SixTONES・京本大我、30歳を迎えて意識に変化「仕事もプライベートも健康的に」
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映画『見える子ちゃん』場面写真 (C)2025『見える子ちゃん』製作委員会
――原菜乃華さん、なえなのさん、久間田琳加さんとの共演はいかがでしたか?
京本:原さんはみこにぴったりだなと思いました。原さん以外は考えられないくらいに“見える子ちゃん”だなと撮影中も思いましたし、完成した作品を観ても思いました。原さんはアニメがお好きなので、オススメのマンガを聞いたりしました。なえなのさんとはバラエティーでも共演させてもらったりと本作での共演後にもご縁があります。久間田さんとは心の距離が近い役だったのですが、撮影期間が短かったこともあって意外とお話できなかったかもしれないです。
僕が撮影に入った時には、すでに3人の関係性が本当の友達のような、打ち解けている感じがしたので、先生面するわけではないですけど(笑)安心感というか、素敵な撮影をされているんだろうなと感じました。
――みこは突然霊が見えるようになりますが、京本さんご自身に霊感は……?
京本:ちっちゃいころは霊感があったみたいです。壁に向かってよくしゃべっていたようで、「何をしゃべってたんだろう?」と思って聞いたら、僕が生まれた時には亡くなっていた父方のおじいちゃんのことを、3~4歳の僕が壁に向かってしゃべっていたみたいです。全然怖い感じはなかったので、守護霊だったのかもしれないですね。あとは心霊スポットの映像を見るとめっちゃ肩が重くなるので見ないようにしています。
そもそも僕は日々生きていてツイてないことが多いんです(笑)。自分の中で運の悪さが目立つんですよ。自分だけ何かもらえないことがあったり、リーダーを決めるじゃんけんで1回も勝ったことがなかったり。責任転嫁したくなるくらい、ちょっと弱い部分があるんですよね。
グループで霊感のあるメンバーですか? 聞いたことないなぁ。でもYouTubeの遊園地ロケなどでもおばけ屋敷に率先して行く人もいないので、きっといないんじゃないのかな。
――劇中では高校の文化祭の出来事も描かれますが、ご自身の文化祭の思い出は何かありますか?
京本:文化祭は大好きでしたね、準備はサボっちゃうタイプでしたけど(笑)。一大イベントで毎年楽しみにしていた記憶があります。僕のクラスではベーグルを出してたのかな? そのへんは曖昧ですが、いろいろな場所を回っていました。でも、根っから明るいタイプではなかったので、自分なりに背伸びして楽しもうとしてましたね(笑)。
――昨年30歳を迎えられましたが、何か変化はありますか?
京本:30という節目を迎えたことで自分の変化を大きく感じていますし、衰えも感じています。ライブの次の日に体力が回復してないのがショックでしたね。しゃがむ振りで尻もちをつきかけた時には自分の足腰の弱さにめちゃめちゃ落ち込みました。人間ドッグにも行ったんですけど、自分を労わり始める時期になりました(笑)。
お仕事の面では方向性は大きく変わっていないです。自分の中で意識しているのは20代はとにかく挑戦していく。自分に何が合うのかもわからないから、いただいたことを大事にやっていこうと。30代はアート活動も始めたりしたので、量も大事ですけど質もより大事にお届けする責任というか、そういうことを意識しています。
プライベートではなるべく健康にしていたいなと思うので、休みの日もちょっとでも出かける予定を作ってみたりしていますね。アートに関心があるので、いろんな展示を調べてカメラで風景を撮りながら美術館に向かったり。1時間くらい観て帰るというのをやっていると「健康的だなあ」「心に余裕があるからできるんだろうな」と思ったりしています。仕事でもプライベートでも健康的にいろいろなことをやっていけたらなと考えています。
(取材・文:佐藤鷹飛 写真:高野広美)
映画『見える子ちゃん』は、6月6日公開。