狩野英孝、また人生を一から始めるなら「コンビを組みたい、ツッコミ担当で」 M-1、キングオブコントにも憧れ

芸人、YouTuber、アーティスト――とマルチなフィールドで活動を続ける芸人・狩野英孝。現在公開中の映画『マインクラフト/ザ・ムービー』では、主人公たちと敵対する四角いブタ、ピグリン軍団の将軍・チャンガス役の日本語吹替キャストとして出演している。何もないところから自分の世界を作りだせるゲーム「マイクラ」を題材にした作品に参加した彼は、今までどんな思いで“芸人・狩野英孝”を作り上げていったのだろうか――22年間の芸能生活を振り返った。
【写真】狩野英孝、イケメンショットの数々に衝撃 様々なポーズ披露 インタビュー撮り下ろし(10枚)
■リアクション芸が得意な狩野にとって声優業は「非常に難しい」
(写真中央)狩野英孝が日本語吹替キャストを担当する将軍・チャンガス 映画『マインクラフト/ザ・ムービー』場面カット (C)2024 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.
「ラーメン・つけ麺・僕、イケメン!」のナルシストキャラでブレイクした狩野。2003年のデビューから22年という歳月が流れた。芸人として活躍する一方で、「50TA」名義でアーティスト活動を行い、作詞作曲を手掛けるなど、マルチな才能の持ち主。
そんな彼が本作では、日本語吹替に挑戦。演じるのは主人公たちと敵対する四角いブタ、ピグリン軍団の将軍・チャンガス。将軍とはいえ、少々抜けたところがあるキャラクターだ。
オファーを受けたときは「自分で大丈夫なのかな」と不安があったというが、「敵のリーダーということで、結構野太い怖い声を想像していたんです。でも、最初本国のオリジナル版の声を聞かせてもらうと、結構軽くてチャラい感じでした。雄叫びを上げて登場するのですが、そこから気が抜けたようなテンションになる。そのギャップが笑えるのかな。これだったらいけるのかも」と気が楽になったという。
これまでも声の仕事をしたことはあったが外国語映画の吹替は初。「元々以前は、白いスーツを着て、バラを胸元に差し、ロン毛でやっていた人間。その後もリアクションなど、手ぶり身振りで笑ってもらっていた芸人なので、そういう動きや表情なしで、声だけで笑いを作るというのは非常に難しかったです」とコメントし、「でも僕がアフレコするときは、山寺宏一さん(ジャック・ブラック演じるスティーブの日本語吹替キャスト)や、安元洋貴さん(ジェイソン・モモア演じるギャレットの日本語吹替キャスト)が素晴らしい声を吹き込んでくださっていたので、そこに導かれるように引っ張っていただきました」とベテラン声優陣の匠の技に感謝を述べる。