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『3年A組』『あな番』…考察系が大盛り上がり 2019年“バズり”ドラマをプレイバック

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◆安定の人気を見せたシリーズものに超強力コンテンツが参入

 ファン待望のシーズン2『おっさんずラブ -in the sky-』(テレビ朝日系)が放送されたのも今年の重要トピックだ。シーズン1からストーリーや設定を一新し、主人公・春田役の田中圭とヒロイン・黒澤武蔵を演じる吉田鋼太郎のみ続投。シーズン1では春田と牧(林遣都)の関係性に重きが置かれたが、シーズン2では春田と黒澤、そして新キャラクターの成瀬(千葉雄大)、四宮(戸次重幸)を加えた男たちの四角関係に力点が置かれた。彼らが入り乱れる卓球バトルや相撲大会など前作にはなかったスペクタクルシーンも登場し、ネットを騒がせた。

 また個性派ヒロインの過去が明らかになった『家売るオンナの逆襲』(日本テレビ系)や第6シリーズを迎えた『ドクターX~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系)も毎回登場するゲストとヒロインのやりとりも含め安定した人気を見せつけた。

最終回の展開が衝撃を呼んだ『おっさんずラブ ‐in the sky‐』
◆月9枠の新境地は骨太ドラマとスタイリッシュなミステリー

 フジテレビ月9ドラマで7月期に放送された『監察医 朝顔』は、上野樹里扮する法医学者と時任三郎演じる彼女の父でもあるベテラン刑事が事件を解決していく法医学ドラマ。東日本大震災で被災した法医学者のヒロインとその父親の刑事が、自らのトラウマと向き合うという設定は、人物描写に奥行きを与えドラマを骨太で見応えのあるものに仕上げた。

 続いて同枠で放映された『シャーロック』は、ディーン・フジオカがシャーロック・ホームズを基にした主人公・誉獅子雄を演じるミステリー。犯人役で登場した女優とディーンの丁々発止のやり取りや岩田剛典演じる相棒とのコミカルな掛け合いだけでなく、遊び心満載のスタイリッシュな演出も話題となった。

 視聴率も好調な月9ドラマは、4月期放送の『ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~』も含め続編を望む声がネット上に相次いでいる。

上野樹里の演技に好評価が集まった『監察医 朝顔』
◆横浜流星は“はじこい”でブレイク

 これまでに紹介した作品以外にもネットを中心に話題を呼んだドラマはまだまだたくさんある。深田恭子主演の『初めて恋をした日に読む話』(TBS系)は、相手役に横浜流星を抜てき。深田演じる予備校講師と横浜扮する受験生が織りなす“年の差恋愛”はネット上で大盛り上がり。本作の人気が横浜を“2019年ブレイク俳優”へと押し上げた。さらにラグビーワールドカップ2019開催前に完結した『ノーサイド・ゲーム』(TBS)は、主題歌に起用された米津玄師の「馬と鹿」がのちに“ラグビーアンセム”化するなど、大会の盛り上がりへの足がかりを作った。東京オリンピック・パラリンピックを控える2020年はどんな作品がネット上を席巻するのか。年明けから次々とスタートする2020年1月期ドラマに注目だ。(文:スズキヒロシ)

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