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黒木華、30代を迎え生まれた心境の変化「無理して頑張ることもないのかな」

ドラマ

■30歳になって「いい意味で楽になった」

 2010年、野田秀樹が率いるNODA・MAP公演『ザ・キャラクター』で初舞台を踏み、女優デビューを果たした黒木。昨年は、デビュー10周年とともに30歳を迎えた節目の1年となったが、黒木は「30歳になって、いい意味で楽になった」と告白する。「20代は“とにかく頑張らなきゃ”とがむしゃらでした。“やらなきゃ”という思いが強くて、それがから回ってしまうこともあって。でも30代を迎えて、“無理して頑張ることもないのかな”と思えるようになりました。仕事への不安がなくなることはありませんが、もう少し楽に生きてもいいのかなと思えるようになった」。


 軽やかに30代を歩き出した黒木。今のモットーは「変わらず挑戦する姿勢を持ちながら、楽に生きること。マイナスな感情をなるべく省いていくこと」。さらに未来に向けて「かわいいおばあちゃんになることが目標」だという。「プライベートでもいろいろなことに挑戦していきたい」と目を輝かせ、「コロナ禍になる以前に、ダイビングの免許を取って。石垣島に一人で取りに行ったんです。ずっとインドア派だった私にとっては、大きな挑戦です(笑)。海に潜ると現実から切り離されて、すごくリフレッシュできる。状況が落ち着いたらまた行きたいですね。あと英語も勉強したい!」と前向きオーラをあふれさせる。


 この10年で出演作の途切れない女優へと成長してきた。女優業に感じている醍醐味は、「人間について、たくさん考えることができること」と打ち明ける。「演じる役柄を通して、こんなふうに考える人がいるんだと思ったり、たくさんの共演者の方と出会いながら、“この人はこうやって役について考えていくんだ”と思ったり。人間についていろいろと知ることができて、興味が尽きない仕事だなと感じています」。さらに「舞台は、年に1本はやりたい」と希望し、「女優としてデビューしたのが舞台。舞台をやると、自分がお芝居をやりたいと思った原点に戻れる気がします。お客さんからいただくエネルギーも大きいし、舞台は自分にとってのご褒美のような場所です」と真っすぐに女優道を突き進んでいる。


 出会いの大切さも実感している黒木にとって、頼もしい姉が登場する本作にちなみ、自身にとって姉のように感じている存在を聞いてみた。すると黒木は「吉田羊さんには、時々会いたくなってメールしたりします。お姉様感がありつつ、同じ目線になっていろいろな話をしたり、聞いたりしてくれます。長澤まさみさんにも、個人的に懐いています。周りにはステキなお姉さまがたくさんいるんですよ」と楽しそうに明かしていた。(取材・文:成田おり枝 写真:高野広美)

 ドラマ『僕の姉ちゃん』は、Amazon Prime Videoにて全話一挙先行配信中、テレビ東京にて2022年放送予定。

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