唐田えりか「演技で恩返ししたい」 休養期間を経て気持ち新たに
さらに唐田は、本作に「出たい」という思いに駆られた理由を明かす。「この作品のオーディションがあると聞いて、竹馬監督のこれまでの作品を拝見させていただきました。そのとき、とても不思議な世界観で、演者さんたちがお芝居をしているというよりは、その世界に存在しているような感覚を持ったんです。自分もそういった世界に入ってみたくなり、オーディションには絶対受かりたいと思ったんです」。
もともとモデル志望で芸能界に入った唐田。2015年に女優デビュー以来、映画・ドラマにと出演を重ね、製作陣や監督からも高い評価を受けていたが、過去のインタビューでも「女優業へ自信が持てない」とやや後ろ向きな発言をしていた。
それでも今回「絶対オーディションに受かりたかった」という強い言葉を発した。「本当に以前はお芝居に対して分からないことが多く、前向きになれていない時期が長かったんです」と振り返ると「お芝居という仕事を続けていくなかで、何かをするのではなく、その世界にただ存在できるようになりたいなと思うようになったんです。そう考え始めてから、いい意味で力が抜けてきて、少しずつお芝居に対して前向きになってきました」と語る。