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真飛聖、デビュー30周年でファンへ感謝の初ライブ開催 宝塚退団後『ミッドナイトスワン』のバレエ教師役が転機に

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◆『ミッドナイトスワン』のバレエの先生役が転機に



――退団後、ドラマ『相棒』『あなたの番です』『その女、ジルバ』、映画『娼年』『ミッドナイトスワン』とさまざまな作品で印象的な役を演じられ、10人に聞いたら10の真飛さんの代表作が返ってくるような印象があります。ご自身にとって転機となった作品を挙げるとするとどの作品でしょうか?

真飛:間違いなく『ミッドナイトスワン』ですね。内田(英治)監督との出会いはかなり大きかったなって思います。バレエの先生の役だったのですが、私は3歳からバレエをやってきてバレエの先生をよく知っているし見てきているからこそ、「こうだよね」と形から入っちゃった自分がいました。

でも、内田さんにはそういうのは通用しなくて…。「最初真飛さんの芝居は好きじゃなかった」ともはっきり言われました。その時に、頭でっかちに「バレエの先生たるやこうじゃなきゃいけない」と思っていたけど、それだったら私がやらなくたっていいし、本当のバレエの先生がやればいい。私が演じることになったということは何か違うことを求められているんだと気付きました。

それから何回もリハーサルをさせてもらい、少しずつ役を掴んでいく中で、草なぎ(剛)さんのあのナチュラルなお芝居にもすごく影響を受けて……。丁寧に作業していった時間だったので、鮮明に覚えている作品、撮影現場でした。


――一方、退団されて14年が経ちますが、宝塚への思いはいかがですか?

真飛:宝塚を辞めて、こっち側の芸能界というところに行くことになったときに、やっぱり宝塚って限られた人しか知らないなって思ったんです。“タカラヅカ”という5文字は大体の人が知っているけれど、観たことないよねで終わるパターンが多いというか。チケット取るの大変なんでしょ、観れないんでしょで終わってしまうともったいないなと思ったんですね。素敵な世界だし、同じ方向をキラキラした瞳で見つめ一生懸命にやっている姿ってすごく感動するし、真っすぐな気持ちが飛んでくるから、もっと多くの人に知っていただきたいっていう思いがありました。

なので、映像作品をやるときにも、宝塚に恥じないような姿勢で、「この人、宝塚なんだ。へー、宝塚も観てみようかな」という人が少なからずいればいいなと思いながら向き合っています。実際、私を知って宝塚を観ましたっていう方もいるんです。微力でも、宝塚の何かに貢献できる1人になれたらうれしいし、唯一無二の場所なのでぜひ観ていただきたいと思っています。

宝塚時代は、どう自分を高められるか、自分との戦いの連続でした。真飛聖がどうやったら少しでも男役として極められるかというのをずっとやっていました。そういう時間ってあそこにしかなかったと思うんです。かけがえのない時間であり、二度とあの仲間たちとの絆を超える仲間とは出会わないと思うし、出会えなくていいとも思っているし、出会えなくて当たり前だとも思っている。それほど今でも大事な存在で、宝物。本当に恵まれてたなって思います。

今回のライブには宝塚を観たことがない人もいらっしゃると思うんです。全曲宝塚の曲で構成するので置いて行かれるんじゃないかと不安になるかもしれないですが、「今はこうだけど、昔はこういうことやってたんだ」「へー!面白い」「かっこいい曲だな」とポジティブに楽しんでいただける空間にしたいなと思います。

――初見の方も「EXCITER!!」にはハマること確実だと思います!

真飛:お!うれしい! でも、「EXCITER!!」やるとは限らないですよぉ~(笑)。ないんか~い!ってなったら衝撃ですよね(笑)。

――(笑)。来年には、海外作品でブレンダン・フレイザー主演の映画『レンタル・ファミリー』にご出演するほか、新国立劇場 小劇場にて日本初演の一人舞台『ガールズ&ボーイズ』に挑戦されるなど、まだまだ新しい挑戦が続きますね。

真飛:……困りましたね(笑)。しかも3年ぶりの舞台。まさかそんなお話が私に来るとは…と今でも思っています。でも、台本を読むと、断る理由が見つからなかったんですよね。

新国立劇場の方が「なんで引き受けちゃったんだろう?と怖くなって何回か後悔すると思います。でも一緒に乗り越えましょう!」と言ってくださったので、「よろしくお願いします!」と握手しちゃったりして(笑)。考えてもしょうがない、前向きにやるしかない!と思ってます。起こってもいないことを考えてマイナスに思うよりは、決めちゃったんだったら、とりあえずやりましょうとマインドを変えるしかないですよね。

30周年はライブに挑戦して、31年目に原点の舞台に戻るっていうのは自分の中ではいいタイミングだったと思いますし、まずはライブ、そして一人芝居とひとつひとつ乗り越えていきたいですね。

(取材・文:田中ハルマ 写真:高野広美)

 『真⾶聖 30th Anniversary Live』は、丸の内コットンクラブにて10⽉20⽇・21⽇開催。

 一人芝居『ガールズ&ボーイズ』は、東京・新国立劇場 小劇場にて2026年4月上演。

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