズとは違い、コメディ・スパイスをふりかけた。ビデオタイトルは「東野英治郎の水戸黄門」。
-
顔役暁に死す
制作年:
1950年の「暗黒街」に始まる東宝の“暗黒街“ものの一編。アクション映画で名高い岡本喜八監督が大薮春彦の『火制地帯』を翻案、スピーディーで歯切れの良い独特の語り口で、地方暴力団の抗争を描いている。主演の加山雄三をはじめ、岡本組の俳優たちがみな好演。
-
乳房を抱く娘たち
制作年:
高度成長下の農村。若者たちは皆都会へと出ていき、農民たちはやむなく労働力の機械化を受け入れるが、農村で粘り強く生き抜こうとする明るい青年の一団がいた……。当時の農村の悩みを反映した作品で、加藤嘉、伊藤雄之助らの脇役陣の好演もあって、決して暗くならぬ楽天的な青春映画といった一編。
-
兵隊やくざ・脱獄
制作年:
憲兵隊に捕まった大宮と有田は、奉天にある陸軍刑務所に放り込まれる。敵前逃亡という銃殺刑にあたる罪を犯した二人に出所の見込みはなく、有田は脱獄を決意する……。シリーズ4作目、森一生演出は他の作品と比べ軽妙なスピード感にやや欠けていた。
-
網走番外地・吹雪の斗争
制作年:
橘真一は網走刑務所の独房を脱獄するが、部下に裏切られロシアのスパイの汚名を着せられて自殺した、父の仇を探し求める。石井輝男監督による“網走番外地“シリーズはこの作品で終了し、他の3人の監督による新シリーズへと継続される。
-
富士山頂
制作年:
標高3774mの富士山頂へ、レーダーを取り付けることに情熱を燃やす、三菱電気技術部員の梅原と、気象庁測器課長・葛木を中心とした男たちの姿を描く超大作。石原プロとしては、1968年の「黒部の太陽」と同様に、大自然の猛威と闘う、建設現場の人間にスポットをあてたもの。勝新太郎が、荷馬車隊の親分役で特別出演。
-
無宿
制作年:
前年度キネマ旬報ベストワンに輝いた「津軽じょんがら節」を観て感動した勝新太郎が、勝プロに斎藤耕一を招き、ロベール・アンリコ監督の「冒険者たち」をモチーフに作った作品。ヤクザ渡世に生きる高倉健演じる男と、宝探しを夢想する男の友情を、美しい自然をバックに描いた。
-
秘剣
制作年:
五味康祐の同名小説を原作としたハードボイルド・タッチの時代劇。九州小笠原藩のなかでも随一の剣の使い手である孤児の早川典膳は、来藩した宮本武蔵を激怒させたことを機に山中にこもり、神技に近い秘剣をあみだす。しかし、その剣は血に飢えた邪剣でもあった……。宮本武蔵役で月形龍之介が出演。
-
狐のくれた赤ん坊
制作年:
1945年に阪東妻三郎主演で作られた「狐の呉れた赤ん坊」のリメイク。純情な大井川の川越え人足がひょんなことから大名の捨て子を育てるハメになるという人情喜劇の快作。勝新太郎が粗野だがお人好しの人足を好演している。
-
大殺陣 雄呂血
制作年:
二川文太郎監督による無声映画の傑作時代劇「雄呂血」の再映画化。市川雷蔵扮する実直な道場の師範代が善意で行動したことが誤解され、友人にも裏切られ浪人に身を落とし、流れ流れてついにやり場のない怒りを爆発させ、追っ手を斬りまくる。
-
男の顔は履歴書
制作年:
「阿片台地 地獄部隊突撃せよ」「懲役十八年」と続く、監督・加藤泰、主演・安藤昇の、戦中世代3部作の第1作。雨宮病院に交通事故の男が運ばれてきた。男の本名は崔、日本名を柴田という韓国人だった。かつて雨宮は沖縄で柴田と一緒に戦ったことがあった。戦後、復員した雨宮を待っていたのは、雨宮のマーケットを乗っ取ろうと企み、傍若無人に振るまう新興勢力の連中で、その中に柴田もいた。映画は柴田が病院に運びこまれてくる現在、マーケットでの抗争の過去、戦争中の大過去という3つの時間を交錯させて、民族、友情、恋愛、男の意地、誇りを日本の戦後史とダブらせて描いている。
-
黒い海峡
制作年:
自分の窮状を救ってくれた船場のために人を殺し、自首した槙が3年ぶりに横浜に帰ってきた。船場組は横浜一の組にのし上がっていたが、槙の同僚・啓次は突然姿を消し、槙は彼を追って神戸へ飛んだ。そこで槙は、船場がずっと自分をだましていたことを知るのだった……。日活ムードアクションに属する佳作。ロングショットを生かした演出が印象的で、江崎実生監督の名を初めてファンに知らしめた。
-
接吻泥棒
制作年:
名匠、川島雄三による青春ドラマ。交通事故で気絶した女の子に、男が口移しに水を飲ませている写真が、週刊誌の表紙を飾った。男はボクシングのチャンピオン、女の子は名門高校の女生徒だ。彼女は大胆な男に反発を感じながらも、次第に惹かれていく。原作者の石原慎太郎が本人役で出演。
