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竹野内豊、役者を続けられる秘訣 “命がけで臨む”現場が「なによりも幸せ」

ドラマ

■新田真剣佑と約20年ぶりの再会 好物の差し入れも

(左から)竹野内豊、新田真剣佑 ドラマ『イチケイのカラス』記者発表会にて
 また、元傍聴マニアで、入間のファンを公言している裁判所書記官・石倉文太を演じる新田真剣佑とは、思い出のエピソードがあるという。

 「真剣佑さんと初めて会ったのは、彼がまだ5歳ぐらいのときなんです」と言うと、竹野内が2001年に主演を務めた月9ドラマ『できちゃった結婚』(フジテレビ系)の現場に遊びに来ていた新田とのエピソードについて述懐する。

 「本当に小さくて、まだ子どもだったのですが、撮影現場ではすごく静かでちゃんとしていてとても良い子でした。今回、約20年ぶりにお会いして、自分よりも背丈が大きくなっていて驚きました。真剣佑さんが、タピオカ好きということを聞いて、タピオカドリンクを差し入れすると、子どものような笑顔で喜んでいたのが、すごく印象に残っています」。

■役者を続けられる秘訣 “命がけで臨む”現場が「なによりも幸せ」


 竹野内と言えば、1997年に放送された『ビーチボーイズ』をはじめ、2001年の『できちゃった結婚』、2010年の『流れ星』、そして本作など、各年代で月9の主演を務めるなど、同枠には非常になじみが深い俳優だ。

 しかし竹野内は「すごく光栄なことだと思いますが、月9だからという意気込みは特にないんですよね」と平常心で作品に臨んだことを明かすと「でも、いま日本だけではなく、世界中で大変な状況なので、こうしたお話をいただけたことはありがたいですし、携わるからには、このドラマを観て、少しでも楽しい気持ちになる人がいるなら、それは役者冥利(みょうり)に尽きるなと思います」と語った。


 「大変な時期」と竹野内が話すように、いま日本のエンターテインメント業界も大きな岐路に立たされている。「コロナ禍ということもあり、昔のように朝から晩までという撮影はなかったのですが、皆さんが健康に留意しながら、少しでもいいものを届けたいという気持ちは強く感じました」と以前との変化を説明。長く一線級で活躍している秘訣(ひけつ)については「作品ごとにチーム一丸となって、良い作品を作ろうと命がけで臨む現場にいられることが、なによりも幸せだと思っています。その思いを継続できているからこそ、こうして役者を続けられているんだと思います」と周囲への感謝を述べていた。(取材・文:磯部正和 写真:ヨシダヤスシ)

 ドラマ『イチケイのカラス』は、フジテレビ系にて毎週月曜21時放送。

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