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サイモン・ペッグ、溢れる“スタ・トレ愛”告白も「オマージュに傾倒し過ぎない」を意識

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『スター・トレック BEYOND』サイモン・ペッグインタビュー
『スター・トレック BEYOND』サイモン・ペッグインタビュー クランクイン!

 現在、公開中の映画『スター・トレック BEYOND』で共同脚本も務めたモンゴメリー・“スコッティ”・スコット役のサイモン・ペッグが8年ぶり(『ホットファズ 俺たちスーパーポリスメン!』以来)の来日を果たし、溢れる“スタ・トレ愛”を抑えながら、誰もが楽しめる物語を執筆したエピソードを語った。

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 本作は、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のJ・J・エイブラムスと『ワイルド・スピード』シリーズのジャスティン・リン監督が初タッグを組んだシリーズ第3弾。未知の領域を探索していたエンタープライズ号のクルーたちが、“絆”を取り戻すために新たな敵と戦う姿を活写する。今回、エイブラムスは製作に専念し、『ホットファズ』『宇宙人ポール』などストーリーテラーとしても評価の高いサイモンが『コンフィデンス』などの名手ダグ・ユングと共に脚本を担当した。

 SFオタクを公言するサイモンは、とくに『スター・トレック』への造詣が深く、リン監督いわく、「彼は全作のセリフを覚えている」と証言するほど筋金入りのトレッキー。いったいどこに惹かれたのか?と問い掛けると、「全てさ!とても前向きな物語が最高だよ」と即答。ただ、この溢れる愛の深さは、脚本を作る上での強みにもなったが、ある意味、マイナスの面もあったという。

 「もちろん、僕の百科事典的な知識が有益に働くところもあったけれど、今回は『スター・トレック』誕生50周年の締めに当たる作品でもあり、これまでのファンの方々はもとより、このシリーズに初参加される方々にも楽しんでもらえるものにしたかった」と述懐。「そのためには、オマージュに傾倒し過ぎない客観性が必要だった。スタ・トレ愛が深いだけに、とても難しい作業ではあったけどね」と葛藤があったことも明かした。

 そして、その肝となるエピソードが、エンタープライズ号の壊滅だ。謎の異星人から猛攻撃を受け、クルーたちはバラバラとなり、壮絶なサバイバルにさらされるのだが、これについてサイモンは、「シリーズを通して友情や信頼関係を育んできたクルーたちは、まるで家族のような存在になった。今回は、その象徴であるエンタープライズ号を彼らから奪い取ったらどうなるのか、というところを描きたかったんだ」と説明。

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