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立花日菜&大西沙織が『器用貧乏』に重ねたリアル――評価されない苦しさ、その先で掴んだもの

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■ソフィアとセルマ、正反対な姉妹の尊さ

――お二人が演じるソフィアとセルマはどのようなキャラクターですか?

立花:ソフィアは、見た目の通り“守ってあげたくなる”かわいいヒロインで、演じるうえでは「可愛く、可憐に、愛される存在であること」を何より大切にしていました。オルンに対しては、憧れに少しだけ恋心が混じったような感情や、「一人の魔術士として認めてほしい」という想いを、繊細に込めることを意識しています。

また、お姉ちゃんであるセルマとの関係性もすごく大切で、暴走した時にたしなめたり、落ち込んでいる時に励ましたりと、年頃の妹らしい距離感を意識して演じました。もともと自信のない子ですが、物語が進むにつれて少しずつ強さや自信がにじんでいく。その成長も感じてもらえたらうれしいです。

テレビアニメ『勇者パーティを追い出された器用貧乏』場面カット(C)都神樹・講談社/勇者パーティを追い出された製作委員会
大西:セルマは《夜天の銀兎》というクランに所属するSランクパーティのリーダーで、大陸最高の付与術士という、本当にすごい女性なんです。

強くて凛としている、いわゆる“硬派な女性キャラ”って、どうしても遊びが少なくなりがちですが、セルマは妹と一緒にいる時に、ガラッと雰囲気が変わるくらい砕ける。そこがこのキャラクターの最大の魅力であり、ポイントだなと感じていて。だからこそ、その振り切れた部分は遠慮せず、思いきり楽しみながら表現できたらいいなと思って演じています。

テレビアニメ『勇者パーティを追い出された器用貧乏』場面カット(C)都神樹・講談社/勇者パーティを追い出された製作委員会
――姉妹それぞれから見て、「このシーン、うちの姉(妹)可愛すぎない?」と思った瞬間は?

立花:1話で、オルンがソフィアに対して「下心はない」と言ったのを受けて、セルマが「うちの妹が可愛くないってことか!」と怒るシーンがすごく好きです。それに対してオルンが「めんどくさいな、この人……」みたいな反応をする流れも含めて(笑)。

ソフィアがそばにいると、セルマは“女性”というより、“妹を守るお姉ちゃん”としての顔がすごく強くなるんですよね。少し暴走気味なところも、ソフィアからすると「可愛いな」と思って見ているんじゃないかなと。普段はしっかり者で尊敬している分、感情に弱かったり、妹のことになるとブレーキがかからなくなる姿が、ソフィアにはとても愛おしく映っていると思います。

大西:姉目線からすると、ソフィアは本当に“いつだって可愛い”です(笑)。1話の冒頭でオークに追い詰められてしまう場面では、その場にセルマはいないんですけど、アフレコをしながらずっと「お姉ちゃんはここにいるよ……!」という気持ちで見守っていました。

それから、オルンと二人で話している時のソフィアって、セルマには見せない表情や空気感があるんですよね。それが少し悔しくもありつつ、「ああ、ちゃんと一人の女の子なんだな」と感じられて、ますます愛おしく思いました。

(左から)大西沙織、立花日菜

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