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趣里が35歳に! “最初の夢”挫折から、悲願の朝ドラヒロインを射止めるまでの軌跡を追う

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趣里(2018年撮影)
趣里(2018年撮影) クランクイン!

 9月21日に35歳の誕生日を迎える女優の趣里。先月29日には、ダンス&ボーカルグループ「BE:FIRST」メンバーの「RYOKI」こと三山凌輝と結婚、第一子妊娠を発表したが、俳優としての趣里のこれまでの軌跡を振り返る。

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■俳優のサラブレッドでも、“最初の夢”は演技の道ではなかった

 2022年後期の連続テレビ小説『ブギウギ』(NHK総合ほか)で2471人のオーディションを勝ち抜き、「ブギの女王」と呼ばれた笠置シヅ子をモデルにした主人公・福来スズ子(花田鈴子)役を射止めた女優の趣里。オーディションの上限年齢に設定されていた32歳でつかんだ大役。選出の大きな理由は、彼女が卓越した「歌って踊れる」俳優であったことだ。


 父・水谷豊、母・伊藤蘭という芸能一家に生まれた趣里は、4歳からクラシックバレエを習い、バレエダンサーになることを目指し、高校時代にはイギリスへ留学するなど、夢へ向かって一直線だった。しかし留学先でケガをしてしまい、夢が絶たれてしまったというのは、過去のインタビューでも明らかにされている。

 その後、女優への道へ進んだ趣里。2011年に出演した『3年B組金八先生ファイナル〜「最後の贈る言葉」4時間SP』(TBS系)では、武田鉄矢演じる担任の坂本金八に恋心を抱く生徒・柴崎茜を演じ俳優デビューすると、映画、ドラマ、舞台と幅広いジャンルで活動。特に舞台では、クラシックバレエで培った姿勢の良さや、しっかりとした体幹、よく通る声など、ポテンシャルの高さを存分に発揮する。

 確かな素地を活かしつつ、映像でも一筋縄ではいかない役を好演。2017年に放送された、湊かなえの人気原作を連続ドラマ化した『リバース』(TBS系)では、三浦貴大演じる議員秘書・村井の妻・香織に扮した。劇中、不倫をしている夫に対して、狂気的な行動を繰り返すキャラクターは、作品にホラー的な要素を与え強いインパクトを残した。

映画『生きてるだけで、愛。』インタビューカット
 翌2018年に公開された『生きてるだけで、愛。』では、主演を務め、心理的な病に陥ってしまう女性・寧子を演じた。かなりシビアな状況のなか、もがき苦しみながら、人間らしい葛藤や苦悩をリアルに演じ、第42回日本アカデミー賞新人俳優賞をはじめ、数々の映画賞で評価を得た。

 同年放送されたTBS系日曜劇場『ブラックペアン』では、主任看護師の猫田麻里を演じた。個性的な病院スタッフのなか、常に無表情で不愛想だが、仕事は完璧という天才肌のキャラクターは、物語全体のなかでいいアクセントになっていた。

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■バレエが朝ドラに活きた! 4度目の挑戦でつかんだヒロイン

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