横浜流星「誰に対しても失礼のないように」 熱く冷静に向き合う俳優としての流儀
日曜劇場『DCU』、Netflixオリジナルシリーズ『新聞記者』、そして本作と出演作品が重なった。しかもそれぞれ、まったく違う顔の横浜を観ることができる。
「いろいろな役柄を観ていただけるというのは、とてもありがたいです。『DCU』では、いままで僕のことを知らなかった層の方にも観ていただけているようで、普段かけていただけない世代の方からのお声もいただけています。僕らは作品を観ていただくことで成り立つ仕事でもあるので、反響をいただけるということは、とてもやりがいにもなるしうれしいです」。
そんな2作品に、まったく趣の違う『嘘喰い』が加わる。
「いままでやったことがないようなエンターテインメント作品で、演じたキャラクターもインパクトがあるものなので、公開されてからどんなお声をいただくのか、とても楽しみです」。
これまで自身の作品について、あまり客観的に観ることができなかった横浜が、本作は一つのエンターテインメントとして楽しく観賞できたという。原作に寄り添いリスペクトしながら、実写化する意味を自分なりに考えて臨んだことは、横浜の表現の幅をさらに大きく広げたように感じられる。(取材・文:磯部正和 写真・高野広美)
映画『嘘喰い』は全国公開中。