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広末涼子、葛藤や失敗あった過去も「後悔はない」 ポジティブ思考の秘けつとは

エンタメ

忙しさで自分に戻れる時間がなくなり「危険だな」と感じたことも

――悔しがることは大事な半面、しんどいですよね。悔しさをどう乗り越えてきましたか。

広末:悔しいのが嫌だから、勝つ(笑)! 勝つためには頑張る! でも、自分の力では限界があるし、知識も必要ですね。人を頼るとか、教えてもらうとか、良いライバルや先輩を持つことなども結果全部重要だと思います。ただ、私はもともと人が好きで、南国土佐育ちなのも大きいかも。人としゃべるのも大好きだし、高知の県民性がそもそもお酒の文化で、おもてなしの文化。何事もウエルカム。そういうことに加え、空も海も広くて青い自然の中、伸び伸びと育ったので、人を好きな性格になったんじゃないかなと。性格的にも社交的だったので、壁がないままたくさんの人と知り合えたのが大きかったと思います。

――10代でトップスターになったことで、相手のほうが壁を作るもあったのでは。

広末:私の場合、若い時からお仕事をさせていただいたので、お仕事の人はみんな年上イメージがあって、「お友達=学校の友達」でした。大人になるまで芸能界でのお友達は全然いなくて、その分、学生時代の友達がメインだったので、仕事以外の時間を全部友達にあてようと思っていました。長く付き合ってきた友達とのつながりは非常に強いんです。でも久しぶりに地元に帰ると、私の土佐弁が中途半端になっているみたいで、親友に「あんた、高知を捨てたがやね」って言われて(笑)。全然そんなつもりはなかったんですけど、それから電話はもちろん、帰った時にもしっかり方言でしゃべるようにしています(笑)。


――女優としていろいろな役を演じ、芸能人としての顔があり、妻として母としての顔もある今、「自分とは」という部分が薄まることはありませんか。

広末:仕事が忙しくて、自分に戻れる時間がなくなっていることに、30代くらいで気づいたんです。わがままかもしれないし、贅沢かもしれないけど、ちゃんと仕事をセーブしたり、チョイスしたり、ある程度諦めたりすることによって、逆に仕事の精度や密度を上げていかないと、限界があると感じたんです。例えば役を掛け持ちしてしまうと、その役の人生を生きているので、勉強をしなきゃいけないし、家にいるときも気持ちを引きずってしまうことがどうしてもあります。自分として何かに向き合う時間とか、自分が何をしたいのか考える時間が物理的になくなってしまい、「これは危険だな」と感じたんですね。自分に戻れる場所や時間を確保しなきゃいけないと思いました。

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広末流・ポジティブでいる秘けつは「自己肯定感」

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