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横浜流星「誰に対しても失礼のないように」 熱く冷静に向き合う俳優としての流儀

映画

横浜流星
横浜流星 クランクイン! 写真:高野広美

 現在放送中の日曜劇場『DCU』(TBS系/毎週日曜21時)では熱くまっすぐな若手隊員を、Netflixオリジナルシリーズ『新聞記者』では、最も視聴者に近い視点で政治を見つめる青年という難役を好演した横浜流星。作家性の強い作品で、丁寧な芝居を積み重ねてきた横浜が、最新作の映画『嘘喰い』では、漫画原作のややデフォルメされたキャラクターをエンターテインメントとして昇華させる芝居を見せた。「僕にとってはあまり経験のなかったジャンル。とても学ぶことが多かった」と語った横浜の俳優としての流儀に迫る。

【写真】優しい笑み&鋭い視線も さまざまな表情を見せる横浜流星

原作ものは、リスペクトしつつ、物まねにならないように

 迫稔雄の人気コミックを実写映画化した『嘘喰い』。横浜は、国家をも凌(しの)ぐと言われている闇ギャンブル倶楽部“賭郎”の頂上決戦で敗れたものの、再起を図るために躍動する天才ギャンブラー・斑目貘を演じる。これまで横浜といえば、作家性の強い作品で、等身大のキャラクターを演じることが多かったが、自身にとってもエンターテインメントのど真ん中で、ややデフォルメされた役を演じるのは、これまでにない経験だった。

 「リアリティを出すために抑えると、作品の持ち味は損なわれてしまう危険性がある。一方で、やり過ぎると映像作品としてのテイストと違ってしまうかもしれない。正直、どこまで振り切ったらいいのかというさじ加減は難しかったです」。

映画『嘘喰い』 (C)迫稔雄/集英社 (C)2022映画「嘘喰い」製作委員会
 クランクイン前に迷いがあったからこそ、現場ではメガホンをとった中田秀夫監督と、かなりの時間をかけて綿密に意見を交わした。

 「この作品に限らず、台本を読んで感じたことは現場に入る前に持っていくようにしています。でも僕が持ってきたものが、必ず正しいとは思っていないので、現場では監督の意見をお聞きして、同じ方向を向けるように、しっかり話をすることを心掛けています。特に原作がある作品は、原作をリスペクトしつつ、でもそこにとらわれ過ぎてしまうとただの物まねになってしまうので、キャラクターの内面を大切に考えて、芯がブレないように意識しています」。


 こうした横浜の姿勢は「携わる作品を良いものにしたい」という強い思いからきている。特に本作のように主演として作品に臨む際には、より視野を広く持つ必要性を感じているという。

 「もちろん監督が作品の中心にいるという前提はあります。でも作品に参加するみんなが、良いものを作ろうと考えて提案することに対しては、やっぱり妥協せず納得するまで話し合った方がいい。もちろん誰に対しても失礼のないように…ということは大切にしています」。

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『DCU』で共演の阿部寛は理想の座長像!

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