タイ洞窟事故、命懸けの救出作戦 緊迫の舞台裏を追った『THE RESCUE』本編映像到着
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◆辻政信(JAXAバンコク駐在員事務所前所長)
救出には、洞窟の水を抜く、穴を掘る、ダイバーを送るの3つの方法が考えられた。JICAは現地にポンプ車を送り、JAXAは「だいち2号」で宇宙から岩の割れ目を探した。この映画はダイバーによる救出活動を中心に、優れた物語に仕上がっている。
◆三宅繁輝(元JICAタイ事務所次長、現アフガニスタン事務所次長)
事件当時私は現地にいましたが、一雨ごとに100万m3もの雨が洞窟内に降り注ぎ、濁流で30cm先が見えない水中を5km進み、更に子供等を連れ帰るのは不可能ではないかと言われていました。必要な手立てを打ちつつも、最後は自らのリスクを負い救援を成功させたダイバーや関係の皆様の勇気に敬意を表します。
◆秦辰也(シャンティ国際ボランティア会常務理事)
波乱の末、洞窟ダイバーたちが起こす奇跡に涙が止まらない。世界中を巻き込んだ、空前絶後の人命救助ドキュメンタリーだ。
◆矢田海里(「潜匠 遺体引き上げダイバーの見た光景」著者、ライター)
不可能と思われた救出を可能にしたダイバーたちの執念の軌跡が細部まで描かれている。善意と信念に満ちた17日間の奮闘に驚愕した。
◆吉田浩文(「潜匠」のモデル、潜水士、潜匠建設株式会社 代表取締役社長)
映像のクオリティーの素晴らしさに驚いた。潜水救助作業中の水の流れやフェイスマスク越しからの表情が、厳しい条件下での捜索を物語っている。このドキュメンタリー映画こそ民間ダイバーの発想力と技術力の高さを物語る最高作品だと思います。
◆吉田勝次(洞窟探検家、一般社団法人日本ケイビング連盟会長)
漆黒の闇に閉じ込められた子供たち。救助するためのあらゆる手段が失敗に終わる中、ケイブダイバーの光だけが届いた。
◆よしひろまさみち(映画ライター)
あの遭難事故は日本でも大きく報じられたが、そこで欠けていた情報は、命がけの救出作戦を担ったヒーローたち。こんなにも困難な作戦だったのか、と驚き、そして胸を打つ。