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乃木坂46・齋藤飛鳥、アンダーメンバーから“グループの顔”まで 変わり続けた11年間

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齋藤飛鳥

乃木坂46

■自身初の表題曲センターを経てグループの“顔”に

 加入から3年7ヵ月、11thシングル「命は美しい」(2015年3月)リリース以降、齋藤は選抜メンバーの常連になった。当時はまだ、ポジションは3列目に留まっていたが、その後の13thシングル「今、話したい誰かがいる」(2015年10月)や14thシングル「ハルジオンが咲く頃」(2016年3月)で、2列目へと昇格。アンダーメンバーから着実に一歩ずつ成長した彼女は、いつしか、表題曲のパフォーマンスに欠かせない存在になっていった。

 転機となったのは、初の表題曲センターを担当した15thシングル「裸足でSummer」(2016年7月)だった。加入から5年弱、17歳で大役のチャンスをつかみとった齋藤は、名実ともにエースとして躍進。グループ初の「レコード大賞」受賞作となった17thシングル「インフルエンサー」(2017年3月)からは、最前列のポジション「フロント」を託されるようになった。

 以降、19thシングル「いつかできるから今日できる」(2017年10月)や21thシングル「ジコチューで行こう!」(2018年8月)、23rdシングル「Sing Out!」(2019年5月)、配信シングル「Route246」(2020年7月)のセンターに抜てき。かつて、センターとして不動の地位を築いていた同期の西野七瀬や白石麻衣らの卒業を受けて、“グループの顔”としての役割を担うようになった。

2020年、映画『映像研には手を出すな!』インタビューにて撮影 写真:ヨシダヤスシ
 その過程では、彼女自身の内面にも変化があった。きっかけは、副キャプテンの3期生・梅澤美波、山下美月と共演した『映像研には手を出すな!』(2020年にドラマ放送、映画公開)だった。

 公開当時のインタビューで「(昔は)一人でいるのが好きだったし、それが悪いとも思わず、むしろ『なんでも一人でできればカッコいいじゃん』みたいに考えていました」と振り返った齋藤は、撮影を経て「人に頼るとか、反対に頼られるのもいいこと」と思い始めたと吐露。レギュラー番組『乃木坂工事中』(テレビ東京系/毎週日曜24時)などを通して、孤高の存在という印象もあった彼女が、後輩をはじめ周囲に心を開いていく姿が目立つようになった。

 そして、加入から11年以上、最新の31thシングル「ここにはないもの」(2022年12月)で自身最後の表題曲センターを務めた齋藤は、年内でグループの活動を終了。メンバーとして最後に出演する『第73回NHK紅白歌合戦』(NHK総合ほか/19時20分)では、シングル表題曲で自身初のセンターを託された「裸足でSummer」を披露し、2023年には卒業コンサートを予定している。

 アンダーメンバーからエース、グループの“顔”へと上り詰めた“アイドル・齋藤飛鳥”の足跡は、乃木坂46のみならず、アイドル史に深く刻まれている。その勇姿を見られる時間は、残りわずかだ。(文:カネコシュウヘイ)

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