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コロチキ・西野創人、筋トレで培った強メンタルに背中を押され舞台初出演 相方・ナダルの意外な反応とは?

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――今回の作品は「エクストリーム・シチュエーションコメディ(kcal)」とのキャッチフレーズですが…。

西野:「どういう舞台?」って周りに聞かれて説明しても、みんな「どういうこと?」ってなりますね。

台本を読んで最初の印象は「標準語かぁ…」(笑)。ずっと大阪で育って、大阪で芸人やって、上京して周りに標準語の芸人が増えたとしてもやっぱり関西弁が抜けないんですよ。ネタも関西弁だし、奥さんも関西の人なんで家に帰っても関西弁で。これは大変だぞ…というのが一発目の印象でした。

それから自分のセリフをチェックしていったら「初めてってわかってくれてんのかな…?」と思うような多さで。冨坂さんは僕が関西弁だということを忘れていたみたいで、「あ、難しいですね。どうしましょう? ま、いっか」という感じでしたけど(笑)。

――演じられる匡は、冨坂さんのお兄さんがモチーフとのことですが、何かアドバイスはありましたか?

西野:匡はお葬式を仏教式でやりたがっている硬い男で、マジで僕の中にない人格なんです。僕、葬式のこととかで揉めたくないし、争い事も「なんでもいいやん」って言うタイプ。真逆やなっていうところから入ったので、冨坂さんの「こうやってもらってもいいですか?」という演出がすっと入ってくるというか、真逆すぎて完全に自分要素を消せるので、逆に匡という人間にめっちゃ入り込める感じがあります。ただ、匡は「おかしいだろ!」「なんでだよ!」と強く言うタイプの人間なので、先日コンビのラジオで「何言うてんねん!」とナダルへの当たりが強くなっていました。匡が自分を食ってくるじゃないですけど、1ヵ月稽古を重ねてきて、ちょっと支障が出てきています(笑)。

――匡との共通点はどんなところでしょう。

西野:まず、僕、長男なんですよ。で、足立梨花ちゃんが演じる千聖のようなしっかり者の妹がいるんです。よくケンカもしていましたし、そういう関係性も懐かしいなって思うくらい似ていて。

もっとびっくりしたのが、田中要次さんが演じる治が、ダメだな~っていう父親なんですけど、離婚して離れて暮らしているのも一緒。その治さんは沖縄がめっちゃ好きなんですけど、そこもうちの父親と一緒なんですよね。どうしようもない治に「何してんねん」と冷たく言うシーンがあるのですが、すごくやりやすかったです。

舞台『汗が目に入っただけ』メインビジュアル
――鈴木保奈美さんにはどんな印象をお持ちでしたか?

西野:ちょうどこのお話が来た時に『スキャンダルイブ』というドラマを観ていて、保奈美さんがめっちゃ怖い嫌な役やったんです。「マジか…。めっちゃ怖いねんけど」って思ったんですけど、顔合わせの時に自己紹介させてもらったら、「体、鍛えてるんですよね」ってマッチョポーズを保奈美さんなりに「こんな感じ?」みたいにめっちゃやりはって。「かわいい!」ってなりました(笑)。なんて無邪気な人なんだろうと。

保奈美さんは大女優さんなのに気を遣わない空気を出してくれるというか、雰囲気が柔らかいんですよね。休憩時間にも僕らの雑談に入ってきてくださるし、フラットな感じで接してくれるんです。「あそこ練習してもいいですか?」「匡のあそこの場面、難しいけど上手にできてたね!」と気さくに話かけてくれるのがうれしいです。

――先ほど、長い期間稽古があることにびっくりしたというお話もありましたが、ほかに驚かれたことはありますか?

西野:セットがだんだん本番仕様に近づいていって、「どうぶつの森」じゃないですけど、どんどんアップデートされていくのが自分の家じゃないのにうれしかったです(笑)。「ここに電子レンジ置いてある!」「冷蔵庫の中に水、増えてる!」と本番に近づくにつれて現実味が出てくるというか、ワクワクしてくる感じがあります。

あとどんどんパズルがはまっていく感覚じゃないですけど、「あそこで練習したこれがこうなんねや!」みたいな感じがあって。通し稽古を初めてした時、最後のシーンでちょっと泣いてしまったのが驚きでした。泣ける人だと自分で思ってなかったんです。コントとかでここガチで泣いたらおもろいやろなというところがあっても、やっぱり涙って出ないんですよね。でも最後のシーンでなんかいろんな感情になって、「あんだけ稽古してあんなしんどかったあそこも全部終わって初めて通せた」っていう達成感と物語が全部リンクした瞬間にグワーって涙が出てきて。あんなことは初めてでしたね。

――これからもまた舞台をやってみたいというお気持ちは?

西野:ナダルがどう言うかですね(笑)。「あまりに釣りに行けすぎるのも…。俺、家族もおるしな」みたいなこと言ってましたし。

でも、これをきっかけに確実に僕自身はすごくでかくなったというか、いろんなものを吸収できたので、演じるってやっぱり楽しいなって改めて思いました。

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◆筋トレで培った強メンタルが舞台初出演の背中を押してくれた

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