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広瀬すず、亀梨和也の言葉に救われた過去 朝ドラ撮影の日々も「楽しい!」

エンタメ

 そんな広瀬が演じるのは、戦争孤児でもたくましく生きる女性、なつだ。広瀬はなつを演じるにあたって、「幸せを感じながら生きてはいるけれど、子どものときに両親を戦争で亡くして家族とも離れちゃった分、勝手に距離を作ってしまうところがある」と分析する。

 「なつは、『ありがとう』や『ごめん』をたくさん言う少女だなという印象があります。幸せだという思いを言葉や表現で伝えることができる子。そこにいるだけでみんなが明るくなれる、太陽みたいな存在で、私自身も見習わなきゃなって思うところがたくさんある素敵な子です」。

 また、本作は連続テレビ小説100作目となる記念すべき作品となるが、それについて聞くと「私自身もなつと同じように、人に恵まれているなと思います。巡り合わせの運だけは異常に強い自信がある!」とお茶目に笑う。

 「紅白歌合戦で司会をさせていただいたときも『平成最後』という特別な言葉に出会えて、すごく幸せなことだし、光栄に思いました。こんな自分で申し訳ないという思いもあるのですが…。実は、以前に出演した作品で不安に思っていた撮影のときに、亀梨和也さんから『せっかくだから楽しみなよ』って声をかけてもらったことがあったんです。その言葉にすごく救われました。だから、今は都合よく『せっかくだから』と思っています」。

 「せっかくだから」の思いを胸に、前へ前へ前進する広瀬。十勝の大地を舞台にした、ニューヒロインの誕生から目が離せない。(取材・文:嶋田真己)

 連続テレビ小説『なつぞら』は、NHK総合にて4月1日より毎週月曜~土曜8時放送。

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