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綾瀬はるか、女優デビューから20年 大河ドラマ後は「女優業を辞めると思っていた」

映画

■大河ドラマ後は「女優業を辞めると思っていた」 和みオーラの裏にある忍耐力


 今年、女優デビューから20周年を迎えた綾瀬。先日最終回を迎えたドラマ『天国と地獄』(TBS系)では、共演の高橋一生と見事な“入れ替わり演技”を披露するなど、八面六臂(ろっぴ)の活躍を見せている。これまでの道のりにおいて、転機と感じる作品は『八重の桜』だと話す。

 緊張やプレッシャーと戦いながら演じることは「苦しかったり、大変だなと感じることも多かった」といい、「女優業について、“ずっとやっているものだ”とあまり思っていなかったんです。大河ドラマを務め上げたら、辞めるのかなと思っていました。そこがゴールなのかなって。だから今の状況は、予想外の展開です」と吐露。「でも大河ドラマの撮影が終わって、2週間後には新しい映画の撮影が始まって。“大河ドラマはゴールではなく、通過点だったんだ”と気付いたんです。まだまだ挑戦することも、自分が成長していかなくてはいけないことも、たくさんあるんだなと思いました」。さらに「私はいつも、“応えたい”という思いで、前に進んでいるところがあって。その思いも、絶えないんだなと感じました」と原動力を明かす。


 苦しくとも立ち上がるのは、「演じた役柄を通して、自分自身も“優しく、誠実な人でありたい”と思うこともあるし、“感動しました”という声をいただくこともあって。そうやって人の心を動かすことのできる仕事は、とても尊いものだなと感じています。現場でスタッフ、キャストの方々と“同じ目標に向かっていく”という時間がとても好きで。一緒に頑張っている方々がいると、その思いに応えたい、応えなきゃと感じますし、できる限りのことを精一杯やりたいと思う」と、“誰かのために”という献身力と、ひとりではないという心強さを感じているからだ。

 「“目標を設定すると、一直線に向かっていく”。そういった忍耐力はある方だと思います」と和みオーラの中に、ストイックな女優魂を持っている。掲げる目標は、「すべてのことを前向きに捉えられる人って、とても強い人なんだなと思います。私はまだそんなふうになれないので心の訓練が必要ですが、そういう人になれたらいいな。うちは、母と祖母がすごくポジティブで。私が悩んで電話しても、前向きなことばかり言ってくれるんです。すごいなと思います」と身近にお手本がいる様子。インタビュー当日も彼女のトークや振る舞いに、周囲は笑顔でいっぱい。仕事にも人にも全力で向き合うからこそ、綾瀬はるかは輝き続けている。(取材・文:成田おり枝 写真:ヨシダヤスシ)

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劇場版『奥様は、取り扱い注意』予告編

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