-
新仁義なき戦い
制作年:
“仁義なき戦い”シリーズは5作目の「完結篇」をもって終了したが、装いも新たに製作されたのが本作。時代背景になるのは昭和25年。金子信雄演じる山守義雄は前シリーズと同じだが、登場人物は役名を変えて登場し、広島を舞台に陰謀と流血の抗争が描かれる。
-
子連れ狼・死に風に向う乳母車
制作年:
夏の暑い街道を、大五郎を箱車に乗せた“子連れ狼”拝一刀は酉蔵という男から、天領地の代官に納まり私腹を肥やす、猿渡玄蕃刺殺の依頼を受ける。クライマックスの拝一刀対刈谷藩200人の対決は、マカロニ・ウエスタン顔負けの迫力。
-
ああ爆弾
制作年:
昔かたぎのヤクザ、大名組の大名大作は、3年ぶりに刑期を終えて出所してみると、組が市会議員に立候補する新興ヤクザ、矢東に乗っとられているので驚く。怒り狂った大作は、単身矢東のところへ乗り込むが、簡単に追い返され、幼なじみのシイタケこと椎野に助けられる。シイタケは矢東の運転手で、毎週銀行に行くという。そこで大作は、子分に命じて万年筆爆弾を作らせ矢東を殺そうとするが、ひょんなことからそれが矢東には渡らず、あちこちを転々とする……。大作のバックには浪曲や御詠歌、矢東のバックにはモダンジャズやワルツを流すなど、BGMの使い方も秀逸な岡本喜八の痛快作。
-
俺の血は他人の血
制作年:
筒井康隆の長編スラップスティック調SFハードボイルド活劇をベテラン舛田利雄が映画化。地方都市を舞台に凶悪なマフィアのボスの血を輸血し強くなった若者が、二つの敵対するヤクザ組織を壊滅させる。のちに乱作される筒井原作映画の1本目で、この作者の映像化は難しいということを証明した作品。
-
情無用の罠
制作年:
ある工事現場で橋本という名前の女が殺される。女が持っていた玩具の指紋から二宮三郎が逮捕されたが、彼にはアリバイがあった。三郎は、自分を罠に落とした者を探し始めるが……。田中邦衛はこの映画の殺し屋役で注目され、以後東宝の名脇役になっていく。
-
切腹
制作年:
武家社会の非人間性、権力者の体面を取りつくろう偽善を“切腹”という形で鮮烈に描いた作品。小林正樹監督にとっては初の時代劇である。彦根藩邸で津雲半四郎と名乗る男が、生活に困窮し、いっそ武士らしく切腹して果てたいので玄関先を借りたいと申し出る。どこの武家屋敷でも玄関先を血で汚されてはかなわぬと、いくばくかの金を与えて追い返す。つまりこれは当節流行のたかりであった。井伊家の家老はこれを聞くと、しばらく前に同じような申し手をした若い武士のことを思い出し、半四郎に話して聞かせる……。物語はふんだんに回想形式を取り入れ、半四郎の真の目的を明らかにしていく。
-
独立愚連隊西へ
制作年:
岡本喜八の名を一気に高めた出世作“独立愚連隊”ものの第2作。西部劇ファンの岡本監督は、それまでの戦争映画とまったく違い、中国大陸での戦争を西部劇タッチのアクション・コメディとして描いているが、その底流には「肉弾」などに通じる戦争悪、戦争の愚劣さへの痛罵が流れている。北支戦線、消えた軍旗の捜索のため、危険な戦線ばかり転戦している独立左文字小隊が派遣された。日本軍から厄介者扱いされている彼らの活躍で、無事軍旗は戻るが、その時敵の八路軍に周囲を囲まれていた……。ラストの日本軍と中国軍が戦争したフリをして無傷で別れるという男の友情には、第1作をしのぐ感動がある。
-
どぶ鼠作戦
制作年:
「地獄の饗宴」に続く岡本喜八監督の西部劇タッチの戦争アクション。日本軍の特命隊が、中国軍でいっぱいの敵陣を強行突破する。快作「独立愚連隊」の延長線上にある作品で、佐藤允以下の岡本喜八一家が総出演。
-
網走番外地 望郷篇
制作年:
網走ならぬ長崎に舞台を移した一編。長崎に帰郷した橘真一は、恩義ある旭組の縄張りを奪い取り、悪業の限りをつくす安井組に単身殴り込みをかける。前2作のヒットにより本格的にシリーズ化が決定したのがこの作品で、北の果てからいきなり南へ飛ぶという石井輝男ならではの奇抜な発想が見事に成功したシリーズ屈指の傑作。主人公と対決する肺病やみの殺し屋・人斬りジョーを演じる杉浦直樹が素晴らしく、彼と主人公が1対1で対決するクライマックス・シーンは、ロバート・アルドリッチ監督の「ヴェラクルス」の決闘シーンのいただきながら、石井輝男十八番のメリハリのきいた名シーンであった。
