乃木坂46・中田花奈、卒業への思い「今なら“乃木坂が大好き”の気持ちで辞められる」
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■ライブの定番「ナカダカナシカコール」はファンにお任せ
コロナ禍で25thシングル「しあわせの保護色」(3月25日リリース)の発売を記念した個別握手会が延期されていたのを受けて、10月25日に開催されるオンラインでのイベント「オンライン ミート&グリート(個別トーク会)」でメンバーとしての活動を終了する中田。卒業後の芸能活動については「お声掛けがあれば続けてみたい」と話した一方で、個人的な夢も明かしてくれた。
「雀荘を経営してみたいんです。麻雀をやり始めた当初は、雀荘に対して怖いイメージもあって、それこそ女の子が行く場所ではないと思っていたんですけど、今はキレイな場所もあるし、過去の自分と同じように『麻雀に興味はあるけど行けない』と感じている女の子でも足を運べるようなお店を作ってみたいと思っています。
また、最近ではお笑い芸人の東野幸治さんがYouTubeで『東野幸治の幻ラジオ』をやっているのも聴いていて、パーソナリティが語りかけるようなラジオ番組が好きだし、こだわりもあるので、卒業後に何か発信できることや発信したいと思うことが見つかったら、様子を見ながらYouTubeもやってみたいです」。
中田といえばライブ中、2ndシングル「おいでシャンプー」(2012年5月2日リリース)の間奏で巻き起こるファンからの「ナカダカナシカコール」が有名。彼女のラストステージとなった9月30日放送の音楽番組『テレ東音楽祭2020秋』(テレビ東京系)でも、放送前から彼女が同曲のセンターを務めることが話題になったほか、ツイッター上でハッシュタグ「#ナカダカナシカ」がトレンド入りしていた。
グループの1曲を象徴するかのように、ファンから自分の名前が入ったコールを浴びている瞬間に何を思っていたのか。
「コール自体、最初のころはあまり浸透していなくて、一部のファンの方が言ってくれている感覚だったから『すごく盛り上がっているな』くらいにしか正直思っていませんでした。でも、会場にいる皆さんが言ってくれるようになってからは、純粋に『すみません』というか『おそれ多いです』みたいな感情が込み上げてくるようになって。そもそもはセンターが生駒(里奈)ちゃんの曲だったし、恐縮しながらも『ありがとうございます』みたいな感じでした」。
気になるのは、卒業後に彼女のコールが残るのかどうか。インタビューの最後、本人にどうしてほしいかを尋ねた。
「徐々に広まり始めたころから、自分のいないライブでファンの皆さんが叫んでくれていたことはあったし、それこそ日向坂46のみんなが『日向坂46デビューカウントダウンライブ!!』(2019年3月5、6日開催)で『おいでシャンプー』をカバーしてくれたときもコールが起こっていました。だから、あえて私からは明言はせずというか。個人的には、ファンの皆さんにお任せしたいかな(笑)」。(取材・文:カネコシュウヘイ 写真:曽我美芽)
乃木坂46・中田花奈1stソロ写真集『好きなことだけをしていたい』(光文社)が発売中。定価2000円(税別)。