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芹澤優×雨宮天×矢野妃菜喜が語る『黒岩メダカに私の可愛いが通じない』に詰まった“キュン”と愛おしさ

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テレビアニメ『黒岩メダカに私の可愛いが通じない』インタビューより(左から)雨宮天、芹澤優、矢野妃菜喜
テレビアニメ『黒岩メダカに私の可愛いが通じない』インタビューより(左から)雨宮天、芹澤優、矢野妃菜喜 クランクイン! 写真:吉野庫之介

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矢野妃菜喜

 1月6日よりテレ東系列ほかにて放送がスタートしたテレビアニメ『黒岩メダカに私の可愛いが通じない』。本作は、容姿端麗でモテモテな女子高生・川井モナと、彼女に見向きもしない転校生・黒岩メダカのやり取りを描くラブコメディ。クランクイン!では本作の放送開始を記念し、ヒロインを演じる川井モナ役の芹澤優、湘南旭役の雨宮天、難波朋役の矢野妃菜喜による鼎談インタビューを実施。作品や各キャラクターの魅力をたっぷりと語ってもらった。

【写真】芹澤優、雨宮天、矢野妃菜喜のインタビュー撮りおろしが満載!

■不器用だからこそ愛おしいキャラクターたち

――原作を読まれた際の感想を教えてください。

芹澤:黒岩メダカというキャラクターが本当に愛おしいなと思いました。メダカは普段、内に秘めたときめきや感情をなかなか表に出せないんですけど、モナちゃんに「ありがとう」の気持ちを伝えようと頑張ったり、優しく接しようと努力したりする姿が健気でたまらないんです。

物語が進むほど、そんなメダカの不器用さや隠しきれない可愛らしさがどんどん際立ってきて、読む手が止まりませんでした。モナちゃんが中心の物語である一方で、メダカの成長が作品全体の大切な軸になっていると感じました。

雨宮:まず、絵が本当に綺麗だなと思いました。どのコマを見ても美しくて、モナちゃんの可愛さがものすごく伝わってくるんです。

そして、その綺麗な絵で描かれる、まさに王道のラブコメの展開が最高で、読んでいる間ずっと微笑んでしまうんです。ギャグとしても面白いんですが、2人の不器用さや、すれ違いながら進んでいく関係性がとにかく絶妙で、「これはもうニヤニヤが止まらないな」と思いましたね。

矢野:私も第一印象として「モナちゃんがとにかく可愛い!」と思いました。でも、それだけではなくて、モナちゃんの可愛さの中に、不器用さやうまくいかない部分があったり、一人ひとりのキャラクターの成長も描かれているのが、この作品の魅力だなと感じました。

ラブコメとして可愛くて楽しいだけでなく、人間模様がしっかりと描かれていて、それがキャラクターたちをより輝かせている。そういう部分にとても惹かれる作品だなと思います。

テレビアニメ『黒岩メダカに私の可愛いが通じない』キービジュアル(C)久世蘭・講談社/「黒岩メダカに私の可愛いが通じない」製作委員会
――みなさん絶賛のモナですが、個人的な印象として芹澤さんと重なる部分が多く、ぴったりなキャスティングだなと思いました。

芹澤:ありがとうございます! オーディションで原作を初めて読ませていただいたとき、「これは私がやらねば!」と思ったんです。ただ、モナちゃんは関西弁キャラなので、「関西出身の声優さんに決まるんだろうな」と少し不安もありました。それでも、東京出身の私がどこまでできるか精一杯挑戦して、こうしてモナちゃんを演じられることになり、本当に嬉しいです。

モナちゃんは一見あざといように見えて、実は恋愛にウブで一生懸命な姿がとても魅力的なんです。この子の頑張りが物語を動かしているんだなと感じますし、演じるたびにモナちゃんの愛おしさがどんどん増していきますね。

――お芝居でとくにこだわっているポイントは?

芹澤:やはりラブコメのヒロインなので、視聴者の方が「キュン!」となるポイントを大切にしたいなと思って演じています。とくに、メダカにときめいてる瞬間の息遣いや仕草にはすごくこだわりました。

たとえば、メダカの表情や仕草、あるいは匂いとか、モナちゃんが何にときめいて頬を赤らめているのかをちゃんと意識して、彼女の気持ちを表現するようにしています。その感情が息遣いや声のトーンを通じて、観ている方にも伝わったら嬉しいです。

芹澤優
――雨宮さん演じる旭も、モナとは違った可愛らしさがありますよね。

雨宮:旭はギャップが可愛いんですよね。学校の成績も優秀で、バスケ部のエースというストイックでクールな一面があるのに、メダカの前に出ると緊張しすぎて話せなくなっちゃうくらいピュアピュアなところがたまらないんです。

一方で、モナに対してはライバル心をむき出しにして、本気でぶつかっていく。そんな不器用で繊細な一面と強気な一面のバランスが旭ならではの魅力だと思います。演じる上でも、原作を読んだときに感じたそんな旭の可愛さをしっかりと声に乗せて表現できるように意識しています。

雨宮天
――朋はお姉さん的ポジションとして登場しますが、これまで矢野さんが演じてこられたキャラクターの中にはあまりいなかったタイプですよね。

矢野:そうなんです。初めて演じるタイプのキャラクターだったこともあり、最初はどう演じようか悩みながらも、関西弁でお節介な性格ということもあり、少し「大阪のおばちゃん」っぽい雰囲気を意識して演じています。

朋は、一歩引いて全体を見渡せる子で、人をしっかり観察できるからこそ、その優しさや配慮が自然と行動に表れるんです。幼馴染みのモナに対しても愛を持って接しているので、彼女を諭すようなシーンではあまり怖い印象にならないように気をつけるなど、バランスを意識して演じました。

矢野妃菜喜

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◼︎“可愛いが通じない”相手にはどう向き合う?

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