-
独立愚連隊
制作年:
岡本喜八の名を一躍知らしめた、ウエスタン調の戦争映画。脚本は岡本が助監督時代に書いたもので、これが認められて監督に昇進した。終戦間近の北支戦線。荒木は弟の死因を究明するため、従軍記者を装って、山岳地帯で敵と対峙している日本軍の警備隊へやって来た。この隊は通称“独立愚連隊”と呼ばれ、各隊のクズばかり集められた隊だった。荒木は、生前弟が使っていた部屋の壁から何発もの銃弾を発見。ますます弟の死に陰謀がからんでいることを確信する。岡本の演出は、コミカルな味に優れ、時にアクション・シーンの展開に胸のすく歯切れを見せて、そこから戦争の愚劣さが鮮やかに浮かび上がった。
-
戦国野郎
制作年:
時は戦国、当時の最新兵器“種ヶ島”をめぐって武田の忍者と村上水軍、そして木下藤吉郎たちの間で、壮絶な争奪戦が展開される。岡本喜八の西部劇タッチの演出と藤吉郎に扮した佐藤允の快演で楽しめる一編になった。時代劇アクション映画とでもいうべき作品。
-
サンダカン八番娼館 望郷
制作年:
第4回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞した原作を、社会派の熊井啓が映画化した感動作。東南アジアから売春の出稼ぎに来た“ジャパゆきさん”の方が有名だが、その言葉のもととなった“からゆきさん”の悲しく衝撃的な話を力強く描いている。この作品の3年後に他界した大女優・田中絹代の名演は永遠に忘れられることはないだろう。女性史研究家の三谷圭子は、“からゆきさん”と呼ばれる海外売春婦のことを調べているうちに貧しく孤独に暮らす老婆と出会う。圭子は老婆の家で共同生活をしながら、老婆の語る過去を記録していく。カットバックで回想されるそれは、想像もできないほどの重い事実だった。
-
空の大怪獣ラドン
制作年:
東宝が「ゴジラ」を凌ぐ2億円(うち特撮費は1億2千万円)の巨費を投じて製作した日本初のカラー怪獣映画の力作。大気中の放射性元素の増加により、阿蘇の地下洞窟に卵のまま眠っていた太古の翼手竜ラドンが孵化し、地震による大陥没地から地上へ飛び出して……。ラドンの登場シーン、ジェット戦闘機隊との大空中戦、福岡市内の破壊シーン、そしてラストの阿蘇山噴火によるラドンの最期と、終生航空映画を作ることを夢見ていた円谷英二の大空への憧れが十二分に発揮されており、名特撮シーンがたっぷり盛り込まれている。本多猪四郎監督は特撮とドラマのスピーディーなカッティングを心がけ、かつてないスピード感あふれる怪獣映画に仕上げた。
-
肉弾
制作年:
主人公は、固有名詞のない“あいつ”。インテリらしい度の強いメガネをかけ、魚雷をくくりつけたドラム缶に入り、女郎屋の番傘をさして、ギラギラの太陽に照りつけられながら、静かな洋上をのんびりと浮かんでいる。敗戦間際の頃“あいつ”は、仲の良さが微笑ましい古本屋の老夫婦や、防空壕の中で結ばれたが空襲で死んでしまった、セーラー服の美しい少女との幸福だった時間を想い浮かべる……。岡本喜八監督の戦争への屈折した思い、青春への痛みと感傷が色濃く反映されている戦争ドラマの傑作。それを悲壮に描くのではなく、コミカルなタッチで綴っていて、より心にしみる作品に仕上がった。寺田農、大谷直子の初々しい演技も印象深い。
-
暗黒街の弾痕〈1961年〉
制作年:
東宝のお正月ドル箱興行として、三たび岡本喜八が監督した“暗黒街”もの。今回は“S活動”と称する産業スパイが描かれる。捕鯨砲練習所の章鹿次郎は、山合いの峠で高性能エンジンのテスト中に事故死した兄の死因を調べるため、大学時代の友人でトップ屋の須藤と調査を始める。高性能エンジンを開発した技師の小松は、兄の死には産業スパイが絡んでいると推察。調べていくうちに、経済研究所と暴力団能中組が浮かび上がった。今回も岡本喜八の演出は、スピーディーでシャープな冴えを見せ、特にギャグを盛り込んだ乱闘シーンや、見せ場の銃撃戦にユニークな才能をいかんなく発揮している。
-
眠狂四郎 多情剣
制作年:
“女妖剣”で狂四郎に敗れた将軍の娘・菊姫が再び登場。顔にアザを持つ彼女は武蔵野の原野に屋敷を構え、狂四郎への復讐の機会を狙っていた。狂四郎は薄幸の少女・お春を待合から救い出すが、その頃遊女の殺人事件が起き、町に“眠狂四郎これを犯す”の立札が……。
最新ニュース
おすすめフォト
おすすめ動画 >
-
X
-
Instagram