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松本まりか、主演作が続く現状に新たな恐怖 キャパはいっぱいでも「逃げちゃダメ」

映画

◆生まれた“新しい恐怖”「逃げちゃダメだ」

 今年の松本は、タナダユキ監督によるParaviオリジナルドラマ『東京、愛だの、恋だの』、夫婦の悩みをリアルに描いたドラマ『それでも愛を誓いますか?』(ABCテレビ・テレビ朝日系)でも主演に抜てきされた。「2021年はどんな1年だったか」と聞いてみると、「主演をやらせていただいたことは自分にとって大きな出来事だった」と思いを巡らせる。

 「これまでは、役を演じたらそこで終わり。でも主演となると取材をしていただいたり、バラエティーに出演しての宣伝などがあります。撮影が終わってからもそのためのアイデアを考えたり、原稿や企画のチェックなどなど、膨大な宿題が待ち受けています(笑)。初めてのことばかりで、日々勉強です」と悪戦苦闘しているそう。


 松本は、「初めての主演作品では、そこまで意識はなく、今まで通り、頂いた役を演じるだけで精一杯でした。でも、それは、逃げなのかもしれないと感じて。その立場になったら、それだけのキャパを持つ必要がある。そのことを改めて理解することが必要だったタイミングで、この作品に出会えました。この作品は、いろいろな人が一つの作品に全力で打ち込んでいる姿が描かれています。今の私に必要なものを見せてくれました」と力を込める。

 忙しさといった意味でも「私のキャパはいっぱい、いっぱい」と苦笑い。「でも逃げちゃダメなんだと思って。“もう無理かもしれない”と思っても、そこを乗り越えたら絶対に成長できる。それが分かっているから、頑張るしかない」とどこまでもストイックだ。


 さらに「この仕事でなくとも、誰もがきっと、自分の弱さや“できないかもしれない”という恐怖心と戦いながら生きているものですよね。この恐怖心を知れたからこそ、説得力を持って演じられる役もある」と役者魂をみなぎらせた松本。なかなか仕事に恵まれなかった時期を第1レベルと想定しながら、「まだまだですが、こんなにも仕事をいただけるようになって、本当に幸せです。私は今、第2レベルにいるんだと思います。次のレベルに行くためにも、現場でたくさん豊かなコミュニケーションをとって、毎日シビれるような時間を皆さんと共有したい」とニッコリ。「私には、プライベートはいらない。ちょっと強がってますけどね(笑)」と新たなステージに向けてひたむきに歩みを進めている。(取材・文:成田おり枝 写真:松林満美)

 『雨に叫べば』は配信中。

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