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LGBTQの多様なあり方を映画から学ぶ! キアヌ・リーヴス出世作など12選

映画

(5)『君の名前で僕を呼んで』(2018)


写真提供:AFLO

 名匠ジェームズ・アイボリーが脚本を執筆し、ティモシー・シャラメとアーミー・ハマーが惹(ひ)かれ合う2人を演じた『君の名前で僕を呼んで』。北イタリアの避暑地を舞台に、17歳の少年と24歳の青年とのひと夏の情熱的な恋を、初恋のキラキラ感を満ちあふれさせながら描く。初恋ならではの楽しさや嫉妬、はかなさなどを見ていると、恋をする相手は異性でなくてもいいのだと改めて痛感させられる。みずみずしいラブストーリーだ。

(6)『エム・バタフライ』(1993)
 トニー賞受賞の戯曲を鬼才デヴィッド・クローネンバーグが映画化した『エム・バタフライ』は、文化大革命前夜の北京を舞台に、フランスの外交官と京劇の舞台女優との愛を描いていくラブストーリー、…と説明したいところだが、実はノワールサスペンスというもう1つの側面からも楽しめる作品。グロテスクな表現が得意なクローネンバークが描く、愛の形とは? あっと驚く結末はぜひ自身の目で確かめてみてほしい。

(7)『ある少年の告白』(2018)


写真提供:AFLO

 俳優のジョエル・エドガートンの監督第2作『ある少年の告白』は、若手実力派俳優として売出し中のルーカス・ヘッジスが、同性愛を治す矯正施設に入れられた少年ジャレッドを熱演。「同性愛は治療すべきもの」とする矯正施設での驚くべき実態と、少年の家族の葛藤がつづられる。ラッセル・クロウとニコール・キッドマン演じる両親が、ジャレッドからカミングアウトを受ける瞬間の演技は観客をうならせる。

(8)『ラースと、その彼女』(2007)


写真提供:AFLO

 ライアン・ゴズリング主演の『ラースと、その彼女』は、人が苦手な青年ラースが、彼女を紹介すると兄夫婦の元にやってきたが、連れてきたのは等身大のリアルドールだった…。と、一風変わった物語かと思いきや、人とは違うそのままのラースを周囲が受け入れ、そんな周囲をラースも受け入れていく、ハートフルな物語。ラースは厳密には「LGBTQ」ではないが、多様な性愛の形、という意味でこの映画も推しておきたい。

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