オリラジ藤森慎吾、「チャンスがあれば何でもやる」批判受けても“マイウェイ”貫く
そんな彼らの姿勢に批判的な意見を持つ人もいることは自覚しているという。「僕らは正直、お笑いネタで評価されてきたコンビではないので、思うことがある人はいっぱいいると思います。でも、相方はインテリで頭がいい企画をやったり、僕は僕でチャラ男でバラエティに出たり、こうして映画に出させてもらったり……。周囲にどう思われても、結果的に満足いく仕事が出来ればいいかなって思うんです」。
自身の進む方向にぶれることがないという藤森だが、本作で演じた加茂は、徹底的に追い詰められる。「僕も芸能界に入ってから、何度も追い詰められていますよ。どんどん仕事がなくなってレギュラーもなくなって……。休みが増えたりするとそれだけでめちゃくちゃ怖くなります。逆に忙しくなったらなったで、調子こいたり。結構精神的に追い詰められる世界ですよ」。
それでも劇中の加茂は懲りずに、お金が入るとすぐにキャバクラに行って散財する。「僕も、落ち込むし怖くなるけれど、結局はポジティブに考えてしまう。その部分は加茂に似ているかも」と自己分析する。俳優という仕事についても「大バッシングされないかな」という不安がありつつも「すごくありがたい話ですよね。もしもこの作品を観ていただいて『藤森、芝居もいけるんじゃない?』なんて思ってもらえたら大大大ラッキーです。ぜひとも優しく見守っていただいて『ウシジマくん面白かった、藤森も意外と演技うまいんだね』みたいなことをつぶやいて拡散していただければ……。またクランクインしたいですね」とあくまでもポジティブにとらえていた。(取材・文・写真:磯部正和)
映画『闇金ウシジマくん Part3』は絶賛上映中。