宮近海斗「焦らずオフを過ごせるようになりたい」 俳優業で開いた新たな扉、Travis Japanとしての夢を語る
所属するグループ・Travis Japanは今年、全国8都市を巡るアリーナツアーに加え、2度目となるワールドツアーも敢行。宮近個人としてもバラエティ番組への出演や、本作では俳優としての可能性もたっぷりと感じさせるなど、多方面で目覚ましい活躍を見せている。そんな宮近に今の「夢」を聞いてみると、じっくりと考えながら「何もしていない時間があったとしてもプレッシャーを感じないくらい、頑張ること」という答えが返ってきた。
「いろいろな人たちが僕らの活動を見守ってくれていて、それを通して『幸せになった』と言ってくださって。そういった中で今は、オフがあったとしても『何かしなきゃ』『どうしよう』『あれしなきゃ、これしなきゃ』と思ってしまうんです。『後悔しないために』という気持ちから来ているものだと思いますが、そういったプレッシャーを感じないくらい、自分の活動に自信を持てたらいいなと思います。いろいろなものを届けられるようになった先で、自分が何もしていなくても焦らずオフを過ごせるようになることが、今の夢です」。

そして「Travis Japanとしては、もっともっと自分たちが発信するエンタテインメントをみなさんに楽しんでもらいたい」とキッパリ。「ライブもそうですが、アルバムももっとコンスタントに届けられるようになって、供給数を上げてたくさんの方に楽しんでもらえるような活動をすることが、今の目標です」と語る。
たくさんの幸せを届けたいという情熱を胸に、がむしゃらに走り続けている宮近海斗。インタビューの場でも、明るい笑顔でその場を盛り上げつつ、どんな問いにもまっすぐに応える姿からは、誠実な人柄が力強く伝わってきた。(取材・文:成田おり枝 写真:山田健史)
映画『楓』は、12月19日より全国公開。
※「辻雄介」の「辻」は正しくは一点しんにょう。

