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黒木華、30代を迎え生まれた心境の変化「無理して頑張ることもないのかな」

ドラマ

黒木華
黒木華 クランクイン! 写真:高野広美

 ドラマ、映画、舞台と目覚ましく活躍し、どんな役でもキラリと光る存在感を発揮して観客を魅了する女優、黒木華。益田ミリによる漫画を実写化したドラマ『僕の姉ちゃん』では、弟役の杉野遥亮とユーモラスな会話劇を繰り広げている。デビュー10年を超え、30代に突入した黒木だが「20代は“とにかく頑張らなきゃ、やらなきゃ”とがむしゃらだった。今はそれがほどけて、もう少し楽に生きていいのかなと思えるようになりました」と柔らかな笑顔を見せる。「かわいいおばあちゃんになることが目標」という彼女が、改めてかみ締めている女優業の醍醐味(だいごみ)や、今のモットーを明かした。

【写真】黒木華のこの笑顔に癒やされる!

■「私にも弟がいて。なんでも話を聞いてくれます」

 月9ドラマ『イチケイのカラス』(フジテレビ系)では堅物なエリート裁判官を好演、舞台『ウェンディ&ピーターパン』ではウェンディの成長を表現し、映画『先生、私の隣に座っていただけませんか?』では夫に不倫される妻をミステリアスに演じるなど、今年の出演作だけを見ても、黒木の躍進には目を見張るばかり。年の離れた姉弟がつかの間の2人暮らしを送る日々を描く『僕の姉ちゃん』では、弟に鋭いツッコミを入れていく姉・ちはる役にふんし、視聴者に温かな笑いを届けてくれる。

ドラマ『僕の姉ちゃん』メインビジュアル (C)テレビ東京
 漫画原作の実写化を演じるときは、「すごく難しいなと、毎回思います。原作ファンの方のイメージに寄り添いながら、監督の演出も大事にしなければいけない。いつも原作へのリスペクトを忘れずに臨もうと思っています」と覚悟も必要だという黒木。本作の原作もしっかりと読み込み、「言葉のセンスにものすごく魅力を感じました。ちはるの発する言葉もそうだし、それを受けた弟の順平の言葉も面白いものばかり。益田さんがいろいろなことを経験して、感じてきたことが込められている」と惹(ひ)きつけられたと話す。

 また「自分にも弟がいる」という黒木だけに、「ちはるは、私と似ているところが多い」のだとか。「弟との会話のやり取りや、弟と一緒にいるときの雰囲気は、“分かるなあ”と思うことが多くて。うちの弟も、私が言うことを“はい、はい”と言いながら、なんでも聞いてくれるんです(笑)。姉弟の心地よい、ちょうどよい関係性にとても共感した」という。一方で「私は、ちはるのようにセンスのある言葉を選ぶスキルはない」と苦笑いを浮かべつつ、「ちはるがズバッという格言のような言葉に、特に女性は共感したり、救われたりすることが多いと思います。全部、心に刺さるようなものばかり。原作を読んだときに、“ちはるのような人と友だちになりたい!”と思いました」と、ちはるはそばにいたら良き相談相手になりそうな人だと話す。

■弟役、杉野遥亮の印象に変化!?

 とりわけ黒木の心に響いたのが、ちはるが順平にかける「あんたの良いところは、友だちが知っているから、別にあんたが知らなくてもいいんじゃないか」というセリフだ。「私も誰かがかけてくれる言葉で、気持ちが楽になることってすごくあって。“自分では気付かなくても、誰かがきっと見てくれるはずだ”という意味の言葉に、私自身とてもうなずけたし、ホッとしました」としみじみ。

ドラマ『僕の姉ちゃん』場面写真 (C)テレビ東京
 ちはるを演じる上で最も大切にしたことは、仕事を終え帰宅した部屋でお酒を飲みながら、恋や仕事、人生などさまざまな会話を繰り広げる「姉弟の間に流れる空気感」。黒木は「杉野さんと本読みをしながら、作り上げていった。みなさんにもぜひその空気感を味わってほしい」と語り、杉野と共演した感想について「すごく楽しかったです」と声を弾ませる。

ドラマ『僕の姉ちゃん』場面写真 (C)テレビ東京
 「杉野さんは本当にそこに順平がいるかのように、私がやること、言うこと全てに対して、素直に返してくださった。最初は、“シャイでクールな方なのかな?”と思っていたのですが、だんだんと打ち解け始めてからは、杉野さんの面白い部分が見えてきたりして(笑)。素直で真面目で、共演させていただいてとても楽しかったです」と一緒に充実の撮影時間を過ごした様子だ。

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