『西郷どん』の4ヵ月を振り返る…キーパーソン、名シーンへの反応は?
関連 :
●中園ミホの脚本の力強さ
本作の脚本を担当するのは、中園ミホ。『やまとなでしこ』(フジテレビ)や『ハケンの品格』(日本テレビ)、また2014年度上半期のNHK連続テレビ小説『花子とアン』なども手がけてきたヒットメーカーである。
今回は、彼女の代表作である『ドクターX ~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日)と同じように、とにかく前のめりで力強い筆致が印象的だ。ただ、幕末は善悪の見分けがつきにくく、人間関係も複雑。どこまで人の機微を描けるかが後半のチェックポイントとなるだろう。
●今後注目を集めそうな出演者は…
そんな後半も、おさえておきたい役どころが多い。まずは先ごろ坂本龍馬役として発表された小栗旬。また、第6話で吉之助と悲しい別れをするものの、その三番目の妻・糸として再登板するであろう黒木華や、吉之助の弟・西郷従道を演じる関ジャニ∞・錦戸亮など、目が離せないキャストばかりだ。
いずれにしても1年間、個々人の歴史観や、好きな偉人への思い入れ、俳優の演技など、さまざまな感想や意見を交わすことのできる貴重なドラマ枠「大河ドラマ」。今後も“西郷どん”の生きざまに注目する日曜日が続きそうだ。(文:今井良介)
NHK大河ドラマ『西郷どん』は、NHK BSプレミアムにて毎週日曜18時、NHK総合にて毎週日曜20時放送。