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ウィリアム王子&キャサリン妃が皇太子夫妻に 共に40歳、英王室で増す存在感

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■王室を代表して外遊、難しい局面に真摯な対応

 コロナ禍を経て世界が動き出した今年、国内での公務がリモートから対面へ戻る一方、国外での活動も動き出した。

 ウィリアム王子は2月、コロナ禍の影響で2年遅れで開催された2020年ドバイ国際博覧会の英国ナショナルデーに参加するため、政府の要請でドバイを初訪問。今年はアラブ首長国連邦の建国50周年とも重なり、2019年の中東ツアー以来の大規模な海外訪問となった。

 続く3月には、プラチナジュビリーを前に、女王の代理でカリブ海諸国を訪問。夫妻揃っての外遊は、新型コロナウイルスのパンデミックが始まって以来初となった。

ベリーズではチョコレート作りに挑戦 (C)Zeta Image
 夫妻は8日間にわたり、女王を君主とする英連邦のベリーズ、ジャマイカ、バハマを歴訪。晩さん会に出席するなど各国の首脳陣と面会したほか、地元の学校やカカオ農園を訪れるなど、住民らと積極的に交流。その様子はインスタグラムでも紹介されていた。

 しかし現地では、キャサリン妃の華麗なファッションが注目を集める一方で、過去の奴隷制度への非難や、英連邦離脱を求める抗議行動が起こるなど、難しい局面にも直面した。

 ウィリアム王子はこれを受け、ジャマイカ総督主催の公式晩餐会で「深い悲しみ」を表明。「奴隷制度は忌まわしいものであり、決して起きてはならないことでした」と真摯な姿勢を見せた。また最終日には異例の声明を発表し、「今回の歴訪で、英連邦の皆さんに奉仕をしたい、そして世界中のコミュニティに耳を傾けたいという、我々の強い思いを再認識しました。皆さんが英連邦の将来のリーダーに誰を選ぶかというのは私の気にするところではありません。重要なのは、英連邦の皆さんがより良い未来を創造すること、そのために、我々ができる限りの奉仕と支援をお約束するということです」とコメント。王室の根幹を揺るがす危機に対応している。

■共に今年40歳に

 今年1月、一足先に迎えたキャサリン妃の誕生日には、イタリアの有名写真家パオロ・ロべルシが手掛けた記念ポートレートがお披露目された。普段公開されるものとはひと味違い、美しいドレスを纏(まと)い、王室秘蔵のジュエリーを身に付け、将来の王妃にふさわしいものといえそう。対して、6月のウィリアム王子の誕生日には、恒例のキャサリン妃撮影のポートレートに代わり、ホームレスの支援活動に取り組む写真を公開。それぞれ40歳という節目の年を、これまでとは違った形で祝っている

 何かと話題の英王室の中でも、明るいトピックで注目を集めてきたウィリアム王子とキャサリン妃。出会いはセント・アンドルーズ大学在学中まで遡り、映画のようなロマンスを実らせてロイヤルウェディングを挙げた。そんな2人も、今年それぞれ40歳の節目を迎え、王室における役割も、より責任あるものになってきているようだ。

 ウィリアム王子は、女王の崩御を受け、次期国王を意味する皇太子に。キャサリン妃も皇太子妃となった。ウィンザー城敷地内への転居は、子どもたちを自然豊かな環境で育て、できるだけ普通の家庭生活を送らせたい意向からとのことだが、もちろん、女王に近くなることも理由のひとつと見られていた。時代と、王室メンバーの事情が重なり、スリム化が進む英王室において、これからますます、夫妻の存在感が増すことは間違いなさそうだ。(文・寺井多恵)

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