向井理、『パリピ孔明』孔明役にプレッシャー 一筋縄ではいかない役続くもコメディに意欲
30代、40代と節目の年代を迎えたとき、向井は「あまり明確に何かが音を立てて変わるわけではない」とあくまで自然体で突入したというが、一方で「周りの受け止め方が変わってくる」という実感はあったという。その意味で「40代の最初に、これだけバリバリ作品に出演できたというのは、周囲に対して良いアピールになったような気がします」と語る。
『パリピ孔明』に関しても「一筋縄ではいかない監督たちで、現場でいろいろなアイデアがポンポンと飛んでくる。本当に日々面白いものを撮っているなと感じるし、だからこそこちらもアイデアを出して良いものを作ろうという士気が上がっています」と日々大きな刺激を受けているという。
中国三国時代から現代に転生し「パリピ」な世界で活躍する孔明――。設定だけでもコミカルな作風が想像できるが、向井は「タイトルもキャッチーで分かりやすい。大笑いできるコメディと思われるかもしれませんが、結構骨太なんです」と語ると、「孔明の計略もしっかりと物語の中で伏線回収もありますし、英子の挫折、成長の過程も描かれています。もちろんライブシーンは、本当のプロモーションビデオのようなクオリティーなんです」と何層にも渡って楽しめる作品になっていることを強調していた。(取材・文:磯部正和 写真:高野広美)
ドラマ『パリピ孔明』は、フジテレビ系にて9月27日より毎週水曜22時放送(初回15分拡大)。