息ぴったりの『ジュラシック・ワールド』コンビ、新作は“バディ”もの!?
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さらに劇中、惹かれ合っているのに口論が絶えないオーウェンとクレアの関係性についてクリスは、「二人は人生が激変するような経験をしているので、人として成長し、変わっていくのは当然だよね。前作は、クレアの心の変化をメインに描いていたが、本作では、それをオーウェンに戻しているんだ。彼はテーマパーク崩壊の責任から逃れるために孤独な暮らしを選び、最初は“火山の噴火で絶滅してしまえばいい”なんて言っていたが、クレアが介入することによって、彼は意見を変え、人間的に成長していく。二人の対照的な関係性は、その変化を描くために必要不可欠なんだ」と分析する。
これを隣でうなずきながら聞いていたブライスは、「1つ付け加えるなら、前作は、“真逆の二人が一緒に何かを成し遂げなければいけない”という状況に恋愛的なエッセンスが絡んでくる古典的な描写が強調されていた。でも、今作の二人の関係性は、バディ的なところがあると思うの。同じ方向に向かっているけれど、アプローチが違う二人はどうしてもぶつかり合ってしまう。ただ、そこに愛情があるから、なんとも言えないユーモアが生まれてくるのね」。そう熱く語ったブライスに、クリスが「Good answer!」と声をかけると、なぜか取材陣全員が拍手喝采。『ジュラシック』シリーズを支える最強カップルのパワーを肌で感じた瞬間だった。(取材・文:坂田正樹/写真:奥野和彦)
映画『ジュラシック・ワールド/炎の王国』は7月13日より全国公開。