『スター・ウォーズ』J・J・エイブラムス監督、意味深発言「いい物語には必ず謎がある」

1977年に『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』からスタートしたスカイウォーカー家の壮大なるストーリーも、本日より日米同時公開となる『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』で終焉(しゅうえん)を迎える。42年に及ぶ物語の最後を紡ぐのは『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』でもメガホンをとったJ・J・エイブラムス監督だ。
【写真】レイのライトセイバーアクション! レイアとの抱擁も『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』場面写真
『スター・ウォーズ』の新たな3部作としてスタートした『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』。そこで起用されたエイブラムス監督は、次作の『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』では製作総指揮という立ち位置で作品に参加。そして本作でまた監督に復帰した。再度メガホンをとることに「興奮、恐怖、また興奮」と率直な感情の流れを明かした。
映画『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』より (C)2019 and TM Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved.
もともと『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』で監督を務めることは決まっていたが、それ以降は「自分が監督を務める予定ではなかった」という。実際『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』では、ライアン・ジョンソン監督がメガホンをとり、『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』でも、当初は別の人物の名前が挙がっていた。そんな中、紆余曲折があり、再びエイブラムス監督に白羽の矢が立った。
「『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』がうまくいったので『なんで(リスクを冒して)またやるんだ』という意見もありました。正直断ることもできたのですが、長く続くスカイウォーカー家の最後を飾る作品に監督として携わることができるというのは、とてもエキサイティングだし、もしやらなかったら後悔すると思ったんです。他人のやることを批判することは簡単。もちろん怖い部分もあるけれど、逆に言えば怖いからやるんです。それが僕の人生なんです」。
(C)2019 and TM Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved.
『フォースの覚醒』以降、監督業から離れていたことをマイナスと考える意見もあるが、エイブラムス監督自身は、とてもポジティブに考えている。「ジョンソン監督でなければ考えつかなかったようなアイデアが『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』にはちりばめられていた。僕がそのまま監督を務めていたら、あんなストーリーは生まれなかった。今作を考える上で、すごく大きなことでした」と、一度監督業から離れて外から作品を観たことは大きなプラスになったようだ。