乃木坂46・中西アルノ、『惡の華』の“鬱屈とした思春期”に共感 「大人への些細な反抗みたいな」
中西アルノ
――今作が連続ドラマ初出演ですが、以前から演技へ挑戦してみたいという思いはあったのでしょうか。
中西:私は映画が大好きだったので、作品の中で生きることには昔から漠然とした憧れがありました。グループの先輩方もお芝居にずっと挑戦してきていますし、今回、こうして『惡の華』という作品に携わらせていただけることは本当に光栄に思います。
――鈴木福さんとの共演についてはいかがでしたか?
中西:鈴木福さんには現場でセリフの覚え方を教えていただきました。「一言一句、受験勉強的に覚えようとすると覚えにくいし、セリフが感情とリンクして出てこない」ということで、前後の流れをつかんで「どうしてこの言葉がきっかけで出てくるのか」を考えながら覚えていくとスッと入りやすくなるし、言葉としてもしゃべりやすくなるとアドバイスをいただきました。「師匠!」と思いながら実践させていただきましたね(笑)。
――演技以外にコミュニケーションを取る機会はありましたか? その際の印象はいかがでしたか。
中西:「大先輩だ…!」と思っていたんですけど、本当にラフに接していただける方でした。私は少し人見知りなところもあったのですが、お芝居で悩んだ時には、私が言わなくても気づいてくださって、いつも細かくアドバイスしてくださいました。同級生との放課後のシーンでは、私が緊張している時に乃木坂46の楽曲をかけてくださったりして。「勘弁して!」と思いつつも(笑)、鈴木さんの気遣いのおかげで空気が和んでいったなと思います。現場を盛り上げてくれるムードメーカーな方で、すごく楽しかったです。
ドラマ『惡の華』場面カット (C)「惡の華」製作委員会2026 (C)押見修造/講談社
――あのさんについてはいかがでしょうか。
中西:ご一緒したシーンは少なかったのですが、“自分の内側の核となる部分をさらけ出したくなるような方”であると同時に、あのさん自身のことももっと知りたくなるようなミステリアスな方という印象でした。そこがあのさん演じる仲村さんとダブって見えるところがあるなと思いました。最初に「グループアイドルっていろんなことがあるよね」と声を掛けていただいて、お話しできてうれしかったです。
――常磐はあのさん演じる仲村の面影を感じさせる役でもありますが、その点で意識したことはありますか?
中西:春日が常磐を仲村さんと重ねて見るシーンで、私が「にゃはは」と笑うんです。あのさんの「にゃはは」を映像で見せていただいたり、こんな感じでやってたよという情報を入れられるだけ入れて、「どこかが似ている」と思わせるポイントを作ろうと意識していました。終盤には初めて生であのさんの「にゃはは」を聞いて、一緒に「にゃはは」としたんですが、そこは出会わない世界線のヒーローが出会ったかのような熱い気持ちになりました。

