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濱田岳、話題の新作でW主演の岡田将生とは、“ガッちゃん”“マサオ”と呼び合う仲

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 それにしても高校1年生役。濱田は25歳、岡田は24歳である。「初めて赤い学ランを目にしたときは、さすがにビックリしましたけど、ふたりで意外と似合ってるよね、なんて話してたんです。でもいざ学校のシーンで、黒の制服を着た本物の高校生世代に混ざったときといったら…。俺たち、絶対、変だよ!って(笑)」。

 その後はふたりで慰め合ったという。ここまでの話だけでも、濱田と岡田の仲良しっぷりが伝わってくる。濱田も「確かに、なぁんか、馬が合ったんでしょうね。おもしろいと思う感覚が一緒だったりとか。仕事仲間というより中学高校の友達みたいな感じなんですよ。コインランドリーで、ふたりでバカみたいにぼ~っと待っていたときもあったなぁ」としみじみ振り返っていた。

 さて、赤学ランの淡十郎。一見、強烈なキャラクターだが、実は悩み多き普通の青年にも映る。濱田は頷きつつ、さらに「人として憧れる感性の持ち主」だと語る。「彼には天才的な資質があるけれど、でも、いたって普通の高校生でもある。ただ、物事を美しい、美しくないで判断するあたり、人より感性が鋭いんですよね。アンテナが敏感というか。斜めから見ることができる子。敏感ゆえに、大きなショックを受けたり、体制に歯向かいたくなる。彼は父親と考え方が違うけれど、それも彼だからこそだと思うし。僕は人間的にステキな子だと思って演じてました」。

 そして出来上がった本編。濱田はいい意味で裏切れたと話す。「突飛な話だから、もっと映像的な面に頼ってくると思っていたんです。でも、この変な話がちゃんと人間模様で進んでいく。決してVFXがウリにはなっていない。それは水落(豊)監督の腕だと思います。ファンとしては非常に満足のいく作品で、出ている側としてはいい意味で裏切られました」。

 ラストも最高だ。「僕はコメディシーンだと思ってやってたんですけど、観てくれた人によっては、あのシーンでウルウル来たって人もいるんです。見方によっては青春ムービーとしても、バディムービーとしても観られる。年代を問わずに観られる映画になったと思います」。さて最後に。本作、エンドロールが始まっても、決して席を立ってはなりませんよ。(取材・文・写真:望月ふみ)

 『偉大なる、しゅららぼん』は3月8日(土)より全国公開。

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