初代“きれいなおねえさん”水野真紀、52歳の今「自分を諦めずに、日々をきちんと過ごす」
50代に突入した今も透明感と包容力あふれるオーラを放ち、俳優としてはもちろん、バラエティ番組出演など幅広く活躍している水野真紀。映画『今夜、世界からこの恋が消えても』では、「東宝シンデレラ」の後輩である福本莉子と親子役で共演を果たしている。ひょんなことをきっかけにオーディションに応募したという水野が、もがき悩んだこともあるというこれまでの道のりを明かすと共に、今の仕事&美容論について「一緒に年齢を重ねている方々ががっかりしないような、“元・きれいなおねえさん”でありたい」と一世を風靡したCMにかけて語った。
【写真】50代に突入した水野真紀、変わらぬ美しさで魅了
■『今夜、世界からこの恋が消えても』で目撃した、福本莉子の“今”の輝き
『今夜、世界からこの恋が消えても』は、電撃小説大賞の2019年受賞作品となった一条岬の小説を映画化したラブストーリー。眠りにつくと記憶を失ってしまう難病を患った日野真織(福本莉子)と、そんな彼女を支えつつも、自らも大きな秘密を隠し持っている神谷透(道枝駿佑)による、せつなくも優しい愛の物語だ。水野は、真織のことを常に気に掛け、寄り添う母、敬子を演じている。
台本を読んだ水野は「ものすごく入り込んでしまって」と物語に魅了されたそうで、完成作を観た感想としても「これは、私たち世代にとってもものすごく必要な映画」と50代となった彼女にとっても、「キュンキュンしました。2人が花火大会に行くシーンなんて最高。“かつて自分にもこういう青春があっただろう!”と思い出を一生懸命探したりして(笑)。若い2人から活力をもらいました」と恋に落ちていく透と真織の姿に大いに刺激された様子。
娘役の福本とは、「東宝シンデレラ」オーディション出身の先輩・後輩に当たる。水野は「莉子ちゃんはとても透明感あふれる女優さん」と印象を明かし、さらに「今、この瞬間の莉子ちゃんにしか出せない輝きを、三木(孝浩)監督がしっかりと切り取っている映画だと思います。羽ばたいていく瞬間を捉えてもらえることって、とても大切なこと。莉子ちゃんの輝きを見ていて、私はなんて幸せな現場に立ち合わせていただけたんだろうと、とても喜ばしく思いました」と母心をのぞかせる。