18歳になった城桧吏、『万引き家族』是枝監督と今も交流 「いい意味で」引きずるリリー・フランキーの影響とは
城自身、「翔の成長から勇気をもらっています」と打ち明ける。「僕は年上や年下の人には話しかけられるんですが、同い年の人に話しかけるのが少し苦手で……。翔がいろいろな人に話しかけたり、周囲の人を気にかけたりしているシーンを演じて、『自分も頑張らなくちゃ』と思いました。それから、自分から話しかけられるようになりました」とにっこり。「僕は一度、壁を越えるとそれからはたくさん話しちゃうタイプ。その壁を越える勇気をくれたのが、翔です」と大いに刺激を受けている。
また「翔と僕は、似たところがある」とも。「僕もかわいいものが大好きで」と目尻を下げながら、「小さな時からペンギンのぬいぐるみを集めていて。水族館で売っているぬいぐるみなんですが、まったく同じサイズ、同じ種類のものをずっと集めています。同じ種類のものでも、顔がちょっとずつ違うんですよ! 今、家に12匹います」とかわいい素顔を披露。「僕自身、自分の考えている常識が当たり前だとは思わずに生活しているので、自分の“好き”を追求していく翔を見て『これでいいんだ』と再確認しました」とそれぞれの“好き”があっていいと、本シリーズの放つメッセージに共感を寄せる。
『映画 おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!』場面写真(C)練馬ジム | LINEマンガ・2025 映画「おっパン」製作委員会
メイクや髪型などアレンジを加える翔だが、「周囲の友だちからは『翔、かわいすぎる』と言ってもらえることもあって。メイクさんにかわいくしてもらって演じているので、『かわいい』と思ってもらえるのはとてもうれしいです。最初はグロスを塗るのが難しくて、はみ出して塗ってしまったりと苦労をしたんですが、今ではうまく塗れるようになりました」と新たな挑戦を果たしたシリーズでもある。城は「映画版の翔は、髪にいろいろな編み込みをしているのでそこも見てほしいです」と笑顔でアピールしていた。