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ピコ太郎、“1分音楽”誕生の秘話とは 夢は「マディソン・スクエア・ガーデンで歌う」

エンタメ

 楽曲の短さは「1分以上のものを作れない。飽きちゃう」からと説明しつつも、米ヒップホップグループ「ブラック・アイド・ピーズ」のウィル・アイ・アムがインタビューで口にしていた「今後、曲はよりシンプルに、より音階もなく1分くらいになるんじゃないか」という考えを引き合いに、短い曲の可能性に言及。「40秒でサビ、ボン!でいいんじゃないかと思っている。だから短い曲で皆さんに喜んで頂けたのはもの凄く嬉しい」と手応えを口にし、自身のテーマである「世界平和」とかけて「平和というのは難しい。5年なのか2秒なのか。僕は、1分は平和にしたい」と浅からぬ思いを吐露した。

 “一発屋”ムードが漂い始めている現状については、率直に「一発屋という言葉が光栄。一発当てた、という意味ですから。ありがたい」と謙遜しきり。「僕は当て方は知りません。打率は0割0分1厘くらい。(今後やることは)世の中にチョイスしてもらえる素材(楽曲)を並べるだけ。これからも定期的に曲をアップし続けます」。

 今後の夢について問われると「『夢はありますか?』という質問から入ったほうがいいと思います。なかったら叶える必要はない。夢というのは、強制的に持つものではありません。夢がなければ、現実をキチンとこなせばいい。それもすごい幸せ。ただ、ハッ!と憧れたものがあれば、そこへ向けて何が一番近道なのか考えたほうがいい」と持論を展開。若者に向けて「努力ではなく、近道を探るために、必要な手段を選ぶことを続けていけばいい」とエールを送った。

 かくいう自身の夢の一つは、米ニューヨークにあるマディソン・スクエア・ガーデンで歌うこと。「あそこを借りて10曲10分で帰ったら最高」とニヤリと笑った。ピコ太郎の快進撃はどこまで行くのか注目だ。(取材・文:桜井恒二)

 ピコ太郎のアルバム『PPAP』は絶賛発売中。

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