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『100万回 言えばよかった』松山ケンイチに“癒やされる”かわいいシーンを振り返り

ドラマ

■大号泣必至の名場面も、袖で見る魚住の存在で愛らしい場面に


ドラマ『100万回 言えばよかった』第3話より(C)TBS
 第1話のラストで、ハンバーグを作るためにと直木が魚住の体へ乗り移ったが、第3話では、直木の家で、直木の幽霊と共に、悠依と魚住が料理を作った。そこで魚住が乗り移られたフリ! イケメン風に顔を作って「悠依ちゃん、ボクだよ」と言ってみせる。もちろん松山自身は役柄によってイケメンにもなれるし、実際、第1話では直木に乗り移られて料理する姿もきっちり演じていた。が、ここではそれこそきっちりイケメン“風”を見せた(※第5話では再び本当に乗り移られた芝居を演じ分けた)。

 そして同じ第3話のラストには、井上と佐藤による大号泣必至の名場面が待っていた。弟を生かすためだけの存在とでも言いたげな母の、しかもそこに悪びれもないような言葉の数々が、こちらまでえぐってくる。愛する直木へのひどい扱いに、悠依も深く傷ついただろうが、その家庭で生きてきた直木自身が、母の言葉をすぐそばで聞いていたことを、悠依は知っている。怒りを爆発させて当然の悠依だったが、彼女は直木を愛で包むことを選んだ。

 この名場面に、笑いを差し込むという超難題を、松山はやってのけてしまうのである。第4話冒頭、実家の寺の姉・叶恵(平岩紙)とのやりとりから、この切なく、しかし大きな愛に包まれる温かな場面を、実は魚住も目撃していたことが分かる。泣きながら。名場面に変わりはないが、袖に魚住が加わったことで、愛らしい場面にも変貌した。姉との電話はたびたび登場。シリアスさに傾きがちな物語にあって、非常にいい息抜きになっているとともに、4話ラストでの「体で感じたことのが強い」など、姉の突いてくる真理も侮れない。

 さて、物語は中盤、後半へと入っていく。謎の加速とともに、答えも少しずつ見え始めるだろう。そこにあって松山の演じる癒やし魚住は大きな魅力のひとつだが、シム・ウンギョン演じる医師・宋の存在がどう動いてくるのか気になる。魚住にも、いろんな面が見えてきそうだ。(文:望月ふみ)

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