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『IT/イット』監督、ペニーワイズの怖さを生む秘密を明かす 子どもたちにメッセージも

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アンディ・ムスキエティ

バルバラ・ムスキエティ

 さらに、そのライティングのアイデアは“蛍”から着想しているそうで、髪の毛がしっかり見えるように実は後ろからもライティングされている。「これはほんの一例だけれど、そういう細かく精密な作業がどのシーンでも行われていて、それが恐怖につながっているんだ。正面からペニーワイズに照明を当てると全然怖くないし、ビルがハンサムだということがわかってしまう。演出ってそういうものなんだよ」と舞台裏を明かしてくれた。

■アンディ&バルバラから子どもたちへメッセージ「ひとりじゃない」

 子ども時代から27年後を描いた本作は、長い年月をかけながら、いじめに遭った経験のある仲間たちが一丸となって恐怖を克服する物語でもある。この背景についてアンディ監督は、「僕たちがいる社会、特に近年のネット社会は、人を孤立させやすいし不安になる。例えば1作目で描いたルーザーズ・クラブの子どもたちは、いじめられっ子の集まり。これは僕の体験も入っているんだけれど、やはり問題が起きた場合は、とにかく親や友達とコミュニケーションをとることが最善だと思う。僕自身は親に相談できなかったし、それがトラウマにもつながっているからね」と経験をもとにアドバイス。

 一方のバルバラは、「子どもが覚えなければいけない一番大切なことは、“決して自分はひとりではない”ということ。“人類”という大きなコミュニティーの一員だということを思い出してほしいの」と言葉に思いを込める。さらに、「一見誰もいないように見えるかもしれないけれど、必ず誰かが周りにいるし、必ず自分と同じような経験をしている人がいると信じて。仲間と一緒にいれば、どんな殺人ピエロが襲ってきても怖くないから」と最後は本作にかけて締めくくった。


 <おまけ>アンディ&バルバラ最新作・ハリウッド版『進撃の巨人』近況

 アンディ監督いわく、「すでに5年くらい製作準備に時間をかけているが、まだまだ作業中なので、何も発表できないんだ。やる気満々だし、情熱はみなぎっているけれど、いろいろなことが開発中なので、また先が見えてきたらお話しするよ!」とのこと。乞うご期待!(取材・文・写真:坂田正樹)

 映画『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』は公開中。

映画『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』日本オリジナル本予告
(C)2019 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

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