『最愛』考察さらにヒートアップ! 最終回前に“3つの未解決の謎”を総ざらい
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第1話から登場し、梨央の周辺や真田グループの闇を追い続けていたのが、フリーライターの橘しおり(田中みな実)。第6話のラストでは、しおりが渡辺康介による連続暴行事件の被害者だったことが明かされ、さらに第7話では梨央が社長を務める真田ウェルネスの寄附金詐欺を追求する姿が描かれた。しかし第7話のラストでしおりは都内・池尻の雑居ビルから転落し死亡するという衝撃的な展開を迎える。
金曜ドラマ『最愛』より (C)TBS
第7話までは昭を殺した犯人の有力候補だったしおり。やるせないことにそんな彼女の事件当時のアリバイが第8話で明かされることに。このドラマのもう1人のヒロインとも言える彼女の死は、劇中で展開する警察の捜査同様、視聴者の間でも自殺説と他殺説がささやかれている。
転落したしおりが発見された現場には、争った形跡はなく、遺体にも薬物・毒物の検出はなし。この状況から自殺と判断することも可能だが、しおりは取材を通して、寄附金詐欺という真田グループのダークサイドに触れている。当初は寄附金詐欺を実行した後藤(及川光博)が手を下したという考察も多かったが、新聞記者時代のしおりと接点があった梓の可能性も浮上。第9話ではしおりの事件の日も梓のアリバイがないことも明らかになったことで疑惑の目が一気に梓に注がれる状況になっている。
金曜ドラマ『最愛』より (C)TBS
放送も残り最終回1話のみを残す状態で、『最愛』3大未解決事件の真相はいまだ謎のまま…。YouTubeやツイッターには、ここでは紹介しきれなかった考察が無数にある状況で、改めてこのドラマの注目度や期待値が高いことを思い知らされる。ネット上の考察を見ながら最終回へのボルテージを高めるもよし! 第1話から見直して独自の推理をするのもよし! いずれにしても万全の体制で最終回を迎えて、梨央や優、加瀬、大輝たちを待ち受ける衝撃の結末を目撃しよう。(文:スズキヒロシ)