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『仮面ライダーBLACK SUN』西島秀俊×中村倫也×白石和彌監督が語る 「18+」だからこそ描けた“大人向け”仮面ライダーとは?

ドラマ

関連 :

西島秀俊

中村倫也

白石和彌

■白石監督の挑戦と『仮面ライダーBLACK』へのリスペクト

――第1話だけでも、セット・ロケ含めて登場する場所が非常に多かったです。

中村:しかも、人も多いので最初の1ヵ月くらいは、今まで見たことのない白石さんがいましたよ。

――白石組を多く経験されている中村さんの「見たことない白石さん」は、気になります。

中村:普段の白石さんは、現場が押しているときでもモニター前にどんと座って、助監督さんが捌くのを待っているんです。ですが、いよいよまずいぞとなったら出てきて。そういうどっしり感が最初の1ヵ月はなかったです(笑)。

白石:(爆笑)

白石和彌監督
中村:監督にとっても初めての特撮ですし、そうなるものだとは思うんです。でも、白石さんがそうなれるコンテンツに一緒に参加できることがうれしかったです。

白石:観察されてるなぁ。モニターを観に来たんじゃなくて、俺を見に来たんじゃないか(笑)。

西島:僕は白石組が初めてなのでその辺りは特に感じませんでしたが、いつもの現場とは違うんだろうなとは思いました。白石組は早撮りだと聞いていたので。特撮はどうしても普通の作品より時間がかかるところが多いんです。撮影・照明・効果にCGチーム、アクション部がいて全部のパートが上手くいかないとOKが出ませんから。

――白石監督的には、何か一つが大変だったというより全体的に“自身の範疇を超えた”感じだったのでしょうか。

白石:そうですね。スタッフの数も80人くらいいて、いつもと勝手が違う所が多くて苦労しました。でも、今までにない挑戦をさせてもらえたことはありがたいですし、「最近はできる範疇の中でやっていたんだな」という気づきもありました。おかげで、まだ伸びしろがあるぞ!って思えました(笑)。

――劇中で信彦がサングラスをかけているのは、漫画『仮面ライダーBLACK』のリスペクトでしょうか。

白石:そうです。あとは、ドラマ『仮面ライダーBLACK』からのリスペクトで革手袋もつけています。でも、実は本作では革手袋をどうしようか悩んでいたんです。そうしましたら、クランクインの2日くらい前に西島さんから「やっぱり革手袋をしたいです」とお電話を頂いて、結果的に大正解でしたね。光太郎が革手袋をすることで、対になる信彦の革手袋も生まれましたから。

西島:オリジナルの倉田てつをさんの変身のような、こぶしを握り締め、「ギチギチ」と革手袋が鳴るさまをどうしてもやりたかったんです。あれは革手袋がないとできませんから。

中村:そうだったんだ…。僕は特に考えず「はい、分かりました」って付けてた(笑)。

白石:そういえば、クランクアップするとき倫也くんに「記念に手袋持って行く?」と聞いたら「いや、大丈夫です」と言われました(笑)。

(左から)西島秀俊、中村倫也
――余談なのですが、劇中に出てくる「ヘブン」がどんな味だったのか気になります。

白石:ベースはかき氷のブルーハワイ味です。最初、不味そうに食べるのもいいかなと思って微妙に不味いバージョンの物もオーダーしていたんです。ところが、それを試食したら役者さんが芝居できなくなるレベルの不味さで…。味は何度か試行錯誤を繰り返しました。

中村:美味しいんですけれど、口周りがすごくべたべたします。第1話は手をふさがれて口だけで食べていたので、ひげについたらもう地獄です(笑)。

白石・西島:(笑)。

(取材・文:SYO 写真:小川遼)

 『仮面ライダーBLACK SUN』は、Amazon Prime Videoにて独占配信中(全10話)。

3ページ(全3ページ中)

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