『セカコイ』クランクアップ 道枝駿佑から福本莉子へ“記憶に残る”花束プレゼント
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なにわ男子の道枝駿佑と女優の福本莉子がダブル主演する映画『今夜、世界からこの恋が消えても』がクランクアップ。撮影終了直後の現場にて、道枝から福本へサプライズの花束贈呈が行われた。
【動画】『セカコイ』クランクアップ 道枝駿佑、福本莉子へサプライズの花束贈呈
電撃小説大賞の2019年受賞作を実写化した本作は、眠りにつくと記憶を失ってしまう「前向性健忘」を患ったヒロインと、そんな彼女を献身的に支えるも、自らも大きな秘密を隠し持っている主人公のはかなくも切ない愛の物語。主人公・神谷透を本作が映画初主演となる道枝、ヒロインの日野真織を福本が演じる。監督は『僕等がいた 前篇・後篇』(2012)、『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』(2016)の三木孝浩。脚本は月川翔と松本花奈が共作。映画音楽には亀田誠治を迎えた。
2月にクランクインした本作は、約1ヵ月の撮影期間を経て、3月上旬、クランクアップを迎えた。数日前、一足先にクランクアップしていた道枝は、共にこの撮影を走り切った福本のクランクアップを祝すべく、撮影最終日に福本に内緒で現場入り。自身を“サプライズ好き”と公言するも、いざ本番となると、ソワソワし、かなり緊張した様子の道枝。しかし、いざそのタイミングが来ると、福本がカメラに向かい、撮影終了後インタビューを受けている背後から登場し、しっかり驚かせた。
突然、背後から道枝のサプライズを受けた福本は、「え! え?!」と困惑。道枝は「莉子ちゃんが、真織でいてくれたからこそ、僕も透でいつづけることができましたし、今日も今まで1ヵ月積み上げてきたものを放出する大変なシーンでしたが、走り続けた莉子ちゃん、すごいと思います。本当にお疲れ様でした!」と感謝と労いの言葉と共に花束を贈った。「びっくりした!! 突然知らない人が入ってきたかと…!!」とまったく予想していなかった福本の様子を受け、会場からは「サプライズ大成功~!」と笑いと拍手が起こった。
この日、道枝が贈った花束は、普段クランクアップでは贈られないドライフラワーの花束。今作のタイトル『今夜、世界からこの恋が消えても』に絡め、この現場の思い出が消えないようにと、“消えないで残る=ドライフラワー”が選ばれた。花束の花は、道枝自らが、たくさんの種類の中からチョイス。花言葉で「元気な女性」という意味のあるピンクのアジサイに、「感謝」という意味のカスミソウ、福本の好きな色であるブルーのカラーのスイートピー(花言葉:門出)、今作のイメージだという紫のスターチス(花言葉:永遠に変わらない)をチョイスし、クランクアップにふさわしい福本にぴったりな花束にした。
映画『今夜、世界からこの恋が消えても』は、7月29日より全国公開。
■道枝駿佑コメント
本当に濃い毎日を過ごせたので、クランクアップを迎えた今、寂しい気持ちでいっぱいです。初主演映画で分からないことも多く、人見知りなのでガツガツはいけなかったのですが、キャストの方やスタッフの皆さんとのコミュニケーションは意識して取るようにしていました。福本さんとは二度目の共演だったこともあり、気持ちも楽に、楽しく撮影に臨むことが出来ました。三木監督ともたくさんお話をさせて頂き、最初、透は声のトーンや姿勢も少し暗い印象なのですが、真織と出会ってから徐々に明るくなっていく過程を意識したり、これは僕個人がやっていたことなのですが、透は家事や料理をするので、爪は常に短い方が良いかなと、まめに切っていました。
この作品は、登場人物一人一人が悩みや葛藤を抱えていて、その葛藤に向かっていく姿や、足掻く姿が描かれています。幅広い世代の方に楽しんで頂けるような、儚くて尊い物語になっていると思いますし、自分としてもターニングポイントというか、記憶に残るような作品になると思います。
■福本莉子コメント
撮影を終えた実感がまだ湧かず、ぽわぽわしています(笑)本当に明るく楽しい現場で、消えて欲しくない思い出ばかりです。真織は記憶障害を抱えている女の子で、最初は自分の中で腑に落ちず難しい役だったのですが、三木監督とも相談しながら撮影を進めていく中で、自分の中に落とし込むことが出来ました。
道枝さんは、原作を初めて読んだ時にも感じましたが、現場でも透くんそのもので、ご本人が持っている優しさや誠実さがこの役にピッタリでした。一度共演したことがあったので、リラックスしてお芝居することが出来ましたし、道枝さんが透くんで本当に良かったなと心から思ってます。
この作品は、原作ファンの方にも絶対的に楽しんで頂ける作品になっていると思いますし、私としてもこれからの20代前半の自分を代表する一作になると思っています。
台本を読んで何度も泣いてしまったのですが、その感動を早く皆さんにお届けしたいです。楽しみに待っていてください!